2022-02-01
ガラスコーティングはしない方がいいの?後悔しないために知っておきたいこととは?
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「ガラスコーティングはしない方がいい」と耳にして、施工すべきか迷っていませんか?この記事では、「しない方がいい」という人の理由や、ガラスコーティングの本当のメリットを解説しますので、迷っている方は参考にしてくださいね!
「ガラスコーティングはしない方がいいの?」と疑問に思っていませんか?お店で勧められても気が進まないという人や、「過去にしたことがあるけど満足できなかった」という人もいるでしょう。種類にもよりますが、料金が高額なことが多いので、効果や特徴を十分に理解しなければ施工に踏み切れないと考えてしまいますよね。
そこで本記事では、「しない方がいい」という人の理由や、メリットやデメリットなどの特徴を踏まえながら、ガラスコーティングをすべきかどうかについて解説します。必要性に疑問を感じているという人は、ぜひ本記事でガラスコーティングへの理解を深めてくださいね。
ガラスコーティングはしない方がいいの?
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「ガラスコーティングはした方がいい?しない方がいい?」という疑問に対する答えから述べると、ガラスコーティングはメリットが多く、することを前向きに検討すべきだと言えます。
そもそも、ガラスコーティングとは、車の塗装面に薄い被膜をかけるカーコーティングの種類の1つです。カーコーティングには、大きく分けて次の2種類があります。
- ポリマーコーティング…フッ素やシリコンの樹脂被膜を形成
- ガラスコーティング…ガラス繊維が含まれたガラス被膜を形成
これらのコーティングは、車の表面を保護する被膜を形成します。形成された被膜によって、ボディにつや感を出したり、汚れが定着することを防止したりすることができるのです。
ガラスコーティングは熱や紫外線などの外的要因に対する耐久性が非常に高く、効果が長期間持続します。愛車を長く美しく保つために非常に効果的であり、費用対効果の高いメンテナンスです。
ガラスコーティングの効果については記事の後半でさらに詳しく解説しますので、具体的なメリットはそちらでご覧ください。
ガラスコーティングをしない方がいいと誤解される原因
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ガラスコーティングはした方がいいと述べましたが、インターネットでは「しない方がいい」という意見を発信している人もいるため、すべきかどうか迷っている人も多いでしょう。「過去にしたことがあるけど後悔した」という意見を目にすると迷ってしまうかもしれませんが、その後悔の多くは、ガラスコーティングに対する理解不足が原因です。
そこで、しない方がいいと誤解されてしまう理由を解説します。施工を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも頭に入れて考えるようにしましょう。
手洗い洗車
手洗い洗車は、機械洗車とは違いガソリンスタンドのスタッフが車を直接手洗いしてくれる洗車メニューです。機械洗車と比較して次のようなメリット・デメリットがあります。
手洗い洗車のメリット・デメリット
メリット
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・細かい部分の汚れや頑固な汚れにも強い
・機械洗車よりも洗車傷のリスクが低い
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デメリット
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・機械洗車よりも高い
・予約をしていないと受けられないこともある
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機械洗車よりは料金が高く、1台1台の洗車に時間がかかることから予約必須なことが多いですが、手洗い洗車最大のメリットは仕上がりにあります。人の目で見て確認し、状況に応じて適切に対応してもらえるので、機械洗車では落とせない細かい部分の汚れやしつこい汚れも綺麗になることが多いです。
また、手洗い洗車でも洗車傷ができることはありますが、機械洗車に比べるとリスクは低くなります。そもそも洗車傷は、硬い素材が使われているブラシを使用したり、車や掃除用具に砂などが付着していたりすることが原因です。近年では、洗車機でもブラシの素材はどんどん柔らかく質の良いものになっているので、ブラシが原因で洗車傷が付くことは少なくなりました。しかし、洗車機では車体やブラシに付着した砂などが車に傷を付けてしまうケースがあります。手洗い洗車なら、事前に十分な水洗いを行ったり、ブラシやスポンジなどの用具にゴミが付いていないか確認したりといった対応をしてもらえるので、洗車機に比べて洗車傷のリスクが低くなるのです。
これらの点から、手洗い洗車は仕上がりを重視したい人におすすめの洗車メニューだと言えます。
