2023-03-09
スイフトの燃費は良い?悪い?実燃費や旧型との比較を踏まえて解説!
「スイフトの燃費が知りたい」と、お考えではありませんか?本記事では、スズキの人気コンパクトカーであるスイフトおよびスイフトスポーツのカタログ燃費や実燃費、旧型との比較など、気になる燃費性能について徹底解説します!
スイフトやスイフトスポーツの燃費が知りたいとお考えではありませんか?スズキを代表するコンパクトカーのスイフトは、新車価格がリーズナブルでコスパの良い車種として知られています。スイフトやスイフトスポーツの購入を検討されている方もいるかと思いますが、購入するにあたっては燃費性能も気になりますよね。燃費はガソリン代にも影響するため、いくら車両価格が安い車であっても燃費が悪ければ維持費が高額になり、結局あまりお得にならないということも多いので要注意です。
そこで本記事では、スイフトおよびスイフトスポーツの燃費について徹底解説します。カタログ燃費や実燃費情報はもちろん、旧型と新型の燃費比較も交えて解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
スイフトの基本情報
出典:楽天Car
基本情報
|
スイフト |
スイフトスポーツ |
サイズ |
全長:3,845~3,855mm 全幅:1,695mm 全高:1,500~1,525mm
|
全長:3,890mm 全幅:1,735mm 全高:1,500mm
|
車両重量 |
840~970kg |
970~990kg |
乗車定員 |
5人 |
5人 |
駆動方式 |
2WD、4WD |
2WD |
総排気量 |
1.242L |
1.371L |
引用:スズキ / スズキ
スイフトは2000年から販売されているハッチバック型のコンパクトカーです。3回のフルモデルチェンジを経て、2022年12月現在は4代目となる2017年モデルが販売されています。
2017年モデルのスイフトでは、新プラットフォーム「ハーテクト」を採用し、軽量かつ高剛性のボディで走行性能が向上しました。
また、「スイフト」の名前を冠する車種として、スイフトスポーツも販売されています。スイフトスポーツは「スポーツ」の名称通り、走りの性能に特化したスイフトのスポーツモデルという位置付けです。
空気抵抗を低減するフォルムやコーナリング性能を向上するサスペンションなどを採用しており、スポーティーで軽快な走行を実現していながら、リーズナブルに購入できるコスパの良い車種として人気を集めています。
スイフトのカタログはこちら
販売中のスイフトの中古車価格を見てみる
スイフトのカタログ燃費一覧
画像出典:photo AC
ここでは、スイフトとスイフトスポーツのカタログ燃費を確認していきましょう。現行スイフトのカタログ燃費は、下記のWLTCモードで示されています。
カタログ燃費の表記について
●WLTC…2014年に採択された国際的な試験方法による燃費
●WLTC/市街地…信号や渋滞の影響を受ける比較的低速な走行を想定した燃費
●WLTC/郊外…信号や渋滞の影響をあまり受けない走行を想定した燃費
●WLTC/高速道路…高速道路での走行を想定した燃費
スイフトのカタログ燃費
まずは、スイフトのカタログ燃費をご紹介します。スイフトのグレードは、安い方から順に「XG(ガソリン)」「HYBRID MG(マイルドハイブリッド)」「RS(ガソリン)」「HYBRID RS(マイルドハイブリッド)」の4つです。ここでは、ガソリンモデルとハイブリッドモデルに分けてカタログ燃費を見ていきましょう。
ガソリン
スイフトのガソリンモデルのグレードはベースグレードの「XG」と上位グレードの「RS」です。駆動方式はどちらのグレードにも2WDと4WDが設定されています。4WDのトランスミッションは副変速機構付CVTのみですが、2WDは5MT(5速マニュアルトランスミッション)と副変速機構付CVTから選択可能です。
スイフト(ガソリンモデル)のカタログ燃費(km/L)
|
XG |
RS |
2WD |
4WD |
2WD |
4WD |
5MT |
CVT |
CVT |
5MT |
CVT |
CVT |
WLTC |
21.8 |
20.0 |
18.8 |
21.8 |
20.0 |
18.8 |
WLTC/市街地 |
17.3 |
14.8 |
14.3 |
17.3 |
14.8 |
14.3 |
WLTC/郊外 |
22.8 |
21.0 |
19.5 |
22.8 |
21.0 |
19.5 |
WLTC/高速道路 |
23.7 |
22.7 |
21.1 |
23.7 |
22.7 |
21.1 |
引用:スズキ
スイフトの燃費性能は、グレードによる差はありません。しかし、駆動方式とトランスミッションによって少し違いがあります。最も燃費が良いのは2WDの5MT車で、WLTCモードの燃費が21.8km/Lです。
