2022-09-15
リセールバリューが高い車とは?中古車市場で価値の高い車の特徴についても解説
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「リセールバリューが高い車を知りたい」と考えていませんか?この記事では、車のリセールバリューの基礎知識に加え、リセールバリューが高い車の特徴や車種について解説します。お得に車を売り買いしたい方は、ぜひ参考にしてください。
「車を売却するにあたって、どの程度の価値があるのか知りたい」「リセールバリューって言葉の意味を知りたい」とお考えではありませんか?車のリセールバリューとは、車を売却する際の残価率を指します。リセールバリューが高い車は中古車としての市場価値が高く、高値での売却が期待できます。
本記事では、リセールバリューが高い車の特徴や条件について詳しく解説します。お得に車を売却したい方や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
リセールバリューとは?
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最近は残価設定ローンの利用者が増えたことで、リセールバリューに対する注目度が高まっています。リセールバリューは「再販価格」という意味を持つ言葉ですが、車にいたっては「車を手放す際の残価率の高さ」=「売却価格(買取価格)」のことを指します。つまり、リセールバリューが高い車=買取価格が高い車となります。
本来車は新車の場合減価償却費用の償却率0.333によって、6年で帳簿上の価値が消失します。しかしこれはあくまでも帳簿上だけであって、中古車売却を行う際にはこれ以上の査定価格を提示されることがあります。これがリセールバリュー(残価率)です。リセールバリューは一般的には3〜5年後の買取価格を指し、将来どの程度の価格で売却できるか、その資産性を示す言葉として使われています。
中古車には定価は存在しません。これは、同じ車種、年式であってもそれぞれ状態が異なることによります。また株式などの投資商品と同じように、需要と供給のバランスによって価格が変動するのも中古車買取に定価が存在しない理由のひとつです。
したがって、以下の条件に当てはまる車は必然的に価格が上昇します。
- 需要が高い=人気が高い
- 供給が少ない=流通台数が少ない
リセールバリューは市場の需要で決まります。リセールバリューが高い車とは、状態がよく中古車市場で人気の車です。市場の動向を注視してリセールバリューが高い時期に売却すれば、高い買取価格がつくことが期待できます。
中古車販売業界では、一般的な国産車のリセールバリューは年式3年、走行距離3万km程度の車の場合で40〜60%といわれています。買取価格の算出方法はどの買取業者でも共通で、算出方法は以下の通りです。
- 納車される時期の予想流通価格、小売り価格をもとに車両の評価を行う
- 自社の利益分を考慮して最終的な買取価格を算出する
リセールバリューは新型が登場すると型落ちモデルが値下げされる家電と同じく、フルモデルチェンジやマイナーチェンジのタイミングで下がる傾向にあります。このことから、できるだけ高値での売却を望むならモデルチェンジ前のタイミングを狙うのがおすすめです。
次に、リセールバリューの高い車の特徴について解説します。
リセールバリューの高い車の特徴
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リセールバリューの高い車には、いくつかの特徴があります。前述の通り、人気が高い車や販売台数が少ない車はリセールバリューが高くなるのが一般的です。本項では、リセールバリューが高い車の特徴を具体的に紹介していきます。
納車待ちの発生するほど人気のある車種
現在新車販売が継続されている車で、かつ納車待ちの期間が発生するほどの人気車種は、リセールバリューが高い車の筆頭といえます。
これほどの人気車種であれば「中古車で構わないから早くほしい」「安く人気車種がほしい」という消費者の需要が高く、伴って買取価格も高くなる傾向にあります。
納車待ちが発生するほどの人気車種の中で、代表的なものは以下の通りです。
【リセールバリューが高い国産車一例】
- スズキ ジムニー
- トヨタ ランドクルーザー
