2023-01-31
車の塗装が剥がれた!修理にかかる料金相場は?安く修理するコツを解説
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「車の塗装が剥がれた!修理費用の相場が知りたい」と感じていませんか?
車の塗装は、擦り傷や経年劣化によって剥がれてしまうことがあります。塗装の修理にかかる料金相場と、安く修理するコツについて詳しく解説します。
車の塗装が剥がれてしまった場合、「修理費用がいくら位になるのか知りたい」「なるべく安く修理したい」と感じる人も多いのではないでしょうか?
塗装剥がれは、車を所有しているドライバーなら誰しもが経験しうることです。修理費用の相場を知っておくことは、修理費用をあらかじめ想定するうえでとても重要と言えます。加えて安く修理するために、修理業者をかしこく選ぶのも、納得感の高い修理にするためには欠かせません。
本記事では、パーツ別に見た塗装剥がれの修理費用相場について詳しく解説します。自分で塗装剥がれを直せるか見極めるポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
塗装が剥がれてしまう2つの要因
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車の塗装剥がれは、何が原因で起こるのでしょうか。車の塗装が下地から剥がれてしまう原因は、大きく分けて2つあります。
それぞれ詳しく解説します。
傷やへこみによる剥がれ
一番分かりやすい剥がれの原因は、走行時につく傷やへこみが挙げられます。壁や枝に擦ってつく擦り傷は、ドライバーなら一度は経験したことがある人も多いでしょう。またボディがへこんでしまうと、衝撃で塗装がボディから剥離してしまうこともあります。一見塗装が剥がれていないように見えても、後からポロポロと塗装が剥がれてくる場合もあるため、注意が必要です。
また、高速道路を走行しているときに、前方の車が小石を巻き上げて後方に飛ばす「飛び石」も傷やへこみの原因となります。飛び石でつく傷は、走行中のドライバーは察知できないため、後から気付くことがほとんどです。飛び石が自分の車に当たらないよう、前方の車と十分な車間距離を開けることが、傷を防いで塗装を守るポイントと言えます。
塗装剥がれは放置するとどうなる?
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塗装の剥がれは、走行に影響が出ない分、ついつい放置してしまいがちです。しかし塗装の剥がれ方によっては、放置すると車体の劣化を招く原因になるため、注意が必要です。
ボディの塗装は、一番表面に位置する「クリア層」と、その下の「色の層」に分けられます。クリア層の表面についたごく浅い傷や、色の層に届いていても下地が見えていない傷なら、すぐに車体が劣化する心配はありません。急いで修理に出す必要はないでしょう。
反対に、色の層まで傷が届いており、ボディの下地が見えている傷は注意が必要です。車のボディは大部分が鉄板でできているため、塗装が剥がれた部分から雨や水濡れによる水分が侵入し、ボディの鉄板にサビを発生させます。ボディに発生したサビは、時間をかけて塗装の内側で徐々に進行していくため、ドライバーでも気付きにくく、知らず知らずのうちに放置してしまいがちです。
サビを長時間放置することで、気付いたときには塗装の内側の大部分を侵食しているケースもあります。塗装がパリパリと剥がれてきたり、鉄板の腐食によって車の耐久性が損なわれてしまったりという事態につながりかねません。このように塗装の剥がれを放置することで、車の劣化につながる危険性があるため、デメリットが大きいことが分かります。
修理にかかる料金相場
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塗装剥がれの修理にかかる費用について解説していきます。修理費を把握するポイントとして、まずは擦り傷のまわりにへこみや亀裂が入っていないか確認しましょう。
軽微な擦り傷のみの場合は、塗装のみの補修で済むため、修理費用は比較的安く済みます。反対に、擦り傷に加えてへこみや亀裂が見られる場合は、塗装と板金修理を行う必要が出てくるため、修理費はやや割高になります。
上記のポイントを抑えつつ、「塗装のみの場合」「傷修理と塗装をする場合」それぞれの修理にかかる費用相場をチェックしていきましょう。
