2022-10-19
飛び石でボンネットに傷が!修理費用や予防方法を解説
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「飛び石でボンネットに傷がついた!どうしたらいいの?」と考えていませんか?
飛び石でついた傷の程度によって、修理費用は大きく変動します。本記事では、飛び石の傷による修理費用の相場や、傷の予防方法に関して解説します。
「飛び石でボンネットに傷がついてしまった!修理費用の相場が知りたい。」「飛び石を予防する方法はある?」と疑問をお持ちの方は多いでしょう。
車を運転していると、「バチッ!」という音とともに小さな傷がついていた、といった経験はありませんか?これは、前方の車が地面の小石を巻き上げて飛ばす、「飛び石」が原因かもしれません。修理にかかる費用の相場が分からない、どの修理業者に依頼するべきか判断できない、といった人も多いのではないでしょうか。
本記事では、飛び石が起こる原因や、修理費用の相場、修理業者を選ぶ際のポイントなどについて詳しく解説します。飛び石でついた傷の修理に関する基本知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
飛び石は修理が必要?
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運転中、「バチン!」「コン!」という音とともに、車に意図しない傷がついてしまうことがあります。これは、前方を走る車の後輪が、地面の小石を巻き上げて飛ばしてしまう、「飛び石」が原因です。飛び石による被害は、自分で修理できるような軽度のものから、修理を依頼するほどの重度の傷まで様々です。
車に傷がついた場合、修理に出すかどうかは、下記の基準を目安に判断しましょう。
修理に出すべき傷 |
修理に出さなくてもいい傷 |
・へこみのある傷 ・1㎜以上の大きな傷 ・車体の下地が見える傷 |
・へこみのない傷 ・1㎜以下の小さな傷 |
まず、修理に出すかどうかの判断基準として、へこみの有無を確認しましょう。
傷の程度に関わらず、へこみがある場合は修理に出さないと元の状態に戻すことができません。へこみは正面から見ると分かりづらく、小さく見えてしまうため、斜めから見て確認します。
斜めから見て光を当てた時に、ボディに映った光が歪んで見える箇所が、へこみになります。また、正面から見ると1cm程の小さなへこみだったとしても、斜めから見ると想像以上に大きなへこみになっている場合があります。このようにほとんどの場合は正面から見るよりもへこみが大きくなるため、確認する際は注意が必要です。
次に、車の塗装についた傷の程度を確認しましょう。車の塗装は大きく分けて、もっとも外側に位置する「クリア層」と、クリア層の下にある「色の層」に分かれています。修理に出さなくてもいい傷というのは、クリア層のみについた浅い傷や、色の層の浅い部分についた傷を指します。どちらも1㎜以下の細かい傷なら、自分でタッチアップペンや修理キットを利用して修理することが可能です。
反対に、1㎜以上の目に見えるような傷や、色の層の深い部分まで達している傷、塗装が完全にはがれて車体の下地となる鉄板が見えているような傷は、修理に出す必要があります。たとえ範囲の狭い傷であっても、深い部分まで傷が達してしまうと、車体の鉄板が腐食し徐々にサビが広がる可能性があるためです。このような傷は無理に自分で直そうとせず、修理業者に依頼をするのが得策と言えます。
飛び石でボンネットに傷がついた場合の修理費用
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デントリペアなら修理に時間がかからない
飛び石で車のボンネットに傷がついた場合の、修理費用の相場を解説します。修理費用は傷の程度や数で大きく変動するので、あくまで費用の目安として参考にしてください。
【修理費用の目安】
傷の程度 |
料金相場 |
修理時間 |
浅い傷 |
数千円~2万 |
約30分~数時間 |
へこみのある傷 |
約3~5万 |
約半日~数日 |
塗装はがれや、へこみのない浅い傷は、コンパウンドのような目の細かい道具で傷を磨くだけで済む場合もあり、大がかりな修理作業を必要としません。パーツを取り外したり、へこみを修理したりといった作業が必要ないぶん、費用も安くなり修理にかかる時間も短時間で済みます。
反対に、へこみや下地が見えるほどの深い傷があるという場合は、板金修理が必要になるため、修理費用が高額になります。パーツの取り外しを行う場合は、さらに修理に時間がかかるので、場合によっては数日車を預けなければいけなくなる可能性も出てきます。深い傷を発見した場合は、あらかじめ修理費用と時間がかかることを考慮してから、修理に出すようにしましょう。
また特殊なカラーを使用している場合や、外車の塗装に傷がついた場合などは、傷の程度に関わらず修理費用が高額になる可能性が高くなります。塗料をメーカーから取り寄せたり、特殊な技術で再塗装を行う必要があるためです。時間と費用がかかることを頭に入れておく必要があります。
飛び石の傷はどこで修理できる?