- トヨタ ランドクルーザープラド
- トヨタ アルファ―ド
- トヨタ FJクルーザー
- トヨタ ハイラックス
- トヨタ プリウス
- トヨタ ヴォクシー
- スバル WRX STI
- ホンダ シビックタイプR
- 日産 GTR
- ジープ ラングラー
- トヨタ ハリアー
【リセールバリューが高い輸入車一例】
- BMW X4
- メルセデスベンツ GLAクラス
- フォルクスワーゲン ゴルフ
- アウディ A3
アルファードやヴォクシー セレナなどのミニバンは値崩れしない傾向にあります。また最近は特にSUVの人気が高く、モデルチェンジサイクルが長いジムニーやランドクルーザーは非常にリセールバリューが高い車種の筆頭です。
輸入車は国産車に比べると総じてリセールバリューは低いですが、
- ボディーカラーが白もしくは黒
- 純正オプションが装備されている
などの条件が揃えば、高値で売却できる可能性があります。
また大幅なモデルチェンジがない車、フルモデルチェンジのサイクルが長い車はリセールバリューが高くあります。モデルチェンジサイクルは、リセールバリューに大きく影響する一要素です。一般的にはマイナーチェンジで40万円前後、フルモデルチェンジで80万円前後価格が下がるといわれています。
ただ近年はモデルチェンジサイクルが伸びてきており、例を挙げるとエスティマは2016年にマイナーチェンジされたのを最後に以降フルモデルチェンジを行っていません。ほかにもヴィッツやエルグランドは約8年、キューブは約10年、デリカD:5は約11年もモデルチェンジに期間を要しています。
高いリセールバリューが見込める車種として最もおすすめなのは、トヨタのSUV最上級モデル「ランドクルーザー」です。2021年6月にフルモデルチェンジを行ったばかりであり、今年に入っても納車待ち4年という驚異の人気車種となっています。
白や黒など定番的な人気のあるカラー
リセールバリューは、車のボディカラーでも変化します。人気のボディカラー(主にベーシックカラー)はプラス査定となりますが、反対に派手なカラー(ブルーやグリーン、ピンクなど)は人によって好みが分かれる色でありマイナス査定になります。
以下で、ボディーカラーをリセールバリューが高い順に紹介します。
- パールホワイト、白、黒
- シルバー、シルバーメタリック
- その車種のイメージカラー
- カタログカラー
- 原色系(赤、青、緑、紫)
ボディカラーの評価基準は、JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)の中古自動車査定基準及び細則に基づいて行われるのが一般的です。本基準では、ボディカラーの格差を査定の評価に反映させる目的でボディカラー加減点が設けられています。そのため、市場でボディカラーによる需要の格差が生じているときは、査定額に影響する可能性があります。
ボディカラーの中でも特に人気が高いのが、パールホワイトです。パール塗装が施されたパールホワイトは圧倒的な人気を誇りますが、その理由としては以下が挙げられます。
- 上品で高級感がある
- 光沢感、艶、深みがある
- 耐久性、耐候性が高い
ただパールホワイトは日本国内ではプラス査定が見込めますが、海外ではソリッドホワイトのほうが人気が高いのが実情です。車の売却を検討する際は、この点を考慮した上で買取業者を選定することをおすすめします。
次いで人気があるのがシルバー、シルバーメタリックです。白や黒と並んで安定した人気を維持しています。シルバー、シルバーメタリックのリセールバリューが高い理由は、以下の通りです。
- 上品さ、高級感がある
- 傷や汚れが目立ちにくい
- 海外人気も安定して高い
自動車メーカーでは、新車販売時にターゲットとなる客層に合わせたボディカラーを車のイメージカラーに採用することがあります。これには、ユーザーに人気のあるボディカラーにしてしまうと、どの車種も同じカラーで宣伝することになり差別化ができない点が関係しています。車種によっては、一般的に人気カラーではないカラーをあえてイメージカラーに採用するケースも珍しくありません。派手めなカラーであっても、イメージカラーとして定着していて人気を集めていれば大幅なプラス査定が出る車種もあります。
次項では、リセールバリューが高い車種について解説します。
実際にリセールバリューの高い車種とは?
