2021-11-19
4ナンバーの車検費用はいくら?期間は2年ごと?1年ごと?
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4ナンバーの車検の費用や頻度についてご存知ですか?一般的な自家用乗用車とは自動車検査証の有効期限はもちろん、重量税などの費用も異なります。4ナンバーの車検について詳しく解説しますので、しっかり把握しておきましょう!
「4ナンバーの車検は何年ごとに受けるの?費用はいくらくらいかかる?」と、4ナンバーの車の車検について知りたいと思っているあなた。普通乗用車と比べて車検証の有効期限や車検料金がどう異なるのか気になりますよね。車検は車の所有者にとって必要不可欠なものだからこそ、うっかり忘れてしまうことのないようにしっかりと把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、4ナンバーの車の車検について費用や頻度などを詳しく解説していきます。最後にはお得に車検を受けることができる方法も紹介しますので、少しでも車検費用を安く抑えたいと考えている人も参考にしてくださいね。
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4ナンバーとは?【貨物車などの商用車】
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4ナンバーとは、ナンバープレートに記載されている分類番号が4で始まる番号のことを言います。そもそも、ナンバープレートには下記の4種類の情報が記載されていることをご存知でしょうか?
- 地域名…車両を使用する本拠地の地域名
- 分類番号…車の種類や用途を区別する1~3桁の数字
- ひらがな・アルファベット…自家用か事業用かを区別するひらがなまたはアルファベット1文字
- 個別番号…中央に大きく記載された4桁の数字
このうち、4ナンバーのように「〇ナンバー」という言い方をされているのが、1~3桁の数字で表示されている分類番号です。ナンバープレートの上部に地域名と並んで記載されています。
この分類番号は、最初の番号によって次のように種類や用途を区別することができます。
【分類番号の最初の数字/種別、用途】
01 :普通貨物自動車
02 :普通乗合自動車
03 :普通乗用自動車
04 :小型貨物自動車
05 :小型乗合自動車、小型乗用自動車
06 :小型貨物自動車(※1)
07 :小型乗合自動車、小型乗用自動車(※2)
08 :特殊用途自動車
09 :大型特殊自動車
10 :大型特殊自動車のうち建設機械に該当するもの
(※1)以前は三輪貨物車の番号だったが、4ナンバーが枯渇後に小型貨物自動車へ適用
(※2)以前は三輪自動車用の番号だったが、5ナンバーが枯渇後に小型乗合自動車、小型乗用自動車へ適用
引用:一般社団法人 大阪府自家用自動車連合協会
ご覧いただいた通り、分類番号が4で始まるいわゆる4ナンバーの車は、小型の貨物自動車です。では、小型貨物自動車とはどのような条件の車が当てはまるのでしょうか?
小型貨物自動車とは、簡単に言うと次の2つの条件を満たす車のうち、貨物の運搬を目的として設計されている車のことです。
- 車両のサイズ…長さ4.7m以下、幅1.7m以下、高さ2.0m以下
- エンジンの総排気量…661~2,000cc
さらに具体的な条件を挙げると、下記のような項目を満たすことで貨物の運搬を目的とした貨物自動車と認められます。
- 物品積載設備の床面積が1㎡以上(軽自動車の場合は0.6㎡)
- 乗車設備の床面積よりも物品積載設備の床面積が大きい
- 乗車し得る人員の重量よりも積載設備に積載し得る貨物の重量が大きい
- 荷物の積卸口が縦横それぞれ80cm以上(軽自動車の場合は縦60cm、横80cm以上)
- 人が乗るスペースと物品を載せるスペースの間に適当な壁や仕切を備えている(最大積載量が500kg以下の場合は、座席の背もたれそのものを仕切りとしても良い)
- 運転席と荷物を載せるスペースの間に人が移動できないような完全な壁がある
- 物品積載装置内に設けられた座席がある場合は、そのすべてが折りたたみ式又は脱着式の構造で、座席として使用しないときには荷物の積載に支障をきたさないもの
参考: 国土交通省
こういった条件に当てはまる4ナンバー車の例としては、小型トラックや軽トラック、バンなどが代表的です。
4ナンバーの車検は2年ごと?1年ごと?
