2023-03-10
S660の燃費性能を徹底解説!カタログ燃費・実燃費情報や車種のスペックも紹介
「S660の燃費は良い?悪い?」と疑問に思っていませんか?本記事では、軽自動車規格のスポーツカーであるホンダのS660の燃費について徹底解説します。中古車価格もご紹介しますので、購入をご検討の方はぜひ参考にしてください。
「S660の燃費性能が知りたい」とお考えではありませんか?ホンダのS660は2022年3月に生産終了となりましたが、今なお人気を集める軽自動車規格のスポーツカーです。中古車で購入することを検討されている方もいるかと思いますが、日常的に使用する車だと燃費性能も気になりますよね。中には、「スポーツカーは燃費が悪そう」というイメージをお持ちでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、S660の燃費について詳しく解説します。カタログ燃費および実燃費の情報に加え、基本スペックやグレード情報、中古車価格も併せてご紹介しますので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。
S660の基本情報
出典:楽天Car
基本情報
サイズ |
全長:3,395mm 全幅:1,475mm 全高:1,180mm |
車両重量 |
830~850kg |
乗車定員 |
2人 |
駆動方式 |
MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ) |
総排気量 |
0.658L |
引用:ホンダ
ホンダのS660(エスロクロクマル)は軽自動車規格のオープンスポーツカーで、2015年3月から2022年3月まで生産されていました。2人乗りで、MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)というレイアウトが採用されている車種です。
MRとは、前輪と後輪の間にエンジンがあり、後輪を駆動する構造のことで、加速性や操縦性に優れることから本格的なスポーツカーなどで採用されています。S660は、このMRというレイアウトで軽自動車ながらも軽快な走行を得意としているのが特徴です。
S660には、ベーシックなグレードのβ(ベータ)と上位グレードのα(アルファ)という2つの標準グレードが展開されています。αには運転席&助手席シートヒーターやクルーズコントロールといった快適装備が備えられるほか、アクセサリーライト付フロントバンパーやレザーシートなど高級感のある装備が加わる点が特徴です。さらに、αではβにはないボディカラーも選択できます。
標準グレードのβとαでは、トランスミッションを6MT(6速マニュアルトランスミッション)とCVT(無段変速オートマチックトランスミッション)の2つから選択可能です。
また、詳しくは後述しますが、βとα以外のグレードとしてカスタムパーツを装着して販売されるコンプリートカーもラインナップしています。
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S660のカタログ燃費一覧
画像出典:photo AC
まずは、S660のカタログ燃費を見ていきましょう。
S660のカタログ燃費(km/L)
|
β |
α |
CVT車
|
6MT車
|
CVT車
|
6MT車
|
WLTC |
20.0 |
20.6 |
20.0 |
20.6 |
WLTC/市街地 |
15.2 |
16.0 |
15.2 |
16.0 |
WLTC/郊外 |
21.1 |
21.6 |
21.1 |
21.6 |
WLTC/高速道路 |
22.3 |
22.7 |
22.3 |
22.7 |
引用:ホンダ
S660の燃費性能はグレードによる違いはありませんが、トランスミッションによってわずかに差があります。WLTCモードの燃費はCVT車が20.0km/L、6MT車が20.6km/Lです。
スポーツカーには、燃費性能とトレードオフの関係とも言えるパワフルなエンジンを搭載している車も多いので、「スポーツカー=燃費が悪い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
しかし、軽自動車は排気量が660ccまでと定められており、S660も658ccの小排気量エンジンを搭載しています。また、サイズも軽自動車規格で小さいので、必然的に車両重量も普通・小型自動車よりも軽いです。
排気量が小さく車体が軽いという軽自動車の特徴から、S660は一般的なスポーツカーとしては燃費性能が比較的良いと言えるでしょう。
S660の実燃費と燃料費
画像出典:photo AC