塗装のみの場合の料金
まずは、塗装のみ行う場合で見ていきます。各パーツに5cm程度の擦り傷が入ったと仮定した場合の、修理費用相場は下記の通りです。
【塗装のみ 費用相場】
修理パーツ |
修理費用相場 |
バンパー |
1~4万 |
ドア |
2~5万 |
フレーム |
6~10万 |
エアロ |
数千円~1万 |
バンパーやエアロは、ほとんどの車で樹脂パーツを採用しているため、修理費用は安くなります。これは塗料を樹脂に塗布する際、鉄のパーツのように「加熱」によって塗料を定着させるのではなく、「常温乾燥」によって定着させることが多いため、作業工程が減るためです。
フレームは車の土台となるパーツなので、塗装を行う際は、周辺のパーツや部品を取り外す必要があります。解体・組み立ての作業が他のパーツよりも多くなるため、塗装のみであっても修理費用は高額になりがちです。
傷修理と塗装をする場合の料金
次に、塗装と修理を行う場合で見ていきましょう。各パーツに5cm程度の擦り傷が入ったと仮定した場合の、修理費用相場は下記の通りです。
【修理+塗装 費用相場】
修理パーツ |
修理費用相場 |
バンパー |
3~5万 |
ドア |
4~7万 |
フレーム |
10~100万 |
エアロ |
5,000~2万 |
樹脂でできたバンパーやエアロは、擦った衝撃でへこみやすいため、比較的修理が必要になるケースが多いのが特徴です。小さな亀裂程度ならパテで埋めてから塗装の工程に入るため、修理が必要であってもそこまで高額になることはありません。
ドアは、パワーウインドウの配線やサイドエアバッグが配置されており、修理や取り付けに手間がかかるため、修理費用がかさみがちなパーツです。また、軽量化のためにドアの素材をアルミやカーボンにしている車は、軽いへこみであっても板金が難しくなります。アルミやカーボンは軽量な分、やわらかい素材なので、従来の鉄製ボディと比較して成形が難しく、修理できる職人が限られてくるためです。
車の土台となるフレームに関しては、へこみが生じるほどの衝撃が加わると、他のパーツに影響がでていることも十分に考えられます。フレームの修理だけに留まらない可能性が高くなるため、修理費用は高額になりがちです。
バンパーやエアロは、ほとんどの車で樹脂パーツを採用しているため、修理費用は安くなります。これは塗料を樹脂に塗布する際、鉄のパーツのように「加熱」によって塗料を定着させるのではなく、「常温乾燥」によって定着させることが多いため、作業工程が減るためです。
フレームは車の土台となるパーツなので、塗装を行う際は、周辺のパーツや部品を取り外す必要があります。解体・組み立ての作業が他のパーツよりも多くなるため、塗装のみであっても修理費用は高額になりがちです。
塗装剥がれは自分で修理できる?
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塗装剥がれは、修理に出すと費用もそれなりにかかるため、「自分で修理したい」と感じる人も多いのではないでしょうか。塗装の状態によっては、市販の修理キットがあれば自分で修理することも可能です。自分で修理が可能な範囲は、下記を参考にしてください。
塗装の状態 |
|
自分で修理が可能か |
飛び石傷 |
・へこみのない傷 ・1mm以下の小さな傷
|
可能 |
|
・へこみのある傷 ・1mm以上の大きな傷 ・車体の下地が見える傷 |
不可能 (修理業者に依頼しましょう) |
擦り傷 |
・狭い範囲で塗装が剥がれただけの傷 ・鉄板が見えていない傷 ・へこみのない傷 |
可能 |
|
・車体の鉄板部分が見える深い傷 ・へこみのある傷 |
不可能 (修理業者に依頼しましょう) |
経年劣化 |
・塗装がボコボコと浮いている ・塗装がめくれている
|
不可能 (修理業者に依頼しましょう) |
塗装剥がれを自分で修理できるのか、実際に確認する手順をご紹介します。
1.へこみの有無を確認する
まず、自分で補修できるかどうかの判断基準として、へこみの有無を確認しましょう。傷の程度に関わらず、へこみは修理に出さないと元の状態に戻せないためです。
へこみは正面から見るだけでは一見分かりづらく、実際よりも小さく見えてしまうため、斜めから見て確認します。斜めから見て光を当てたときに、ボディに映った光が歪んで見える箇所がへこみです。また、正面から見ると1cm程の目立たないへこみだったとしても、斜めから見ると想像以上に大きくへこんでいる場合があります。へこみがあることを確認したら、修理業者に依頼しましょう。