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中古車市場において高い買取価格が出る車種とは、具体的にどのような車なのでしょうか。
本項では楽天Car車買取の買取実績を参考に、リセールバリューが高い車種の実例を紹介していきます。
レクサス
レクサスは、トヨタが1989年にアメリカで設立した高級車ブランドです。2005年から日本でも販売が開始され、現在ではメルセデスベンツやBMWなどの高級ドイツ車ブランドと肩を並べる存在として国内外問わず高い人気を誇っています。
レクサスの中で、特にリセールバリューが高いモデルは以下の通りです。
- レクサスLX(残価率は5年落ちで約80%)
- レクサスRX(残価率は5年落ちで約70%)
- レクサスNX(残価率は5年落ちで約60%)
近年はミニバンやSUVの人気が高まっており、特にSUVは海外で絶大な人気を集めています。この点はレクサスのおいても例外なく、SUV系モデルは高い買取価格が見込める車種です。
以下で上記で紹介したレクサスモデルの人気グレード、カラー、オプション装備を紹介します。
【レクサスモデルの人気グレード、カラー、オプション装備】
車種 |
レクサスLX |
レクサスRX |
レクサスNX |
グレード |
LX570 |
Fスポーツ |
・Iパッケージ以上
・Fスポーツ(2WD)
・ブラックシークエンス |
カラー |
・パールホワイト
・ブラック |
・パールホワイト
・ブラック |
パールホワイト |
オプション装備 |
・モデリスタエアロパーツ ・リアエンターテイメントシステム ・21インチアルミ |
・パノラミックビューモニター
・サンルーフ
・パワーバックドア
・三眼LEDヘッドライト |
・パーキングサポートブレーキ
・ブラインドスポットモニター(BSM)+リヤクロストラフィックアラート(RCTA)
・三眼フルLEDヘッドランプ |
レクサスSUVの中では、フラッグシップモデルのLXが後述するランドクルーザーに匹敵するリセールバリューを持ちます。最もリセールバリューが高くなるのは4〜5年落ちで、場合によっては新車価格を超える価格で取引されることもあります。
楽天Car車買取から、レクサス車の買取実績の一例を紹介します。
【レクサス車の買取実績一例】
モデル |
レクサスLX570 |
年式 |
2016年(オークション時点で2年落ち) |
走行距離 |
16,521km |
新車価格 |
1,100万円~1,191万円 |
落札価格 |
900.4万円 |
残価率 |
約82% |
モデル |
レクサスLX570 |
年式 |
2013年(オークション時点で7年落ち) |
走行距離 |
50,989km |
新車価格 |
1,100万円~1,191万円 |
落札価格 |
411.4万円 |
残価率 |
約37% |
トヨタ ランドクルーザー
ランドクルーザーは、国内外で高い人気を誇る本格SUV車です。耐久性と悪路走破性に非常に優れており、2021年8月に発売された新型ランドクルーザー300は納車まで数年の期間を要するほどの人気ぶりとなっています。
ランドクルーザー300のリセールバリューは3年落ちで約90%、5年落ちにいたっては100
%越えともいわれており、リセールバリューにおいては驚異的で国産車随一です。砂漠の広がる中東地域における人気は特に高く、現在はパキスタン向けの輸出が急増しており、今後も高い水準の需要、残価率を維持すると見込まれます。また、2021年6月と直近にモデルチェンジを行っている点も、人気にさらなる拍車をかけています。
ランドクルーザーの人気のグレード、カラー、オプション装備は以下の通りです。
【ランドクルーザーの人気グレード、カラー、オプション装備】
グレード |
ZX |
カラー |
パールホワイト |
オプション装備 |
・サンルーフ
・MOPナビ(マルチテレインモニターつき)
・モデリスタエアロパーツ
・パワーバックドア
・ルーフレール
・リアエンターテイメントシステム
・クールボックス |
楽天Car車買取から、ランドクルーザーの車買取実績の一例を紹介します。
モデル |
ランドクルーザー70 |
年式 |
2015年(オークション時点で7年落ち) |
走行距離 |