先ほど、S660のカタログ燃費をご紹介しましたが、実際に車を走行させたときの燃費とカタログ燃費は異なります。
そのため、より実際の燃費に近い数値を知るためには、S660のユーザーが計測した実燃費を参考にしましょう。そこで、ここではS660の実燃費をご紹介します。
ただし、燃費は荷物や乗員の重さ、走行する道路の環境などさまざまな条件に左右されるため、あくまでも目安としてご覧ください。
S660の実燃費の目安
全グレード(CVT車) |
15.11~19.11km/L |
全グレード(6MT車) |
16.88~20.88km/L |
参考:e燃費
実燃費の面では、6MT車の方が良いケースが多いという結果になっていますが、CVT車との差はあまり大きくありません。むしろ、モデルによる違いというよりは、車の使い方が燃費に影響している側面が大きいと考えられます。
では、この実燃費の目安をもとに、車を1,000km走らせたときのガソリン代をシミュレーションしてみましょう。
S660のガソリン代の目安
|
CVT車 |
6MT車 |
実燃費の目安 |
15.11~19.11km/L |
16.88~20.88km/L |
ガソリン単価※1 |
168.2円/L |
ガソリン代(1,000km走行時)※2 |
8,802~11,132円 |
8,056~9,964円 |
※1 2022年12月12日時点の小売価格調査結果
※2 小数点以下四捨五入
参考:経済産業省 資源エネルギー庁
今回のシミュレーションでは、S660で1,000km走行すると8,000~11,000円程度のガソリン代がかかるという結果になりました。例えば、1年間で10,000km走行する人であれば、年間のガソリン代は80,000~110,000円になる計算です。
ガソリン代は車の維持費の中でも大きな割合を占める項目なので、車を購入される際は維持費のこともシミュレーションしておきましょう。
S660のおすすめのグレード2選
画像出典:photo AC
S660には、標準グレードのβとα以外にも、カスタムパーツを装備して販売するコンプリートカーのグレードが設定されていました。そこで、ここではS660のコンプリートカーである「モデューロX」と「MUGEN RA」についてご紹介します。
どちらも標準グレードより走行性能を向上させたグレードという位置付けで、よりスポーティーなドライビングを楽しみたい人におすすめです。
S660 モデューロX
モデューロXは、ホンダ車の純正パーツメーカーである「ホンダアクセス」が開発したカスタムパーツを装着したコンプリートカーです。
デザイン面では、インテリアに深みのあるボルドーレッドがあしらわれ、落ち着いた印象ながら標準グレードよりおしゃれな雰囲気となっています。また、サイドブレーキやシフトブーツなどにアルカンターラという人工皮革スエードが採用されており、特別感や高級感があるところも魅力です。
走行性能の面では、エアロパーツやサスペンションをはじめとするさまざまなパーツに、モデューロX専用品が装着されています。例えば、空力性能を追求したグリル一体型の専用フロントバンパーによって走行時の安定性が向上しているほか、高い接地性を実現する専用サスペンションで上質な乗り心地が追及されるなど、スポーティーな走行と優れた快適性が実現されました。
S660 MUGEN RA
「無限」とは、株式会社M-TECが展開しているホンダ車専用のカスタムパーツブランドです。M-TECはモータースポーツ事業を核にしている会社で、無限ブランドのほかにもレース用パーツの設計・製造や、自社レーシングチーム「TEAM MUGEN」での活動を行っています。
「MUGEN RA」は、M-TECが手掛けるホンダ車をベースとしたコンプリートカーで、無限ブランドこだわりのカスタムパーツを装着して販売されるモデルです。2016年に誕生し、S660、シビック、CR-Zの3車種でMUGEN RAモデルが展開されました。
S660 MUGEN RAには、優れた排気効率とスポーティーなサウンドを両立するステンレス製のサイレンサーや、コーナリング性能を向上させるBILSTEIN社製の車高調整式サスペンションなど、軽快な走行パフォーマンスを発揮する専用パーツが装着されています。
また、車内は黒を基調としていますが、ステアリングホイールやシートに情熱的な赤が使用され、スポーティーでインパクトのあるインテリアです。
国内外で多数のレースに参戦し、多数のレーシングカー用パーツを設計・製造してきたM-TECのノウハウから生まれたMUGEN RAは、走行性能でも見た目の存在感でも、スポーツカーとしての特徴をさらに極めたモデルだと言えます。
S660の中古車価格は?