時間がかかる
ガラスコーティングは施工時間が長い傾向があります。
まず、依頼する業者によって作業時間は異なりますが、ポリマーコーティングなら数十分から2~3時間と、わずかな時間で作業が完了することがほとんどです。それに対し、ガラスコーティングでは作業が1日以上かかることもあります。
ガラスコーティングでは、コーティング剤使用後にガラスを硬化させて被膜を定着させるため、十分な乾燥時間が必要です。また、施工前にボディの汚れや付着物を除去したり、研磨したりする下準備の段階があり、コーティング剤を使用するまでにも多くの時間を要します。そのため、1泊以上車を預けなければならないことも珍しくないのです。
性質上仕方のないことですが、毎日車を使う人にとっては不便を感じることもあるでしょう。ガラスコーティングは時間がかかると理解して、車を使用する必要がない日に作業を依頼するといった工夫が必要です。
費用対効果が悪い
ガラスコーティングはポリマーコーティングと比較して料金が高いという特徴があります。ここで、カーコーティングの料金の目安をご覧ください。
カーコーティングの料金の目安
ポリマーコーティング
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6,000~10,000円
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ガラスコーティング
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15,000~100,000円
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(2021年12月現在)
ガラスコーティングをして満足しなかったという人の中には、この価格の高さに対して効果が釣り合ってないと感じている人もいるようです。
コーティング剤によって時間は異なりますが、一般的なガラスコーティングの硬化には数時間必要です。十分に表面の硬化ができていない状態でゴミが当たったり、カバーなどでこすれたりすると、被膜が剥がれてしまうことがあります。もちろん、被膜が剥がれてしまうと、その箇所はコーティングの効果を得ることができません。さらに、硬化中は雨や結露といった水気も大敵で、硬化前に濡れてしまうと水滴の跡が残ってしまう可能性があります。
これらの問題は、表面硬化にかかる時間の目安を業者に確認することで回避できるでしょう。表面硬化中は車の使用を控え、車体が濡れないように注意したり、カバーの使用を避けたりすることで、被膜を守ることができます。もちろん、利用者側から確認しなくても丁寧に解説してくれる業者も多いですが、不明な点は納得のいくまで確認しておきましょう。
メンテナンスが必要
ガラスコーティングをしている車の場合、コーティングしていない車に比べて汚れが定着しにくいですが、だからといって施工後は一切ケアをしなくていいというわけではなく、定期的な洗車やメンテナンスが必要です。
例えば、雨に降られて水滴が付着した状態で放置していると、車体表面に「イオンデポジット」と呼ばれる跡が残ってしまうことがあります。イオンデポジットは、さらに放置することで普通の洗剤では取れないほどに定着してしまうばかりか、塗装にも影響を与えてしまうものです。ガラスコーティングをしていてもイオンデポジットはできてしまうので、雨に降られた後は自然乾燥する前に拭き取るなどのケアを行う必要があります。
また、いくら汚れが付きにくいガラスコーティングでも、強い酸性の汚れに対してはあまり強くありません。鳥の糞は強い酸性であり、コーティング表面に付いた状態で放置すると被膜を溶かしてしまうので、鳥の糞が付着したら速やかに取り除くことが大切です。
もちろん、イオンデポジットや鳥の糞以外の汚れについても、一切定着しないというわけではないので、定期的な洗車も行わなければなりません。コーティングをしていない車に比べて洗車の頻度は少なくても構いませんが、メンテナンスが不要になるわけではないので誤解しないようにしましょう。
ガラスコーティングの効果
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ガラスコーティングはした方がいいということはおわかりいただけたかと思いますが、ここでガラスコーティングの効果をさらに詳しく解説します。ガラスコーティングをすることによって得られるメリットを理解して、前向きに施工を検討してみてくださいね。
車の塗装を保護する
ガラスコーティングによってボディ表面にガラスの被膜ができると、汚れが付いても落としやすくなるというメリットがあります。前述の通り、ガラスコーティングをしていても気を付けるべき汚れはありますが、被膜に撥水性があることで、泥などの汚れが定着しにくく、簡単に落とすことができるのです。
本来、コーティングをしていない車なら2~3週間に1回程度は洗車をすべきところ、ガラスコーティングをしている車なら基本的には1ヵ月~1ヵ月半に1回程度の洗車でも十分なケアができるでしょう。洗車をするにもお金や手間がかかりますが、ガラスコーティングをすることによって、その負担を軽減することが可能です。