38,341km |
新車価格 |
350万円~360万円 |
落札価格 |
441.4万円 |
残価率 |
約126% |
トヨタ ヤリス
ヤリスは、ヴィッツの後継モデルとして2020年2月に誕生したコンパクトカーです。同年には登録車販売台数で国内トップに輝き、その後も好調な売れ行きを記録しています。ヤリスはモデルライフ初期であり、中古車市場での流通台数はそれほど多くありません。そのためリセールバリューは高い傾向にあります。
ヤリスの人気グレード、カラー、オプション装備は、以下の通りです。
【ヤリスの人気グレード、カラー、オプション装備】
グレード |
1.0X |
カラー |
・パールホワイトクリスタルシャイン
・ブラック
・ボルドーマイカメタリック |
オプション装備 |
・スマートエントリーセット
・パノラミックビューモニター
・GRパーツ
・モデリスタエアロ |
楽天Car車買取から、ヤリスの買取実績の一例を紹介します。
モデル |
ヤリス |
年式 |
2020年(オークション時点で2年落ち) |
走行距離 |
30,403km |
新車価格 |
139万5000円~249万3000円 |
落札価格 |
129.2万円 |
残価率 |
約93% |
ホンダ N-BOX
N-BOXは、ダイハツのタントに対抗する車種として誕生したホンダ初の軽ハイトワゴン(軽自動車規格のミニバン)です。全グレードに先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備し、安全で快適な走行性能と優れた燃費性能を発揮します。
2011年に初代モデルを発売して以降、軽自動車部門において新車販売台数トップの座に君臨し続け、順調に販売実績を伸ばしていたN-BOXですが、2021年5月にはついにホンダ四輪車として最速で累計販売台数200万台を達成しました。超人気車種であるがゆえに中古車市場での流通台数も多く、リセールバリューにおいても軽自動車最強の水準を誇ります。
N-BOXの人気グレード、カラー、オプション装備は、以下の通りです。
【N-BOXの人気グレード、カラー、オプション装備】
グレード |
G、L |
カラー |
・パールホワイト
・ブラック |
オプション装備 |
・パワースライドドア(片側、両側)
・カーナビ |
楽天Car車買取から、N-BOXの買取実績の一例を紹介します。
モデル |
N-BOX G L PACKAGE |
年式 |
2013年(オークション時点で5年落ち) |
走行距離 |
40,739km |
新車価格 |
約146万円 |
落札価格 |
73.5万円 |
残価率 |
約50.3% |
スズキ ジムニー
ジムニーは、1970年から販売されている軽自動車のSUV(オフロード四輪駆動車です。道なき道をも走破できる本格的な悪路走破性を備え、業務用、自家用として国内だけでなく海外でも非常に高い人気を誇ります。
2018年7月に20年ぶりにフルモデルチェンジを行い、現行モデルは発売からすでに4年弱が経った現在でも1年程度の納車待ちが発生するほどの人気モデルとなっています。
ジムニーの人気グレード、カラー、オプション装備は、以下の通りです。
【N-BOXの人気グレード、カラー、オプション装備】
グレード |
XC(5速マニュアル) |
カラー |
・ピュアホワイトパール
・ブルーイッシュブラックパール
・ジャングルグリーン
・ベージュ
・グレー |
オプション装備 |
純正装備(自動ブレーキやカーナビ、ETCなど) |
楽天Car車買取から、ジムニーの買取実績の一例を紹介します。
モデル |
ジムニー(AT) |
年式 |
2018年(オークション時点で4年落ち) |
走行距離 |
36,581km |
新車価格 |
約177.6万円~ |
落札価格 |
207.4万円 |
残価率 |
約117% |
本項ではリセールバリューの高い人気車種を紹介しましたが、人気車種であれば必然的にリセールバリューが高くなるというわけではありません。中古車市場では車種のほかに車両の状態や年式、走行距離などの条件を複合的に判断して査定を行うのが一般的です。
次項では、リセールバリューが高い車の条件について詳しく解説していきます。
中古車市場で重要なのは車種の人気だけじゃない!
