2022-03-17
中古車購入の流れ|必要書類や新車購入との違いも解説
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中古車購入の流れをご存知ですか?購入する車の選び方や手続きの方法、どのような書類が必要か知らないという人も多いのではないでしょうか?中古車を購入するときの流れを順番に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
中古車を購入する流れが知りたいと思っていませんか?中古車に限らず車の購入は、頻繁にすることではないので「どうやって車を選べばいいの?」「手続きはどうやって進めるの?」などの疑問があるという人も多いのではないでしょうか。
また、初めて中古車の購入を検討している人の中には、中古車を購入すること自体に不安があるという人もいるのではないでしょうか。
中古車は新車と違い、車のコンディションが1台1台異なるため、選び方のポイントを押さえておく必要はあります。しかし、さまざまな状態の車があるので「古くても価格の安さを重視したい」など、それぞれのニーズに合った、価格とコンディションのバランスが良い車に出会える可能性は高いです。
本記事では、中古車の購入の流れを選び方から手続きまで順を追って解説します。中古車の購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
欲しい車を見つけるまでの流れ
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中古車を購入したいと思ったら、まずは欲しい車の候補を見つけることから始めます。デザインなどの好みはもちろん、利用する用途や予算を考えて車を探してみましょう。
ここでよく考えずに車を選んでしまうと、あとから「思ったよりも荷物を積めなくて困る」「ローンが想像以上に家計を圧迫してしまった」などのトラブルが考えられるので、しっかりとポイントを押さえながら考えてください。
特に中古車の購入では、新車を購入するときには考慮する必要がない中古相場があり、新車を購入したことがあるという人でも戸惑うことがあります。ここでは欲しい車の探し方から購入する車の決定まで順を追って解説しますので、1つずつチェックしてください。
1.欲しい車種を決める
まずは欲しい車種を見つけましょう。車を選ぶときにチェックすべき項目をご紹介しますので、1つずつ希望を書き出してみてください。
まず最初に確認すべきは予算です。無理のある予算を組んでしまうと、家計を圧迫してしまうため、余裕を持った支払い計画を考えてください。一括払いで購入する人はざっくり○○万円というように考えれば良いですが、ローンを組む人は毎月支払うことができる金額から予算を計算すると良いでしょう。
予算以外では、用途、機能、積載量、乗車人数といった、使用における必要条件を考えます。これらの部分で事欠くことがあると、使用に不便を感じたり、すぐに買い替えが必要になってしまったりするので、しっかりとシミュレーションをしてみてください。
これらの項目について考えたら、条件に合う車種を探していきます。「どうしてもこの車種がいい!」という希望がないのであれば、条件に合った車種を2つから3つくらいピックアップすると良いでしょう。新車と違い、中古車は必ずしも希望する車種で希望するコンディションの車があるとは限らないので、複数候補があると理想の車を見つけやすいです。
2.欲しい車の中古相場を知る
新車の購入と中古車の購入で大きく違うことは、中古車は車の状態が1台1台違い、価格もそれぞれ異なるという点です。
そのため、欲しい車種を見つけたらすぐに購入する車を決めるのではなく、いろいろなところで中古車の価格を見て、欲しい車の中古相場を知る必要があります。では、中古車の価格に影響する要素をご覧ください。
- 年式
- 走行距離
- 修復歴
- 車種
- モデル
- 装備
- カラー
- 傷、汚れ
- 車検の有無、車検の残り期間
例えば、年式が古いほど価格が安くなり、走行距離が長くなるほど価格が安くなります。
年式と走行距離の考え方については後述しますので、そちらを参考にしながらどのくらいの年式、走行距離の中古車を狙うか考えてみてください。
購入する車を決めるときには、これらの項目と照らし合わせながら中古相場をチェックしていきましょう。最初に決めた予算内で希望する車種を買えそうなら問題ありませんが、予算をオーバーしそうなら「人気カラー以外も検討する」「多少の傷は許容する」など、これらの項目の内どれかを妥協する必要があります。
中古車の価格に関わるそれぞれの項目については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
関連記事:中古車を買う時に気にするべき走行距離は?目安や狙い目を解説
3.購入場所を決める
「中古車を購入するなら近くの中古車販売店に行けばいいのでは?」と思っている人も多いと思いますが、最近ではインターネット上の中古車販売店で購入することもできます。
以前は実店舗の中古車販売店が主流でしたが、現在ではインターネットでの中古車購入もポピュラーになってきました。
そこで、まずは実店舗とインターネットでの中古車購入のメリット・デメリットを比較してみましょう。
