2023-02-22
車についた白い傷はドアパンチされた跡?見分け方と対処方法を解説
画像出典:photoAC
「車のドアに白い傷がついていた。もしかしてドアパンチされた傷?」と不安に感じていませんか?ドアパンチは、日常生活の中で最も起こりやすい事故の1つです。ドアパンチを受けた時の見分け方と、対処方法について詳しく解説します。
ドアパンチでついた白い傷の修理代はどれくらいかかる?
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ドアパンチでついた白い傷には、傷の状態に合った適切な修理が必要となります。フロントドアにドアパンチされたと仮定し、傷の状態ごとに見た修理方法をご紹介します。
大きな白い傷・へこみ:ドア交換
ドアに大きく白い傷が入っていたり、深くへこんだりしている場合は、ドア交換をすすめられることがあります。傷の範囲が大きく、補修してもほかの塗装の部分と浮いてしまったり、かえって修理費用の方が高くついてしまったりするためです。
ドア交換はディーラーで正規品を取り寄せてもらうほか、板金塗装工場で中古品を取り寄せてもらう方法もあります。いずれにせよドアの脱着作業とパーツ代、海外からの取り寄せの場合は輸送費もかかるため、修理費用は国産車で15万~20万、外車で30万~が相場とみておきましょう。
小さな白い傷・へこみ:板金塗装
10cm以内ほどの小さな白い傷や、うっすらとへこんでいる程度なら、板金塗装で傷の部分だけ補修するのが一般的です。
ディーラーに修理を依頼する場合は、ディーラーから契約している板金塗装工場に依頼するため、中間マージン料が発生することによりやや費用は高くなります。そのぶん、純正の塗料を使用したり、メーカーの厳しい基準を満たした板金塗装工場で修理したりするため、仕上がりの美しさは保証されています。修理費用は3万~10万が相場です。
板金塗装工場に直接依頼するという方法も有効です。腕のいい工場を自分で見つける手間はかかるものの、ディーラーのように中間マージンが発生しないため、費用を安く抑えられます。修理費用の相場は数千円~5万が相場です。
白い傷なし・へこみのみ:コンパウンド+デントリペア
へこみはあるものの、塗装の表面にうっすら傷がついている程度で塗装が必要ない場合は、コンパウンドで表面を磨き、デントリペアでへこみを修復する方法が向いています。デントリペアとは、「デントツール」という道具でへこみを引っ張り出したり押し出したりする方法で、デントリペア専門の修理業者で行います。
ドアの脱着を行わず、わずかな隙間からデントツールを刺し込んでへこみを押し出すため、工賃がかからないぶん修理費用は安くなります。修理費用は数千円~2万程度が相場です。また車の修復歴にも響かないため、車を売却する際の査定額に響きにくいのも特徴です。
デントツールでへこみを修復した後は、コンパウンドで磨いて傷を消したら完了するため、比較的短時間で作業は終了します。「ディーラーに持ち込むほどの傷じゃないし、短時間で安く修理したい」と考えている人におすすめの修理方法です。
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