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中古車市場では、スペックのほかさまざまな条件を複合的に判断して買取金額を算出します。買取査定に大きな影響を与える要素は、以下の3つです。
- 年式・走行距離
- 修復歴の有無
- 純正オプションの有無
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
年式が浅く走行距離が短い車
中古車市場では、車の査定額は年式や走行距離、新車販売価格によって決まることが原則として知られています。中古車市場で最も需要があり、高い買取価格が期待できるのは、年式が5年未満、走行距離が50,000km未満の車です。年式が浅く走行距離が短い車であれば購入後長期にわたって乗ることができるため、買取価格は高くなる傾向にあります。
では、実際年式や走行距離によって価格にどの程度の差がつくのでしょうか。
楽天Car車買取の買取実績を参考に、年式、走行距離によって生じる買取価格の差を見ていきます。
【ホンダN-BOX(グレードG、修復歴なし)の買取実績一例】
|
A車 |
B車 |
年式 |
3年 |
9年 |
走行距離 |
21,381km |
152,578km |
新車価格 |
144.9万円~ |
|
落札(買取)価格 |
77.0万円 |
8.4万円 |
残価率(リセールバリュー) |
約53% |
約5.8% |
上表の通り、買取価格は年式が古く走行距離が長くなるほど低くなるのが一般的です。
次に、修復歴がリセールバリューに与える影響について解説します。
修復歴のない車
修復歴とは、車の骨格部位を修復した履歴のことです。中古車市場で呼ばれる「修復歴車」とは世間一般でいう「事故車」のことを指し、交通事故や災害などによって車の骨格部位などの修復を行った経歴のある車のことを指します。
具体的には、以下の部位の修復や交換を行った車が修復歴車とみなされます。
【修復歴車とみなされる修理、交換部位】
- フレーム(サイドメンバー)
- クロスメンバー
- インサイドパネル
- ピラー
- ダッシュパネル
- ルーフパネル
- フロア
- トランクフロア
※ねじ止め部位は対象外
引用:8-2 修復歴車の定義|一般財団法人日本自動車査定協会 東京都支所
修復歴のある車は外見上は問題なくても安全性の不安要素があることから、なかなか買い手がつかない傾向にあります。再販するためには車両価格を下げざるを得ないため、査定額も減額されるのが実情です。修復歴のある車は修復歴のない車と比べると査定額が7~8割程度になるといわれています。なお、車の塗装修理やバンパー交換など、日ごろのメンテナンスで行った修理履歴は修復歴にはあたりません。
人気の純正オプションがある
オプションには「純正オプション」「ディーラーオプション」「社外オプション」の3つがあります。純正オプションはメーカーオプションとも呼ばれるもので、車の製造過程で取り付ける装備のことです。
具体的には、以下の部品が純正オプションにあたります。
- サンルーフ
- ヘッドライト
- レザーシート
- 先進安全技術
- キーレスエントリー
- サイドモニター、バックモニター
純正オプションは納車後に新たに装備することができません。そのため希少性が高く、査定時には増額要素となります。
ディーラーオプションはメーカーオプションとは異なり、納車後にもディーラーで取り付けや取り外しができるオプションです。プラス査定になりやすいオプションではありますが、装着には高額な費用がかかることが多く、またオプションの種類が少ないなどのデメリットもあるため、装飾は慎重に検討する必要があります。
社外オプションとはメーカー、ディーラー以外のオプションのことです。具体的にはカー用品店で販売されているオプション用品などがこれにあたります。「純正とは違ったデザインの車に乗りたい」「個性をアピールしたい」など、車に独創性や個性を求める購入者層には一定の評価を得られる可能性があります。
ただ一般的には純正、ディーラーオプション以外のオプションはなかなか評価につながらないケースが多いため、ものによっては低評価につながる場合もあることは念頭に置いておくことが大切です。
車を高く売りたいなら買取業者選びにも注意
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車を高く売りたい場合には、高く買い取ってくれる業者を選ぶことが先決です。
中古車買取を行う業者には、主に以下の4つがあります。
- ディーラー下取り
- 通常買取
- 一括買取
- オークション
車を高く売却するためには、相見積もりを取る必要があります。相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼することです。相見積もりを取ることで、より高値で買い取ってくれる業者を効率的に見つけることができます。