耐久性が高い
ガラスコーティングは効果が長期間持続します。カーコーティングの効果持続期間の目安をご覧ください。
効果持続期間の目安
ポリマーコーティング
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1~3ヵ月
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ガラスコーティング
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1~5年
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この通り、ポリマーコーティングは1~3ヵ月しか効果が持たないのに対し、ガラスコーティングは1~5年という長期間効果が持続します。これは、ガラスコーティングが紫外線や熱への耐性が強いという特徴を持っていることが理由です。長く効果が続くことから、頻繁にメンテナンスをし直す必要がなく、手間がかかりません。
また、耐久性が高いことで費用対効果も上がります。ポリマーコーティングを3ヵ月に1回施工したと考えてみましょう。3ヵ月に1回の施工を5年間続けた場合、5年間で20回になります。一見、ポリマーコーティングは安いように見えますが、1回6,000円だと考えても20回なら12万円です。多くの場合、5年間の費用総額で考えると、ガラスコーティングの方が結果的に安くつくことになります。
仕上がりが美しい
購入したばかりの新車は鮮やかな色をしていますが、何年も使用している内に色がくすんできたと感じた経験はありませんか?車の塗装は紫外線によってダメージを受けるので、何も対策をしていない限り、時間の経過による色褪せは避けることができません。特に、黒や赤といった色は紫外線に弱く、色褪せのスピードも非常に早いです。
しかし、ガラスコーティングをしていると、ガラス被膜が紫外線を受け止めてくれるので、紫外線が塗装面に与える影響を軽減することができます。長く愛車の色を保つため、新車を購入したらできるだけ早くコーティングをすることを検討しましょう。
売却時の査定額がアップしやすい
車を手放すときには買取や下取りに出すことになりますが、そのときの査定額は車の状態によって変わります。例えば、目立つ色褪せや汚れなどがあると減点の対象となり、査定額が減額されるという仕組みです。
先ほどご紹介した通り、ガラスコーティングをしていると色褪せや汚れを防止できるため、結果的に査定額の減額を防ぐことにもなります。ガラスコーティングの費用は高額なことが多いですが、売却時に査定額がアップする可能性があることを考慮すると、価値のあるメンテナンスだと言えるでしょう。
コーティングをするなら楽天Carがおすすめ!
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この記事では、ガラスコーティングをすべき理由について解説しました。料金が高く、作業時間が長いなどの欠点もありますが、ボディのつや出しや汚れの定着防止に優れた効果があります。また、長期間効果が続くので、愛車をきれいに保ちたいと考えている人は、ぜひガラスコーティングを検討してみましょう。
しかし、業者に持ち込んでガラスコーティングを依頼するには予約が必要です。また、料金設定が業者によって異なるので、少しでも費用を抑えたい人は複数の業者を比較する必要があります。しかし、「電話で予約をしなければならないのは面倒くさい」「いくつもの業者の料金を調べる時間がない」などと考えている人もいるでしょう。
そこで、ガラスコーティングの予約をするなら、楽天Carの洗車・コーティング予約サービスがおすすめです。
楽天Carの洗車・コーティング予約サービスなら、パソコンやスマートフォンで簡単に近隣の店舗を検索することができ、いつでも料金の比較をすることが可能です。依頼する店舗を決めたら、そのままウェブ上で予約を取ることができ、当日は待ち時間なくスムーズに利用することができます。さらに、利用料金に応じて楽天ポイントも進呈されるので、とてもお得です。
ぜひ、楽天Carの洗車・コーティング予約サービスをチェックして、お近くの店舗を探してみてくださいね。
楽天Car 洗車・コーティング予約サービス
参考サイト
ガラスコーティングの硬化時間はどのぐらい必要?(参照日:2021-12-11)
https://carcare-center.co.jp/pickup/1897/
ポリマーコーティングとガラスコーティングの違い(参照日:2021-12-11)
https://www.pro-iic.com/column/polymer_glass.php
車のコーティングの価格相場ってどれくらい?こっそりプロが教えます(参照日:2021-12-11)
https://www.pro-iic.com/column/coating-market-price.php
楽天Carマガジンは、楽天Carが運営するウェブマガジンです。クルマの維持費をお得にする様々なコンテンツをお届けします!
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