2023-02-20
車の傷はタッチペンで直せる?修理できる傷の種類や手順について徹底解説
画像出典:photoAC
タッチペンを使用すれば、車についた傷を簡単に修理できます。この記事では、タッチペンで修理できる傷の範囲や、修理の手順に関して詳しく解説します。
「車についた傷をタッチペンで修理したい」「どの程度の傷を修理できるのか知りたい」と疑問に感じている人はいませんか?
「タッチペン」は別名「タッチアップペン」とも呼ばれ、車についた傷の修理を手軽に行えるアイテムです。ただ、タッチペンを使ってどの程度の傷まで修理できるのか、また修理の手順などをよく知らなかったりする人も多いのではないでしょうか。
本記事では、タッチペンで修理できる傷の範囲や、具体的な修理方法について詳しく解説します。タッチペンを使った修理に関する基本知識を深めたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
タッチペンで直せる傷の種類は?
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まずは、タッチペンで修理できる傷の範囲についてしっかり押さえておきましょう。どのような傷の修理に適しているのか、詳しく解説します。
タッチペンで修理できるのはひっかき傷など
タッチペンで修理できる傷は、下記の通りです。
まず、傷と一緒に車のボディにへこみが入っている場合は、タッチペンだけでは修理できません。へこみの修理には修理業者による板金作業が必要になるため、自分で塗装だけ整えたとしても、見た目が美しく仕上がりません。へこみはボディの正面から見ても気付きにくいため、斜めから見て確認します。斜めから見てボディがデコボコになっているようなら、自分で修理作業を行わず修理業者に依頼しましょう。
へこみが見当たらない場合は、塗装の状態と傷の程度を確認してください。塗装は大きく分けて、もっとも外側に位置する「クリア層」と、クリア層の下にある「色の層」に分かれており、その下にボディの鉄板があります。クリア層と色の層でボディの鉄板を保護しているのです。タッチペンで対応できるのは、色の層の表面が削れている程度の浅い傷に限ります。
反対に、クリア層のみについたごく浅い傷や、ガードレールなどに擦ってしまい、その塗料がついただけといった場合は、タッチペンではなくコンパウンド(研磨剤)を使用してボディの表面をなめらかにするという方法も有効です。タッチペンはあくまでも損傷した塗料を補う目的で使用するものと覚えておきましょう。
タッチペンは広い範囲の傷などの修理は苦手
次に、タッチペンでは修理しにくい傷をご紹介します。
前述したように、へこみをともなう傷はタッチペンでは修理できません。傷が鉄板に達している場合も、塗料の下に塗ってあるサビ止めが剥がれてしまっている状態なので、タッチペンでフタをしてしまうとかえってサビの発生に気付きにくくなる原因となります。急いで直したくなりますが、使用は控えましょう。
また、ガードレールに勢いよくぶつけてつくような、範囲の広い傷も、タッチペンで修理するとかえって傷が浮いて見えるため、おすすめできません。
上記のように、範囲の大きな傷や深い傷を自分で修理する際は、タッチペンではなく、スプレーやハケで塗布するタイプの塗料を使用するのがおすすめです。スプレーやハケは、まんべんなく広範囲に塗料を塗布することに優れているので、広範囲の傷も素早く塗装することが可能です。ただし、どちらのタイプの塗料も傷が入る前の完璧な状態に戻すことは極めて難しいです。塗装に慣れていない初心者が行う塗装は、あくまでも「傷を目立たなくさせる」程度の仕上がりになることを覚えておきましょう。
「完璧に綺麗な状態に仕上げたい」「失敗したくない」と感じる人は、最初から修理業者に依頼を出すことをおすすめします。
タッチペンを選ぶポイントは?
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車のタッチペンは、各メーカーからさまざまな種類のものが販売されており、何を基準に選べばいいのか分からない人も多いでしょう。タッチペンを選ぶときのポイントは大きく2つに分けられます。
それぞれ具体的にどう選べばいいのか、詳しく見ていきましょう。
傷の状態に合ったペンの形状を知る
画像:ソフト99公式サイト
タッチペンの形状は、基本的にはどのメーカーのタッチペンも、ハケタイプのものが主流です。メーカーごとにそれぞれ持ち手の大きさや毛の太さ、質感が異なるため、使い勝手も少しずつ変わってきます。
小さい傷や細かい傷には、ハケのサイズが小さく、細めのものを使用しましょう。ハケにコシがあるとさらに塗りやすくなります。反対に、細いサイズのハケで修理するのが大変だと感じる程度の大きな傷は、ハケのサイズが大きく太めのものを使用するのがおすすめです。
一般的なタッチペンは、カーショップやホームセンター、ネットなどで販売されています。ネットで購入する場合は、手に取って質感を確かめられないため、口コミや商品写真をチェックして扱いやすそうなものを選びましょう。
このように、傷の範囲に合わせて適切なサイズのハケを使い分けることが、ムラなく綺麗な仕上がりにする大切なポイントです。
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