この点から、上記4つの業者の中で高額売却にいたりやすいのは「一括査定」と「オークション」の2つです。なぜ一括査定とオークションが高値での売却に有利なのかを解説するにあたり、まずは4社の特徴を簡単に見ていきます。
【中古車買取を行う業者の比較】
中古車買取業者 |
買取価格 |
特徴 |
ディーラー下取り |
安い |
原則、車の買取(引き取り)はそのディーラーで新車を購入することが条件。
下取り価格は、新車の購入価格から差し引かれる。 |
通常買取 |
比較的高い |
人気オプションや車種など、市場の需要や動向が買取価格に直結するため、高値売却にいたるケースが多い。
海外に独自の販路を持っている業者の場合、通常よりも高い買取価格がつくこともある。 |
一括査定 |
高い |
複数の中古車買取店に一括で査定依頼できる。
各業者の査定額を比較検討できるので、効率的に依頼先を選定できる。 |
オークション |
高い |
買取業者専用オークションに車を出品し、業者の入札を待つ。
手続きが簡単で価格交渉は不要。
最低落札金額を設定できるため、希望額以上で売却しやすい。 |
ディーラー下取りは車の再販が目的ではなく、新車販売を促進する一つの手段として行われているものです。そのため、中古車市場の動向に敏感な中古車買取業者に比べると買取価格は安い傾向にあります。
中古車買取業者は再販を目的に中古車買取を行う専門業者です。市場の動向に敏感であり、人気車種やオプションなどの要素を査定にダイレクトに反映した上で買取価格を提示します。そのため、ディーラーに比べると高値での売却が期待できます。
一括査定は、インターネットサイトを介して複数の中古車買取業者に一括で査定を依頼できるサービスです。車の情報や個人情報を一度入力するだけで、手軽に相見積もりを取ることができます。複数社の見積もりを比較することで市場での相場価格も把握できるため、相場よりも安い価格で売却してしまうといった損失を被る心配がない点は大きなメリットといえます。
オークションは買取業者専用のオークションに車を出品し、複数の業者が入札価格を釣り上げることで高値売却を狙う車買取サービスです。車両の検査から出品、売却手続き、買取金額の受取まで一つの窓口で完結するため、手間をかけずに納得のいく価格で車を売却できます。また出品時には最低落札価格を自身で設定することができ、その価格を下回る場合には出品を無料でキャンセルすることもできます。
効率的に相見積もりを取ることができる一括査定と、希望額以上の売却にいたりやすいオークションは高値売却に非常に有利といえます。
オークションで車を売るなら楽天Car車買取
引用:楽天Car車買取
本記事では、車のリセールバリューについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
車の相場は、車種やグレードなど普遍的な要素と、現状の車の状態などで大まかなところは決まってしまいますが、事前の準備次第でプラス評価してもらえる部分もあることがお分かりいただけたと思います。
高額の査定額を狙いたいけれど、車の売却に時間をかけたくない人や交渉が苦手という人は、オークション形式がおすすめです。
通常オークション形式は、売却をしなくても手数料がかかってしまうことが多いのですが、楽天Car車買取なら出品も査定も無料で参加ができます。
「楽天Car車買取」は、信頼度の高い中古車販売店が多数登録しているオークション形式の中古車買取サービスです。
個人と複数の買取業者が取引を行うため、売却価格も高値がつきやすくなります。
自分で最低希望落札価格が設定できるので、納得の価格で車をで売却をすることができます。
もちろん面倒な名義変更の代行手続きや売却時のサポートも無料です。
その他にも楽天Car車買取の良い点はたくさんあります。
「楽天Car車買取」を利用するメリットは以下の通りです。
- 楽天IDがあれば愛車の買取のお申し込みが1分で完了
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- オークション申請への手続きも車両検査も窓口は楽天のみ
- 手続きの流れがシンプルでわかりやすい
- 車の検査・オークションの出品・書類手続き・引き取りは全て無料※1
- 最低希望入札価格を設定できるので買取価格に満足できる
- 成約しなかった場合は無料でキャンセル可能
- 楽天Car車買取で申込&成約で楽天ポイント1000Pプレゼント
※1成約が決まった場合のみ手数料22,000円(税込)をいただきます。
車の売却を検討している人は、ぜひ一度楽天Car車買取をチェックしてみてくださいね。
楽天Car車買取
参考サイト
8-2 修復歴車の定義|一般財団法人日本自動車査定協会 東京都支所(参照日:2022-04-04)
http://www.jaai.com/sateidojo/expert/08.htm
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