画像出典:photo AC
前述した通り、S660はすでに生産終了してしまっているため、今後購入を希望される場合は中古車を購入することになります。そこで、ここではS660の中古車価格を見ていきましょう。参考までに、新車カタログ価格と併せてご覧ください。
S660の新車価格・中古車価格
新車価格(参考) |
198~315万円 |
中古車価格 |
139.8~498万円 |
(2022年12月時点)
引用:楽天Car
走行性能を重視されるスポーツカーは、どうしても車両価格が高くなってしまう傾向があります。しかし、S660は軽自動車規格のスポーツカーであるため、普通・小型自動車のスポーツカーに比べて新車価格もリーズナブルです。
新車価格は比較的リーズナブルな車種ですが、2022年3月の生産終了により人気ながらも新車では買えない車になり、中古車の流通台数も減少してしまったため、中古車価格が高騰しています。中古車価格にしては高いと感じるかもしれませんが、安いものでは100万円台前半で購入できる中古車もあるので、ご希望の条件と照らし合わせながらコスパの良い1台を探しましょう。
しかし、中古車の購入にあたっては、「車の状態が悪いのでは?」「どんなところに注意して中古車を選べばいいの?」などと不安がある方もいるのではないでしょうか?中古車は新車と違って車の状態が1台1台異なるため、新車以上に慎重に選ばなければならないのは事実です。
しかし、走行距離や年式、傷や汚れの有無など、車のスペックをきちんと確認していれば、ご希望の条件に合った車を見つけることができるでしょう。また、鑑定書付きの中古車を扱っている販売店を利用することで、「聞いていた情報と実際の車の状態が異なっていた」というトラブルを回避することもできます。
こちらの記事では中古車購入の流れを詳しく解説していますので、S660の中古車を購入しようと検討されている方は、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
関連記事:中古車購入の流れ|必要書類や新車購入との違いも解説
S660の中古車を購入するなら楽天Carがおすすめ!
画像出典:photo AC
この記事では、ホンダのS660の燃費性能について解説しました。S660は軽自動車規格のスポーツカーなので、普通・小型自動車のスポーツカーに比べて燃費性能は良いと言えます。「スポーツカーが欲しいけど燃費も重視したい」という方は、ぜひこの記事を参考にS660の購入を検討してくださいね。
ただし、S660はすでに生産終了している車種で新車を購入することはできないため、中古車が唯一の選択肢です。中には、中古車の購入に不安があり、S660の購入を諦めようとお考えの方もいるかもしれませんが、あまり古くない車やきちんとメンテナンスがされている車など、中古車の中には状態の良い車もあります。走行距離や年式をはじめとする車の状態をきちんと確認すれば、きっとご希望の条件にあった中古車に出会えるでしょう。
そこで、中古車を安心してお得に購入したいなら、楽天の中古車販売サービス「楽天Car」がおすすめです。
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お店に行かずに車を購入したい方や、鑑定書付きの車を選びたい方はぜひ「楽天Car」を利用してみてくださいね!
楽天Car
参考サイト
S660(2022年3月終了モデル)|Honda公式サイト(参照日:2022-12-20)
https://www.honda.co.jp/auto-archive/s660/2022/
Modulo X|S660(2022年3月終了モデル)|Honda(参照日:2022-12-20)
https://www.honda.co.jp/auto-archive/s660/2022/modulox/
無限 | MUGEN RA(参照日:2022-12-20)
http://www.mugen-power.com/automobile/complete/MUGEN-RA/
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