ちなみに、スイフトが販売開始された2016年度の乗用車の平均燃費は、JC08モードで21.9km/L(参考:国土交通省)でした。JC08モードの燃費をWLTCモードに換算するともう少し低い数値になることを考えると、市場に流通している車の中でスイフトの燃費は比較的良いと言えるでしょう。
ハイブリッド
ハイブリッドモデルのグレードはベースグレードの「HYBRID MG」と上位グレードの「HYBRID RS」の2つです。ガソリンモデル同様に、2WDと4WDの駆動方式が設定されています。トランスミッションは2WD、4WDいずれも副変速機構付CVTのみです。
スイフト(ハイブリッドモデル)のカタログ燃費(km/L)
|
HYBRID MG |
HYBRID RS |
2WD |
4WD |
2WD |
4WD |
CVT |
CVT |
CVT |
CVT |
WLTC |
21.0 |
19.6 |
21.0 |
19.6 |
WLTC/市街地 |
17.0 |
16.2 |
17.0 |
16.2 |
WLTC/郊外 |
21.5 |
19.7 |
21.5 |
19.7 |
WLTC/高速道路 |
23.0 |
21.5 |
23.0 |
21.5 |
引用:スズキ
ガソリンモデルと同じように、ハイブリッドモデルのカタログ燃費もグレードによる違いはありません。最もカタログ燃費が良いのは2WD車で、WLTCモードの燃費は21.0km/Lです。
「ハイブリッドモデルはガソリンモデルよりも燃費が良い」というイメージがあるかもしれませんが、スイフトの場合はガソリンモデルと大きな差がないばかりか、最も燃費の良い車で比較するとガソリンモデルの方がやや低燃費となっています。
スイフトスポーツのカタログ燃費
続いて、スイフトスポーツのカタログ燃費を見ていきましょう。スイフトスポーツにはグレードの設定がなく、駆動方式は2WDのみとなります。トランスミッションは6MT(6速マニュアルトランスミッション)と6AT(6速オートマチックトランスミッション)から選択可能です。
スイフトスポーツのカタログ燃費(km/L)
|
6MT |
6AT |
WLTC |
17.6 |
16.6 |
WLTC/市街地 |
13.8 |
11.9 |
WLTC/郊外 |
18.8 |
17.6 |
WLTC/高速道路 |
19.2 |
19.1 |
引用:スズキ
トランスミッションの違いによる燃費の差はあまり大きくありませんが、6MTの方がやや低燃費です。
スイフトスポーツは走行性能を特に重視しているモデルなので、スイフトに比べると燃費は少し劣ります。その分、スイフト以上に操縦性や安定性といった走行性能が高い点が魅力なので、スイフトとスイフトスポーツを選ぶ上では、車に何を求めるかの優先順位を決めておくと良いでしょう。
スイフトの実燃費と燃料費
画像出典:photo AC
カタログ燃費は一定の条件で測定されたものなので、実際に走行したときの燃費とは異なります。そのため、ここではスイフトとスイフトスポーツを利用しているユーザーの計測値を参考に、それぞれ実燃費の目安を見ていきましょう。
ただし、燃費は運転の仕方や道路状況などさまざまなことに影響されるため、あくまでも参考としてご覧ください。
スイフトの実燃費・燃料費の目安
先にご紹介したように、スイフトはガソリンモデルとハイブリッドモデルで燃費に大きな差はありません。また、駆動方式やトランスミッションによる差もあまり大きくありませんでした。ここでは、スイフトの実燃費の目安をご紹介しますが、各モデルの燃費の差がどうなるかにも注目してくださいね。
ガソリン
スイフトのガソリンモデルを使用しているユーザーのデータを参考にした、実燃費の目安は次の通りです。
スイフト(ガソリンモデル)の実燃費の目安
2WD(5MT) |
17.88~21.88km/L |
2WD(CVT) |
16.56~20.56km/L |
4WD(CVT) |
15.18~19.18km/L |
参考:e燃費
この実燃費の目安をもとに、1,000km走行時のガソリン代をシミュレーションしてみましょう。
スイフト(ガソリンモデル)のガソリン代の目安
|
2WD(5MT) |
2WD(CVT) |
4WD(CVT) |
実燃費の目安 |
17.88~21.88km/L |
16.56~20.56km/L |
15.18~19.18km/L |
ガソリン単価※1 |
168.2円/L |
ガソリン代(1,000km走行時)※2
|
7,687~9,407円 |
8,181~10,157円 |
8,770~11,080円 |
※1 2022年12月12日時点の小売価格調査結果
※2 小数点以下四捨五入
参考:経済産業省 資源エネルギー庁
今回のシミュレーションでは、2WDの5MT車で1,000km走行したときのガソリン代は7,687~9,407円程度になるという結果になりました。最も燃費の悪い4WDのCVT車では8,770~11,080円となっているので、選択するグレードによって1,000km走行ごとに1,000円以上の差が生まれる可能性が高いです。
ハイブリッド