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メリット |
デメリット |
実店舗
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・直接車を見ることができる
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・インターネットよりも車の種類が少ない |
インターネット
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・実店舗よりも車の種類が豊富
・自宅で手続きが完結する
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・直接車を見ることができない
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「状態が1台1台違う中古車こそ、実際に見て購入できる実店舗で購入すべきだろう」と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
直接車を見ることができないというデメリットがあることは確かですが、近年は車の状態がよくわかるように工夫している業者もあり、安心して利用できるようになっています。
例えば楽天Car直販店の場合、外部の鑑定士が傷をチェックしており、プロでないと見落としてしまうような傷も“正直”キズ写真で掲載しています。さらに、360°Viewで車の状態を隅々まで確認することができるため、納得のいくまで車の状態を知ることができ、安心して車を購入することが可能です。
何より、実店舗よりもインターネットの方が豊富に中古車があるので、より希望の条件に合った満足できる車と出会える可能性が高くなります。
また、手続きも自宅にいながら完結するので、欲しい車の下見や契約に何度も出かける必要がありません。中古車の購入を検討しているなら、実店舗だけでなくインターネットの利用も考えてみましょう。
中古車購入から納車までの流れ
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購入する車が決定したら、実際に購入の手続きを進めていきましょう。基本的な流れは実店舗でもインターネットでも大体同じことが多いですが、ここでは楽天Car直販店の流れを解説します。
1.申込受付・必要書類発送
購入する車を決定したら、インターネットから申し込みを行います。また、申し込みを行う段階で、手付金として1,000円の支払い(クレジットカード決済)が必要です。手付金の入金があった時点で車両売買契約の合意がされたとみなされ、手続きが完了し残りの代金が支払われるまで、その車を取り置きしてもらえます。
申し込み後、返送用封筒や書類の書き方ガイドなどが入った書類パックが送付されるので、到着を待ちましょう。
2.残金支払い
申し込みが完了してから7営業日以内に、残金(支払い総額から手付金を引いた残りの金額)の支払いまたはローン申し込みの手続きを行ってください。一括で残金の支払いを行う場合、支払い方法は銀行振込となります。
ローンでの購入を希望する場合、楽天銀行オートローンの利用が可能です。
楽天銀行オートローンは楽天Carでの中古車購入限定のローンで、ネット銀行ならではの水準である固定金利4.5%で利用できます。融資金額500万円以下なら原則として収入証明の提出は不要で、本人確認書類と楽天Carの見積書があれば申し込みが可能です。
3.必要書類返送
書類パックが送られてきたら、同封されている送付状に記載されている書類が全て入っているか確認しましょう。
確認できたら、同封されている書き方ガイドを参考に、必要な書類を用意していきます。提出が必要な書類は下記の通りです。
自分で車庫証明を取得する場合
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・印鑑証明書
・名義変更の委任状
・車庫証明 |
楽天Carに車庫証明の取得を依頼する場合
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・印鑑証明書
・名義変更の委任状
・車庫証明の委任状
・保管場所の所在図・配置図
・保管場所使用権原疎明書面(自認書)または保管場所使用承諾証明書
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書類の用意ができたら、書類パックに入っている返送用封筒で楽天Carに送付してください。
4.点検・消耗品交換
残金の支払いまたはローンの申し込みおよび、必要書類の返送が完了したら、楽天Car直販店で法定点検(12ヵ月点検または24ヵ月点検)が行われます。点検時に部品交換などの必要性があった場合、部品交換費用は楽天Car直販店の負担となるので、追加料金が請求される心配はありません。
また、下記の消耗品交換も実施されます。
- エンジンオイル
- オイルフィルター
- ウォッシャー液
- エアコンフィルター
- ワイパーゴム
納車前にしっかりと車両整備がされるので、納車後はすぐに安心して車に乗ることができます。
5.納車日調整・納車
