2021-06-01
デイライトがあると車検は合格しにくいの?スイッチがあれば大丈夫?
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「デイライトの車検基準が知りたい」と思っていませんか?光度や色、取り付け位置などの保安基準が詳細に定められているので、装着するにあたっては注意が必要です。車検に通るデイライトの基準を把握しておきましょう!
車検に通るデイライトの保安基準をご存知ですか?「デイライトを装着したいけど車検が不安で迷っている」「もうすぐ車検なので、既に装着しているデイライトを確認しておきたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。デイライトは安全走行のために効果的なパーツですが、車検に通らなければ意味がありませんよね。
そこで本記事では、デイライトの保安基準から装着方法まで、車検までに確認しておきたいことを解説していきます。1回で車検に通ることができるように、事前にしっかりとチェックしておきましょう。また、最後にはお得に車検を受けることができる方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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デイライトとは?
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デイライトとは、道路運送車両法では昼間走行灯と記載されており、明るい時間帯の走行時に使用するライトのことです。他の車や歩行者からの視認性を高めることが目的で、曲がり角や見通しの悪い交差点などでは特に交通事故を防ぐ効果が高いとされています。
また、車のライトの中には、デイライトとよく間違われているものがいくつかあるので、ぜひこの機会に正しく覚えておいてください。
- フォグランプ…霧や豪雨などで視界が悪い時に点灯するライト
- スモールランプ(車幅灯)…他者に自分の車の車幅を知らせる目的で点灯するライト
- オートライト…周囲を感知し、一定の暗さになれば自動でヘッドライトを点灯する機能のこと
特にフォグランプは日中でも霧や豪雨などの天候によって視界が悪い時に使用されることから、日中に点灯するデイライトと間違われることが多いです。
そもそも日中に点灯させることを目的としたデイライトとは違い、視界が特に悪くないよく晴れた日などにフォグランプを点灯することはかえって危険になります。言葉の意味はもちろん、正しい使い方もしっかりと区別しておきましょう。
デイライトは、欧米では1970年代から使用が義務化されている国もありますが、日本では現在も装着義務はありません。しかし、最新の車などでは標準装備されていることも多く、商用の車に限らずデイライトを搭載した車が増加しました。また、後付けのデイライトも多数市販されており、デイライトを後から取り付ける人も増えています。
デイライトを車検に通すためには?
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では、車検に通るデイライトの基準を確認していきましょう。まずはデイライトの光度や色、取り付け位置などの保安基準をご紹介したあと、「その他灯火類」の保安基準も併せてご紹介します。これは、市販されている後付けのデイライトであればその他灯火類として扱われることが多いためです。これからデイライトを装着する人はぜひ最後まで確認してください。
デイライトの保安基準をチェック
まずは道路運送車両法で定められているデイライトの保安基準を見ていきましょう。デイライトはかつてその他灯火類にまとめられていましたが、2016年にデイライトに関する保安基準が定められました。ここでは、2016年に制定された新しいデイライトの保安基準を紹介します。
- 取付数…2個
- 光度…1,440カンデラ以下
- 色…白
- 照明部の大きさ…25平方センチメートル以上 200平方センチメートル以下
- 照射光線が他の交通を妨げない
- 灯器の損傷やレンズ面に著しい汚れがない
- レンズ取付部に緩みやがたがない
- 点滅しない
参考:国土交通省
特に注意したいのはデイライトの色は白に限るという点です。2016年以前は青色のデイライトも人気でしたが、現在は白のデイライトしか認められないので注意してください。
デイライトを装着する際の注意点
続いて、デイライトの取り付けに関する保安基準をご覧ください。先ほど紹介した保安基準を満たすデイライトであっても、取り付けに不備があると車検に通りませんので注意しましょう。
- 左右のデイライトの間隔が600mm(幅が1,300mm未満の自動車にあっては400mm)以上
- 照明部の下縁の高さが地上250mm以上
- 照明部の上縁の高さが地上1,500mm以下
- 車両中心面に対し対称の位置に取り付けられている
- フォグランプやヘッドライトが点灯しているときは、自動的に消灯するように取り付けられている
- 方向指示器(ウィンカー)がデイライトとの兼用式である場合、方向指示器の作動中に同じ側のデイライトが消灯する構造であること
- 性能を損なわないように取り付けられている
参考:国土交通省
デイライトの取り付け位置に気を付けなければならないことはもちろんですが、注意したいのはフォグランプやヘッドライトとの関係です。デイライトの保安基準では、フォグランプやヘッドライトの点灯中はデイライトが消灯しなければならないとされています。この点を解決するには配線回りの知識が必要になるため、デイライトの整備は業者に依頼するのが安心です。
後付けデイライトの保安基準をチェック
ここまでデイライトの保安基準について解説しましたが、これからデイライトを後付けしようと考えている人は「その他灯火類」の保安基準も知っておきましょう。
どういうことかというと、市販の後付けデイライトには光度が非常に低いものもあり、その多くが「その他灯火類」の光度の基準を満たしています。後付けデイライトの中でも道路運送車両法におけるその他灯火類の保安基準に適合するものであれば、昼間走行灯としてではなく、その他灯火類のライトとして装着ができるのです。
では、その他灯火類の保安基準をご覧ください。
- 光度300カンデラ以下
- 赤色以外の色であること
- 光度が増減しない
- 点滅しない
参考:国土交通省
例えば、デイライトとしては保安基準に適合しない青色のライトでも、上記の基準を満たしていれば「その他灯火類」としての装着が可能です。後付けデイライトには、この基準に当てはまるものも多いので、昼間走行灯としての基準と併せて把握しておきましょう。