続いて、ハイブリッドモデルのスイフトの実燃費の目安をご覧ください。
スイフト(ハイブリッドモデル)の実燃費の目安
2WD |
16.14~20.14km/L |
4WD |
14.97~18.97km/L |
参考:e燃費
ガソリンモデルと同様に、実燃費の目安からガソリン代をシミュレーションしてみましょう。
スイフト(ハイブリッドモデル)のガソリン代の目安
|
2WD |
4WD |
実燃費の目安 |
16.14~20.14km/L |
14.97~18.97km/L |
ガソリン単価※1 |
168.2円/L |
ガソリン代(1,000km走行時)※2
|
8,352~10,421円 |
8,867~11,236円 |
※1 2022年12月12日時点の小売価格調査結果
※2 小数点以下四捨五入
参考:経済産業省 資源エネルギー庁
スイフトのハイブリッドモデルの2WD車では、1,000kmあたりのガソリン代が8,352~10,421円になるという結果になりました。
ガソリンモデルの2WDでは、1,000km走行したときのガソリン代が7,687~9,407円(5MT車)、8,181~10,157円(CVT車)というシミュレーションだったことを考えると、ガソリンモデルと比較して大きな差が生まれるわけではないと言えます。
スイフトスポーツの実燃費・燃料費の目安
次に、スイフトスポーツの実燃費の目安を見ていきましょう。
スイフトスポーツの実燃費の目安
2WD(6MT) |
13.24~17.24km/L |
2WD(6AT) |
12.47~16.47km/L |
参考:e燃費
スイフトスポーツはスイフトよりもカタログ燃費が劣るとお伝えしましたが、実燃費でもやはりスイフトよりは数値が悪くなるようです。続いて、この数値をもとにガソリン代のシミュレーションをしてみましょう。
スイフトスポーツのガソリン代の目安
|
2WD(6MT) |
2WD(6AT) |
実燃費の目安 |
13.24~17.24km/L |
12.47~16.47km/L |
ガソリン単価※1 |
168.2円/L |
ガソリン代(1,000km走行時)※2
|
9,756~12,704円 |
10,212~13,488円 |
※1 2022年12月12日時点の小売価格調査結果
※2 小数点以下四捨五入
参考:経済産業省 資源エネルギー庁
前述したスイフトでは、ガソリンモデルで最も燃費が良い2WDの5MT車のガソリン代は、7,687~9,407円程になるという結果でした。この数字と比較すると、スイフトスポーツのガソリン代は同じMT車で9,756~12,704円なので、1,000kmあたり少なくとも2,000~3,000円の差になることが考えられます。
1年で10,000km走行すると仮定すると、年間のガソリン代では20,000~30,000円の違いになる計算です。スイフトスポーツはスイフトよりも走行性能が高く、非常に魅力的な車種なので簡単に比較することはできませんが、維持費をできるだけ抑えたいと考えている人はご注意ください。
スイフトとスイフトスポーツ前型との燃費比較
画像出典:photo AC
2022年12月現在新車が販売されているのは、4代目となる2017年モデルのスイフトおよびスイフトスポーツですが、旧型である3代目の2010年モデルも中古車市場で人気があります。1つ前のモデルなので現行型よりも価格が落ちて購入しやすくなっていることはもちろん、流通量も多いので選択肢の幅も広いです。
そこで、ここでは中古車市場で人気の旧型(2010年モデル)と、この記事でご紹介している現行型(2017年モデル)のスイフトとスイフトスポーツの燃費を比較します。
【スイフト(RS)】最新ZC83SとZC72Sの燃費比較
まずは、新旧スイフトの燃費を比較しましょう。ここでは、RSグレードの中から、2WDのCVT車という同じ条件のモデルをピックアップして比較します。
また、先ほど現行型のスイフトでは、WLTCモードのカタログ燃費をご覧いただきました。しかし、WLTCモードは2014年に採択された方式のため、2010年モデルのスイフトはWLTCモードによるカタログ燃費値がありません。そこで、2017年モデルのスイフトも、2010年モデルのスイフトと同じ「JC08モード」という測定方法によるカタログ燃費をご紹介します。
2017年モデルと2010年モデルのスイフト(RS)の燃費比較
2017年モデル(5BA-ZC83S) |
21.6km/L |
2010年モデル(DBA-ZC72S) |
20.6km/L |
※JC08モードによるカタログ燃費
引用:楽天Car
新旧のスイフトを比較すると、2017年モデルは21.6km/L、2010年モデルは20.0km/Lと、現行型である2017年モデルの方が低燃費であることがわかります。しかし、燃費性能の差は決して大きいわけではなく、2010年モデルのスイフトも十分検討する価値があると言えるでしょう。
【スイフトスポーツ】最新ZC33Sと前型ZC32Sの燃費比較