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飛び石でできた傷は、なるべく早く修理業者に依頼するのがおすすめです。ただ、どこに依頼すればいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。飛び石の傷は、おもに下記の修理業者に相談できます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットがあるので、しっかり押さえて修理に出しましょう。それぞれ詳しく解説していきます。
ディーラー
ディーラーに修理を依頼する場合のメリット・デメリットはこちらです。
|
メリット |
デメリット |
デントリペア |
・仕上がりがキレイ ・手間がかからない ・代車を貸してくれることも |
・費用が高い |
ディーラーに修理を依頼するメリットは、レベルの高い修理業者を探す手間がかからず、修理後の仕上がりがキレイになることが挙げられます。
厳密には、ディーラーが修理依頼の窓口となって、契約している下請けの板金塗装工場で修理を行っています。ディーラーは車を売ることが専門なので、塗装の修理や板金はあくまでサービスの一部に過ぎず、専門外のサービスとなるためです。なので、ディーラーに塗装修理の依頼が来たら、そのまま板金塗装工場に修理依頼を出し、修理に回します。この時の中間マージン料があるため、ディーラーに依頼する修理は高額になる傾向があります。
ただ、ディーラーと契約している板金塗装工場は、一定の基準をクリアしたレベルの高い工場のみです。塗料も社内の純正品を使用するので、色味がズレることもありません。仕上がりのレベルが高く、傷が元の状態に戻って返ってくるでしょう。修理にかかる時間が長い場合は、代車を貸してくれる場合もあるため、サービス面では充実していると言えます。
このように感じている方は、ディーラーに修理を依頼するのがおすすめです。
ガソリンスタンド・カーショップ
ガソリンスタンド・カーショップに修理を依頼する場合のメリット・デメリットはこちらです。
メリット |
デメリット |
・店舗が多い ・修理時間が短い |
・修理を断られる可能性がある |
ガソリンスタンドやカーショップに修理を依頼するメリットは、店舗数が多いことと、修理時間が短い点が挙げられます。
ガソリンスタンドやカーショップは、地域のいたるところにあるため、近くの店舗へ気軽に持ち込みやすく、修理業者を探す手間もかかりません。お出かけのついでや、お休みの日を利用して気軽に修理依頼できるのがうれしいポイントです。店舗で修理を行うスタッフの人数も多く、簡単な塗装の修理ならその場で修理を行ってくれる場合がほとんどです。
ただし大きなへこみのある傷や、塗装が大きくはがれた傷は、修理を断られる可能性があります。ガソリンスタンドやカーショップに依頼できる傷は、あくまでも軽度〜中度の傷が対象です。重度の傷は板金や再塗装など、大がかりな修理が必要になり、ガソリンスタンドやカーショップでは対応できないことが多いためです。
また、特殊な塗料を使用したカラーや、外車の場合も注意が必要です。店舗に塗料の扱いがなかったり、修理に専門の技術が必要になったりと、店舗内だけでは対応しきれないため、修理を断られる可能性が高くなります。
このように感じている方は、一度ガソリンスタンドやカーショップに持ち込んでみて、相談するのがおすすめです。
板金塗装工場
板金塗装工場に修理を依頼する場合のメリット・デメリットはこちらです。
メリット |
デメリット |
・費用が安い ・腕のいい板金屋なら仕上がりがキレイ
|
・腕のいい板金屋を探す手間がかかる |
板金塗装工場に直接依頼する場合、ディーラーと違って中間マージンを取られないため、費用を安く押さえられるのがメリットです。傷の程度に関わらず修理を行ってくれるので、断られる心配もありません。そして、腕のいい半金塗装工場に依頼すれば、仕上がりもキレイなので、費用とクオリティどちらも重視したい人におすすめです。
ただ、腕のいい板金塗装工場を自分で探す必要があるため、やや手間がかかります。直接工場に見積もり依頼を出したり、ネットで口コミを調べたりと、情報収集する必要があることを覚えておきましょう。
