2022-03-17
中古車は値引きは難しい?交渉できる場合の交渉方法や相場について解説
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中古車を購入するときに、値引き交渉をしてより安く購入できれば嬉しいですよね。しかし、新車とは事情が違うため、簡単に交渉ができるわけではありません。交渉を始める前に、中古車の値引きの相場やコツを知っておきましょう。
「中古車でも値引きはしてもらえるの?」と考えていませんか。新車よりも安く購入できる中古車ですが、できれば安くお得に買いたいと思う人は多いのではないでしょうか。しかし、そもそも新車よりも安くなっている分、それ以上安くしてもらうのは難しそうな印象がありますよね。
そこで本記事では、中古車の値引きについて解説します。交渉できる業者とできない業者の違いや交渉のコツをご紹介しますので、安く購入したいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
値引き交渉ができる業者もある
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中古車の値引き交渉は、どこの業者でもできるわけではありません。交渉ができる可能性の高い業者は、実店舗がある中古車販売店です。それに対し、インターネットで車を購入する場合は対面で業者とやりとりをするわけではないため、価格交渉が難しい傾向にあります。
交渉ができない業者とできる業者があると聞くと、「交渉ができないインターネットで中古車を購入するのは損だろう」と考える人もいますが、それは大きな間違いです。
そもそも、メーカー希望小売価格が決められている新車とは違い、中古車は販売店がそれぞれ決めています。
つまり、利益分を多くとって価格を高めに設定している業者もあれば、利益分は少なめで最初から価格を安めに設定している業者もあるということです。
それどころか、中には値引きを想定して高めの販売価格にしている業者もあります。「値引きしてもらって得をした!」と感じても、実はもともと相場よりも高かったものが、相場程度になっただけということも珍しくありません。
中古車でも値引きが可能な業者もありますが、交渉できない業者もあるということに加え、必ずしも値引き交渉できる業者での購入が得になるわけではないことを理解しておきましょう。
中古車の値引き相場は?
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一部の業者では値引き交渉が可能だとお伝えしましたが、どれくらい安くしてもらえる可能性があるのか、相場を知りたいという人も多いのではないでしょうか。実は、値引きに応じてくれる業者間でも、明確な相場というものはありません。
そもそも、中古車は車の状態が1台1台異なります。
例えば、同じ車種の車でも、年式や走行距離、傷や汚れの有無、付いている装備など細かい部分を見ると、完全に同じ状態ということはありません。
また、前述の通り販売店によってどれだけ利益を確保しているかも異なるので、「この車種なら○○円くらい安くしてもらえる」などと相場を示すことは難しいのです。
中古車は新車と比べて安いこともあり、数十万円単位で大幅に安くなることはまずないと考えましょう。100万円以上する車でも、数万円安くしてもらえれば良い方です。
50万円以下の安い車は販売店側の利益も少ないので、安くしてもらえても数千円程度でしょう。
例えば、予算が100万円に対して購入したい中古車が130万円など数十万円の差がある場合、そもそも車の条件を何かしら妥協して、もう少し安い車を探すことも検討しましょう。
値引き交渉のコツ
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値引き交渉と言うと、「別のお店では○○円で売られていた」と、他店を引き合いに出す方法を思いつく人は多いかと思いますが、中古車ではあまり有効ではありません。これは、中古車の状態は1台1台異なるので、他店で販売されている車を比較対象にしづらいためです。
そこで、ここでは中古車の値引き交渉のコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
もちろん、前述したようにそもそも交渉の難しい業者もあるため、全ての業者に当てはまる方法ではありません。安くしてほしいからといって、無理のある交渉は避けるようにしましょう。
交渉しやすい時期
まず、特に値引き交渉をしやすい時期は月末と決算期です。
多くの販売店は月ごとの目標販売台数を決めており、月末は目標達成のために1台でも多く車を販売しようとしています。そのため、購入の意思が見える人に対しては、いつもより前向きに値引きに応じてくれる可能性が高まるのです。
また、決算期の3月、半期決算期の9月も比較的交渉しやすい時期にあたります。1年の販売目標、半年の販売目標を達成し、少しでも売り上げを伸ばすために、多少安くしてでも販売しようとする傾向があるためです。
これ以外の時期に交渉ができないというわけではありませんが、少しでもスムーズに交渉したい人はこれらの時期を狙ってみましょう。
交渉のタイミングは見積書を出してもらった時
値引き交渉を始めるのは、見積書を出してもらったタイミングがおすすめです。まず、中古車を購入するときの契約までの大まかな流れをご覧ください。
- 購入する車種やグレードを検討する
- 販売店で車の状態、ステータスを確認し、購入したい車を探す
- 見積もりを出してもらう
- 見積もり内容を確認し契約する
1、2の段階でも、中古車の本体価格は確認できますが、本体価格以外の諸経費の金額や、支払い総額は見積もりを出してもらうまでわかりません。
見積もりを出してもらってはじめて詳細な金額がわかるので、そこから交渉を開始しましょう。後述しますが、諸経費を削って安くしてもらうケースもあるので、見積書を確認してからの方がスムーズに話が進みます。
また、販売店側から見ても、「見積もりを出す=購入意思が強い」と考えるので、店頭で車を見ているだけの段階よりも前向きに応じてくれることが多いです。
上限の金額を伝える
交渉をするために、「○○円までなら出せます」のように予算を提示することは重要です。「この金額よりも安くなれば購入する」という購入意思を示すことで、販売店側も前向きに考えてくれるケースがあります。
ただし、販売店が150万円と提示している車に対して、予算は100万円というケースのように、あまりにも低すぎる予算を提示してしまうと、他の安い車の購入を勧められてしまう可能性があります。そのため、安くしてほしいからといって、あまりにも無理のある上限金額を伝えることは避けてください。