続いて、スイフトスポーツの2017年モデルと2010年モデルの燃費の違いを見ていきましょう。ここでは、2WDの6MT車で比較します。
ただし、スイフトスポーツの2017年モデルはWLTCモードの燃費しか公開されていないのに対し、2010年モデルの燃費は10・15モードの燃費しか公開されていません。そのため、同じ測定方法による単純比較は不可能なのでご注意ください。
2017年モデルと2010年モデルのスイフトスポーツの燃費比較
2017年モデル(4BA-ZC33S)※WLTCモード |
17.6km/L |
2010年モデル(CBA-ZC32S)※10・15モード |
15.6km/L |
引用:楽天Car
燃費の測定方法は、より実際の走行実態に近い条件となるように、10・15モード(1991年~)→JC08モード(2011年~)→WLTCモード(2017年~)と、異なる測定方法が採用されてきました。WLTCモードが最も実燃費との差が少なくなる方法で測定されるため、JC08モードや10・15モードに比べてカタログ燃費の数値は悪くなります。
今回はWLTCモードと10・15モードで比較していますが、2010年モデルの燃費をWLTCモードに換算すると15.6km/Lよりも下がると考えられるので、もう少し燃費性能の差が開くでしょう。燃費性能やガソリン代だけで考えると、現行の2017年モデルに分があります。
しかし、2010年モデルは中古車価格が安いので、車両価格と維持費の総額で考えると、走行距離によっては2010年モデルの方が安くつくこともあるでしょう。コスパの良さでスイフトスポーツを選ぶ際は、車の使用頻度などを考える必要があります。
スイフトの価格は?
画像出典:photo AC
実際にスイフトやスイフトスポーツの購入を検討されていると、維持費だけでなく車両の購入代金も気になりますよね。そこで、ここではスイフトとスイフトスポーツの新車価格・中古車価格をご紹介します。
スイフト・スイフトスポーツの価格
|
スイフト |
スイフトスポーツ |
新車価格 |
138.82~210.1万円 |
188.54~215.27万円 |
中古車価格 |
9.8~389万円 |
(2022年12月時点)
引用:スズキ / スズキ / 楽天Car
スイフトは新車価格138.82万円から購入できるリーズナブルな車種です。走行性能を高めたスイフトスポーツでも、安いグレードは200万円以下で購入できます。
しかし、それでも100万円を超える買い物なので、決して安いとは言えません。そこで、スイフトやスイフトスポーツを少しでも安く購入したい場合は中古車も検討しましょう。
特に、2017年モデルの発売により、2010年モデルは非常に購入しやすい価格になっています。また、スイフトは人気車種で中古車市場にも多く出回っており、グレードや装備品、車の状態など、ご希望の条件に合った中古車が見つかる可能性も高いです。
中古車の購入に不安がある方もいるかもしれませんが、車選びのポイントや購入の流れを理解しておけば、過剰に心配する必要はありません。こちらの記事では、中古車購入の流れを詳しく解説していますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
関連記事:中古車購入の流れ|必要書類や新車購入との違いも解説
スイフトの中古車を購入するなら楽天Carがおすすめ!
画像出典:photo AC
この記事では、スイフトおよびスイフトスポーツの燃費性能について解説しました。スイフトは車両価格の安さで人気の車種です。特に、スイフトスポーツは優れた走行性能とコスパを実現しているので、リーズナブルで性能の良い車が欲しいという人はぜひ検討してくださいね。
スイフトは新車価格も比較的安めですが、中古車だとさらに安く購入することができます。1つ前のモデルである2010年モデルは特に買いやすい価格になっているので、お得にスイフトを購入したいという方は中古車の購入がおすすめです。
そこで、中古車を安心してお得に購入したい方は、楽天の中古車販売サービス「楽天Car」をチェックしてみてください。
楽天Carでは、10万台以上の豊富な在庫の中から価格や走行距離、年式などを簡単に比較して中古車を選ぶことができます。また、保証などのアフターサービスも充実しているので、購入後も安心です。 もちろん、購入金額に応じた楽天ポイントも進呈されます。
お店に行かずに車を購入したい方や、鑑定書付きの車を選びたい方はぜひ「楽天Car」を利用してみてくださいね!
楽天Car
参考サイト
Swift - スイフト - スズキ(参照日:2022-12-20)
https://www.suzuki.co.jp/car/swift/
スイフトスポーツ|スズキ(参照日:2022-12-20)
https://www.suzuki.co.jp/car/swiftsport/
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