納車できる目処がつき次第、運送会社から納車日程調整の電話がありますので連絡を待ちましょう。連絡があれば希望日を伝え、納車日時が決定されます。
お届け地域や購入時期によって変動することもありますが、申し込みおよび残金の支払いから納車までの期間は3週間前後です。
中古車を探す時に必ず見たいポイント3つ
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ここまで、中古車購入の流れを解説しましたが、中には「中古車選びで失敗しないか不安…」という人もいるのではないでしょうか?そこで、ここではインターネットでの中古車購入時に、特にチェックしたいポイントを3つ解説します。
うっかり見落としていると購入後に後悔してしまう原因にもなるので、必ず確認するようにしてくださいね。
1.走行距離と年式
中古車の価格を決める要素は前述したようにいくつもありますが、特にしっかり確認すべきなのが走行距離と年式です。たとえ見た目が綺麗でも、古い車や走行距離の長い車はすぐに修理が必要になる可能性があります。
自動車業界の技術向上によって車の寿命は長くなっていますが、以前は走行距離100,000km、使用開始から10年程度が買い替えを考えるべき時期だとされていました。近年車の耐久性が高くなっているとはいえ、この基準を超えた車は不具合が起きやすくなることは理解しておかなければなりません。
この点から考えると、中古車を購入する際は走行距離や年式を見ることで、あとどのくらい乗ることができるかの指標となります。
例えば、中古車を購入してからできるだけ長く使用したいと考えているのであれば、年式が新しく走行距離の短い中古車が良いでしょう。反対に、1年しか使用しないなど、ごく短い期間だけ使用する予定なら、新車登録から5年以上または走行距離50,000km以上など古い車を探すことで安く購入することができます。
もちろん、しっかりメンテナンスをされていたかどうかによっても車の状態は変わるため、絶対に「古い車=寿命が近い、すぐに修理が必要になる」と言い切れるわけではありませんが、1つの目安として年式と走行距離は忘れずに確認してください。
2.基本装備の有無
中古車選びで見落としやすいのが、基本装備が揃っているかという点です。特に、最近ではほとんどの車にカーナビが搭載されていますが、稀に装備されていない場合もあり、装備されていると思い込んで確認を怠っていると「カーナビがあると思ったのに!」と後悔してしまうことになりかねません。
また、高速道路を利用する人ならETCが装備されているかどうかも重要です。カーナビもETCも後付けすることはできますが、もともと装着されている純正品は内装との統一感があり、見た目もスッキリします。使用する予定があるのであれば、純正品が装備されているものがおすすめです。
その他、人気の装備にはバックモニター、スライドドア、本革シート、サンルーフなどがあります。購入する車を決定する前には、必要だと思う装備の有無を確認しましょう。
3.修復歴の有無
修復歴のある車とは、車の骨格(フレーム)の修理や交換をしたことのある車のことです。
修復歴がある中古車は相場よりも大幅に安い価格で販売されていることが多く、少しでも安く車を購入したいと考えている人には魅力的に見えるかもしれません。しかし、骨格の修理や交換が必要なほどの大きな損傷を受けたことのある車は、そうでない車に比べて将来的に不具合が起きる可能性が高いと言えます。
中古車のことを熟知している人であれば、試乗して走行性や異音などに違和感がないかを確認して購入するということを考えても良いかもしれませんが、中古車購入に慣れていない人は避けておくべきです。修復歴には告知義務があるため、格安の中古車を見つけたら修復歴の有無を必ず確認してください。
中古車を購入するなら楽天Carがおすすめ!
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この記事では、中古車購入の流れを解説しました。新車よりも安く買えることに魅力を感じていても「中古車を購入するのは不安」と二の足を踏んでいる人も多いと思いますが、最近では実店舗だけでなくインターネットでも安心して中古車を購入できるようになっています。むしろ、実店舗よりも豊富な種類の中古車があるため、インターネットの方が希望する条件に合った中古車に出会える可能性は高いです。
そこで、インターネットで安心してお得に中古車を購入したいなら、楽天の中古車販売サービス「楽天Car」がおすすめです。価格や走行距離、年式などを簡単に比較でき、もちろん楽天ポイントも貯まります。お店に行かずに車を購入したい方や、安心して鑑定書付きの車を選びたい方はぜひ「楽天Car」を利用してみてくださいね!
楽天Car
参考サイト
使い方ガイド(参照日:2022-01-20)
https://car.rakuten.co.jp/sales/usedcar/static/guide/
中古車の値段はどうやって決まっているの?中古車の値段の決め方9つを紹介(参照日:2022-1-20)
https://magazine.kurumaerabi.com/articles/58
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