前述した通り、100万円以上の車であっても10万円以上価格を下げてもらうのは、かなり難しいです。伝える金額は低くても販売価格の-10万円くらいまでにしておきましょう。
不要なサービスを削る
出してもらった見積書を見ると、車両代金以外にも多くの諸費用がかかっていることがわかります。もちろん本当に必要のあるものもありますが、人によっては不要なサービスも含まれていることもあります。そこで、不要なサービスを削りたい旨を伝え、その分の料金を諸費用から外してもらいましょう。
例えば、中古車購入の際にJAFの新規加入を進められるケースもありますが、もし任意保険で似たようなサービスを受けられるのであれば、加入する必要はありません。
また、車庫証明取得の代行費用も車庫証明を自分で警察署に取りに行くことができるなら、外してもらって良いでしょう。
これらのサービスを外して、その費用をなくしてもらうように依頼することができます。
見積書をもらったら、まずは諸費用にどんな項目が含まれているかを確認し、必要性を検討してみてください。
中古車の値引き交渉は簡単ではない
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中古車の値引きについて解説してきましたが、残念ながら中古車の値引きは簡単なことではありません。これは、交渉できない業者もあることに加え、中古車は新車よりも利益が少ないことが理由です。
中古車の購入を検討する人は安さも重要視するため、多くの販売店は利益が出るギリギリの金額を設定しています。
数十万円安くしても利益のある新車とは違い、そもそも利益の少ない中古車はそれ以上安くできないということが多いのです。
そのため、中古車を安く購入したいと思うのであれば、交渉を頑張るよりも次の項でご紹介する方法を試してみてください。
交渉なしでも安く買う3つの方法
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中古車の値引き交渉が難しいということはおわかりいただけたかと思いますが、それでも「やっぱり少しでも安く購入したい」と考える人は多いでしょう。
そこで、ここでは交渉をせずに中古車を安く購入する方法を3つご紹介します。
キャンペーンの時期を狙う
中古車販売店の多くは、年に数回程度お得なキャンペーンやセールを行っています。キャンペーン以外のタイミングで購入するよりも大幅に安くなることもあるので、購入時期に縛りがないという人はキャンペーン時期を狙って購入することを検討しましょう。
特に、3月の決算期、9月の中間決算期に行われる決算セールや、年始に行われる初売りは安くなりやすいのでおすすめです。
また、キャンペーンでなくても、新年度開始後の4~5月、大型連休後、ボーナス前のタイミングは価格が下がりやすい時期にあたります。これは、この時期の中古車市場の供給に対し、需要が落ち着く傾向があるためです。車を購入したいタイミングがキャンペーン時期に合わないという場合は、こういった価格が下がりやすい時期を狙うのも良いでしょう。
走行距離か年式を妥協する
中古車は走行距離50,000km未満で新車登録から5年以内の車が特に人気があり、これらの条件が揃っていると価格が高くなることが一般的です。そこで、走行距離か年式のどちらかを妥協することで、安い車を見つけられる可能性があります。
もちろん、走行距離50,000km以上または5年落ち以上というステータスを考えると、新車のような美しさは期待できません。しかし、メンテナンス次第で車の状態は大きく変わるので、古くても安心して使用できる状態の車もあり、必ずしも「古い=悪い」ではないのです。走行距離や年式を妥協しても、しっかり見極めれば十分に安心して使用できる車を見つけることができます。
また、「転勤で1年だけ地方に住むので、その間だけ車が必要になる」のように、ごく短い期間だけ使用するために車を購入しようとしている場合、あえて価格の高い新しい車を選ぶ必要はないはずです。
安さを重視したいという人は、車の条件を妥協することを検討してみましょう。
下取りをしてくれる業者を利用する
持っている車を手放して新しく中古車を購入する場合、不要になった車の下取りをしてくれる業者を選ぶことで経済的な負担を抑えることができます。
そもそも下取りとは、その販売店で車を購入することを前提に、要らなくなった車を買い取ってもらうというサービスです。
下取りをしてもらうと、下取額はその販売店で購入する車の購入費用に充てられます。例えば、200万円の車を購入すると考えてみましょう。
下取りで手放す車に50万円の査定額が提示されたとすると、その50万円が購入費用に充てられるので、残り150万円の支払いをすることになります。
購入時の負担を大きく抑えられるので、車の買い替えをするなら下取りをしてくれる業者の利用がおすすめです。多くの販売店では下取りを行っていますが、念のため事前に確認をしておきましょう。
中古車を購入するなら楽天Car!
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この記事では、中古車の値引きについて解説しました。中古車の値引き交渉は可能なこともありますが、どこでも簡単にできるわけではないので、他の方法で中古車をお得に購入することも考えましょう。
特に、中古車はステータスによって販売価格に大きく差があるため、走行距離や年式のどちらかを妥協するなどすれば予算に合った車が見つかる可能性が高まります。
しかし、「希望の走行距離や年式の車はどうやって見つけるの?」「年式や走行距離を妥協しても安心して乗れる車は見つかるの?」と心配になる人もいるでしょう。そこで、安心してお得に中古車を購入したいなら、「楽天Car」がおすすめです。
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参考サイト
【プロが解説】「中古車」値引き術6選!交渉でいくら値引きできるのか相場も紹介(参照日:2021-12-23)
https://response.jp/carealization/secondhand-car-discount/#index_id2
中古車の値引きのコツは?値引きができなくても安く手に入る方法も紹介!(参照日:2021-12-23)
https://www.orixcar.jp/ucar/story/20200901.html
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