デイライトとスイッチの取り付け方
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では、続いてデイライトやスイッチを装着する方法をご紹介します。ただし、デイライトの装着は配線にも関係しており、難易度は高めです。配線に触ることに少しでも不安があるという人は、無理をせずにカー用品店などの業者に作業を依頼しましょう。
デイライトの取り付け方
まずはデイライトの取り付け方を解説します。後付けデイライトを取り付ける大まかな手順は次の通りです。
- デイライトを取り付ける位置を決める
- ヒューズボックスから電源を取り出す
- デイライトを取り付け位置に合わせ、配線を接続する
- 点灯することが確認できたらデイライトを固定する
デイライトには両面テープで貼り付けるものとネジで取り付けるものがありますが、ネジで取り付けるタイプは取り付けられるルーバーの厚みや間隔に条件があるものもあるので、購入前に確認しておきましょう。
また、現在主流となっているのは寿命の長いLEDのデイライトです。同じLEDのデイライトでも、商品によって1,000~10,000円と価格に開きがあります。
スイッチの取り付け方
デイライトそのものではなく、スイッチを後付けする方法を解説します。ここでは、空きスイッチパネルを利用してスイッチを取り付ける手順です。
- 空きスイッチパネルを外す
- 配線を接続する
- 空いたスイッチパネルにスイッチを押し込む
気を付けなければならない点は、電流制限に注意してスイッチを選ぶということです。スイッチにはそれぞれ使用可能な電流の上限が決まっているため、デイライトを接続することでその値をオーバーしてしまうスイッチは使用することができません。事前にデイライトの消費電流を調べておき、適切なスイッチを購入しましょう。
デイライトの他に車検前に確認すべきところ
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もちろん、車検ではデイライト以外にも多数の検査項目があります。デイライトの基準に適合していても、他の検査項目に引っ掛かってしまうと車検に通りませんので、車検前には車全体を確認しておきましょう。
例えば、車のライト関連で車検前に確認しておきたい項目の例をご覧ください。
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確認項目の例
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ヘッドライト |
・きちんと点灯するか ・破損はないか ・色は白色か
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ウィンカー
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・正常に点滅するか ・破損はないか ・色はオレンジ系か ・取付位置は基準内に収まっているか
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フォグランプ
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・色は白もしくは黄色か ・3つ以上同時点灯しないようになっているか ・取付位置は基準内に収まっているか ・明るすぎないか ・点灯時にまっすぐなカットラインが現れるか
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テールライト
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・色は赤か ・取付位置は基準内に収まっているか ・過度な汚れや損傷はないか
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ブレーキライト
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・色は赤か ・取付位置は基準内に収まっているか ・過度な汚れや損傷はないか ・面積は20センチ平方メートル以上か
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これ以外にも何か不具合を感じる点があれば、事前に確認をしてください。また、車検前に限らず、普段から日常的に点検する習慣を付けておきましょう。日常的に点検をしておけば、事故やトラブルを回避できることはもちろん、車検や法定点検時に不具合が見つかり、整備費用がかさむことも防ぐことができます。
ライト以外のパーツも含め、車検の検査項目はこちらの記事で詳しく解説していますので、車検前にはぜひ一度目を通しておいてくださいね。
関連記事:車検の検査項目一覧まとめ!検査内容と車検に落ちないための対策も解説
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この記事では、車検に通るデイライトについて解説しました。デイライトに限らず、車検を受ける前には車全体を確認し、1回で合格するように整備をしておきましょう。
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参考サイト
車のデイライトのメリットとデメリット|LEDが主流?取付け方や車検基準(参照日:2021-04-09)
https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/about-cars-daylight/
デイライト(昼間走行灯)とは。車検や取り付け配線について。スイッチ操作は必要?(参照日:2021-04-09)
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-whatis-daylight-Install/
デイライトとは?設置方法や車検・安全上の効果について(参照日:2021-04-09)
https://cobby.jp/daylight.html
ウィンカーで車検に落ちる場合とは!?故障や自作に要注意(参照日:2021-04-09)
https://carnext.jp/magazine/article/winker_inspection/
【テールランプ&ブレーキランプ】反射板の位置や車検の基準について(参照日:2021-04-09)
https://matome.response.jp/articles/1345
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