2.傷の程度を確認する
へこみが見当たらない場合は、傷の程度を見ていきます。1mm以下の細かい傷や、爪でなでたときに引っかからない程度の傷なら、市販のコンパウンドやタッチペンを利用して自分で修理することが可能です。
反対に、1mm以上の目に見えるような傷や、色の層の深い部分まで達している傷、塗装が完全に剥がれて車体の下地となる鉄板が見えているような傷は、修理に出すほうが得策です。自力で塗装することも可能ですが、塗装が剥がれる前のきれいな状態に戻ることはまずありません。あくまでも「傷を目立たなくさせる」程度の仕上がりになるうえに、塗装の仕上がりが甘いと隙間から水分が入りサビの発生につながります。
また、経年劣化によって広範囲の塗装が浮いていたり、塗装がめくれたりしている場合も自分で修理を行うのは不可能です。塗装の下でサビが広がり、ボディが腐食されている可能性が高いため、サビ落とし・腐食部分のカット・溶接といった修理が必要になります。
このように、へこみがある・車体の鉄板が見えている・塗装が浮いている場合は無理に自分で直そうとせず、修理業者に依頼をするのが得策と言えます。塗装剥がれの程度によりますが、修理にかかる時間は3日〜2週間程度です。代車が必要な場合は、事前に代車の有無を確認してから予約するようにしましょう。
車の塗装剥がれを修理するなら楽天Carキズ修理
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車の塗装が剥がれる原因は、傷やへこみといった自分で把握できるものと、経年劣化のように自然と起きていくものなどさまざまです。いずれにせよ、塗装が剥がれているのを見つけたら、サビの進行を防ぐためにも、早めに塗装を行いましょう。
へこみのない塗装なら、市販のタッチペンやスプレーを使用して自分で修理できます。ただし、自力で塗装できるといっても、塗装が剥がれる前のきれいな状態に戻ることはまずありません。あくまでも「傷を目立たなくさせる」程度の仕上がりになるということを覚えておきましょう。
仕上がりを重視するなら、塗装の剥がれは自分で無理に直そうとせず、修理業者に依頼をするのが得策と言えます。ただ、修理業者も多いうえに値段もバラバラなので、車の傷に合った修理業者を選ぶのは難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そのような人には、修理業者の比較サイトを使うという方法がおすすめです。『楽天Carキズ修理』は、簡単な車の傷やへこみを修理してくれる業者を比較・予約できるポータルサイトです。お近くの修理業者を探せるうえに、修理箇所の写真を送信するだけで見積もりの概算を送ってもらえる『画像診断機能』もあるので、家から出ずに修理業者を選定できます。
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参考サイト
マルヤ通商株式会社|自動車塗料の基礎
http://www.maruya-t.co.jp/topics/car-1.htm
Honda公式サイト|塗装工程|クルマができるまで
https://www.honda.co.jp/kengaku/auto/paint/
コスモ石油販売|車の樹脂パーツにコーティングは可能? 施工法と効果を紹介
https://cos.cosmo-oil.co.jp/blog-detail/1/1000000692/
池内自動車|車の塗装剥がれは自分で補修できる!?修理代や原因などを解説
https://www.ikeuchi-jidousha.com/column/car-paintpeeling/#toc-1
カーコンビニ倶楽部|車の塗装がパリパリに剥がれてきた場合の原因や対処法は?
https://www.carcon.co.jp/column/article/2019080201/
池内自動車|車の塗装費用は部分ごとに変わる?修理代やDIY法など紹介
https://onl.sc/k7hZfV5
カーコンビニ倶楽部 |修理には塗装が必要なことも!車に傷がついたときの対処方法と費用
https://www.carcon.co.jp/column/article/2019061601/
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