代車の有無は、板金塗装工場の規模によって変わります。大きな傷が入ってしまい、修理に時間を要する場合は、代車の貸出がある工場を探さなければいけません。
このように感じている方は、板金塗装工場に修理を依頼するのがおすすめです。
飛び石の被害を防ぐためには車間距離を保つ事
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飛び石の被害を防ぐためには、前方の車と車間距離を保つことが重要です。飛び石が起こりやすいシチュエーションと、原因について解説します。
飛び石は、路面に転がっている小さな石や砂利を車の後輪が巻き込み、高速走行とともに勢いよく飛び出して後続の車にぶつかる現象を指します。小石が車体を傷つけるほどのスピードでぶつかってくる現象なので、高速道路で起こることがほとんどです。特に高速走行するスポーツカーや、タイヤのサイズが大きいトラックは、小石を巻き込みやすいため、飛び石が起こりやすい車と言えます。
飛び石は高速走行する場面ではどこでも起こりやすい現象であり、ドライバーの故意によって起こる訳ではないため、罰則は存在しません。飛び石の被害を受けた場合は、修理費用は自分で出す必要があるため、日ごろから予防に徹することが大切なポイントです。
飛び石は、前方を走るタイヤから放射線を描いて飛んできます。ある程度の車間距離を保っておくと、飛んできた石が車にぶつかることなく落下するため、被害を受けることはほとんどありません。車間距離を保つことは、飛び石を回避するのにとても有効な方法と言えます。
時速100㎞で走行している場合、およそ100mの車間距離を保つのが適切です。車間距離が短いと、事故防止や飛び石の被害を受けるばかりでなく、ブレーキの回数が増えることによるブレーキパットの消耗・燃費の悪化・ガソリンの無駄な消費など、デメリットの方が大きくなります。適切な車間距離は、飛び石の被害を最小限に抑える以外にもメリットが大きいので、ぜひ意識してとってみましょう。
また、車にコーティングをほどこして、塗装を守る方法もあります。車のコーティングにはさまざまな種類がありますが、ガラス系コーティングや、ガラスコーティングが飛び石から塗装を守るのに効果的です。
ガラス系・ガラスコーティングとは、その名の通り、車がガラスをまとったような美しい輝きを放つ仕上がりになるのが特徴です。美しく輝くのは、塗装面にほどこしたコーティング材が光の乱反射を起こさせ、キラキラと反射して見えるためです。車にコーティングをほどこすメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット |
・持続力がある ・耐久性が高い ・メンテナンスが楽
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デメリット |
・施工に時間がかかる ・ほかのコーティングと比較して高額
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持続期間 |
ガラス系:約1年 ガラス:約3~5年
|
手入れ方法 |
水で流すだけでほとんどの汚れが落ちる
|
コーティングによって塗装の上に硬い被膜が張られるため、傷がつにくくなるのメリットがあります。日常生活で起こりがちな、爪で少し擦ってしまった・カバンをぶつけてしまったなどの擦り傷程度で傷が入ることはほとんどありません。飛び石から100%塗装を守れる訳ではありませんが、コーティングしているのとしていないのとでは、傷つき具合にはっきり差が生まれてくるでしょう。コーティングをほどこせば、水で流すだけで汚れが落ちるため、日々のお手入れの手間も省けるのも魅力の一つです。
デメリットとして、ガラス系・ガラスコーティングは料金が高額になる点が挙げられます。車のサイズにもよりますが、ガラス系コーティングは、安くても1回あたり3〜5万程度が相場です。ガラスコーティングになると10万円以上するものもあり、大きな出費になります。そのぶんコーティングの持続力は高く、メンテナンスは年に1回~数年に1回程度のみです。
- 多少の費用がかかってもいいので、なるべく車に傷を付けたくない
このように考えている方は、コーティングを選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。
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下地が出てしまうほどの傷なら早めの修理がおすすめ
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飛び石の被害で、ボンネットの下地が出てくるほどの傷が入ってしまった場合、なるべく早く修理業者に修理を依頼しましょう。ただ、費用や時間がかかることもあり、「走行に問題がないなら後回しにしたい」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。この章では、修理を後回しにすることで起こる可能性のある、さまざまなデメリットについて解説します。
結論からお伝えすると、下地が見えている状態で走行を続けると、車に大きなダメージを与える可能性が高くなります。ボンネットをはじめ、車体の大部分は鉄でできています。鉄のボディに「クリア層」と「色の層」の2重の塗装をほどこすことによって、雨や水濡れから起こるサビを防いでいます。そのため、車の傷を放置してしまうと、雨や水濡れによってわずかな傷から徐々にサビが広がっていくことがあります。
サビが車体に与える影響は下記の通りです。
サビは塗装の下でゆっくり進行していくため、気付いた時には大規模な修理が必要になってしまうことがあります。売却する際の査定額にも影響が出てしまうことがあり、飛び石でついた傷の放置はデメリットが大きいことが分かります。
傷がついても日が浅いうちに修理に出せば、費用と時間を最小限に抑えられるため、放置せずに修理に出しましょう。前述した、ディーラー・ガソリンスタンド・カーショップ・板金修理工場のうち、どこに依頼しようか迷っている方は、修理業者に見積もりを依頼して、比較検討するのがおすすめです。
車の傷やへこみを修理するなら楽天Carキズ・修理
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飛び石がぶつかってボンネットについた傷は、修理に出すべき傷と、そうでない傷に分かれます。塗装がはがれて下地が見えているような傷や、へこみのある傷は、自分で無理に直そうとせず、修理業者に依頼しましょう。
修理業者は、ディーラー・ガソリンスタンド・カーショップ・板金塗装工場などが挙げられ、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。傷の具合や予算を見て、修理業者を選ぶのがおすすめです。
ただ自分で車体のへこみや、塗装のはがれ具合を見て修理業者を選ぶのは難しいものです。無駄に高額な修理費用を払わないためにも、修理業者の比較サイトを使うという方法も便利です。
『楽天Carキズ修理』は、簡単な車の傷やへこみを修理してくれる業者を比較・予約できるポータルサイトです。
お近くの修理業者を一括で探せるうえに、修理箇所の写真を送信するだけで見積もりの概算を送ってもらえる画像診断機能もあるので、家から出ずに見積もり業者を選定できます。
もちろん、楽天ポイントも貯まるので、修理で貯まったポイントでオトクに他の買い物ができるのもうれしいですね。
車の傷やへこみを直したい人は、『楽天Carキズ修理』でお近くの業者を比べてみてくださいね。
参考サイト
みんなの廃車情報ナビ|突然の飛び石!車に傷やへこみが付いた時の対処法(参照日:2022-7-15)
https://carnext.jp/magazine/article/car_stepping_stone/
コスモ石油販売|走行中についた飛び石の傷、どうやって修理するの?(参照日:2022-7-15)
https://cos.cosmo-oil.co.jp/blog-detail/1/1000000617/
unite-carlife|飛び石の傷はどうする?修理費用はどれくらい?(参照日:2022-7-15)
https://www.unite-carlife.com/7893/
トラックのミカタ|高速道路で起こる「飛び石」の原因と対処法とは?(参照日:2022-7-15)
https://kibidango.xsrv.jp/wp/6785-2/
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