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では、4ナンバーの車の車検について解説していきます。まずは、貨物自動車の車検証の有効期限をご覧ください。
貨物自動車の自動車検査証の有効期限
|
|
初回 |
2回目以降 |
事業用 |
車両総重量8t以上 |
1年 |
1年 |
事業用 |
車両総重量8t未満 |
2年 |
1年 |
事業用 |
軽自動車 |
2年 |
2年 |
自家用 |
車両総重量8t以上 |
1年 |
1年 |
自家用 |
車両総重量8t未満 |
2年 |
1年 |
自家用 |
軽自動車 |
2年 |
2年 |
(2021年3月7日現在)
引用:国土交通省
事業用、自家用共に軽以外の貨物自動車は1年ごと(車両総重量8t未満のものは初回のみ2年)に車検を受ける必要があります。2年に1度の車検となるのは、小型の貨物自動車の中でも軽自動車に分類されるものだけです。
では、軽自動車に分類される車とはどのような車なのでしょうか?道路運送車両法で定められた軽自動車の条件をご覧ください。
- 車両のサイズ…長さ3.4m、幅1.48m、高さ2.0m以下
- エンジンの総排気量…660cc以下
前項で解説した貨物車としての条件に該当するもののうち、上記の条件を満たす特に小さな車が4ナンバーの軽自動車となります。この条件に当てはまるものに限り車検は2年に1度となりますが、軽以外の4ナンバー車の車検は基本的に1年に1度と覚えておきましょう。
4ナンバーの車検費用
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では、4ナンバーの車検代は、普通乗用車などと比較してどのくらい異なるのでしょうか?まず、車検費用の内訳は次の3つに分けられるということを知っておきましょう。
- 法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)
- 車検基本料金
- その他の諸費用(車検代行費、納車の手数料、代車費用など)
この中でも特に費用の大部分を占めるのが、重量税、自賠責保険料、車検基本料金の3つです。そこで、この項では車検費用のうち、この3つの費用について詳しく解説します。
また、車検費用の基本についてさらに知りたいという人は、ぜひこちらの記事を併せてご覧ください。
関連記事:車検費用が高いのはなぜ?安くなるのはどれ?車検費用の基本のハナシ
重量税
まずは、重量税を見ていきましょう。
継続検査時の4ナンバー車の重量税(1年分)
車両総重量 |
自家用(13年未満) |
事業用(13年未満) |
~1トン |
3,300円 |
2,600円 |
~2トン |
6,600円 |
5,200円 |
~2.5トン |
9,900円 |
7,800円 |
~3トン |
12,300円 |
7,800円 |
~4トン |
16,400円 |
10,400円 |
~5トン |
20,500円 |
13,000円 |
※エコカーに該当する場合は減税対象となる場合がある
※13年以上経過した経過した車は増額
(2021年3月7日現在)
引用:国土交通省
続いて、比較のために自家用乗用車の重量税を見てみましょう。
継続検査時の自家用乗用車の重量税(2年分)
車両重量 |
13年未満 |
~0.5トン |
8,200円 |
~1トン |
16,400円 |
~1.5トン |
24,600円 |
~2トン |
32,800円 |
~2.5トン |
41,000円 |
~3トン |
49,200円 |
※エコカーに該当する場合は減税対象となる場合がある
※13年以上経過した経過した車は増額
(2021年3月7日現在)
引用:国土交通省
ここで注意したいのは、乗用車の重量税は車両重量(ガソリンやオイル等を規定量まで入れた状態の車そのものの重さ)で金額が決まるのに対し、4ナンバーの車は車両総重量(車両重量に、最大乗員分の重さと最大積載量の重さを加えたもの)で金額が決まるという点です。そのため、一概に車両の重さが同じ乗用車と4ナンバー車の重量税を比較することはできません。普通乗用車も4ナンバー車も、車種によって税額が変わるということを覚えておきましょう。
しかし、全体的に4ナンバー車の税額の方が大幅に安く見えるかもしれません。これは、自家用乗用車の税額が2年分なのに対し、4ナンバーの車は1年分の税額であるためです。4ナンバーの車は重量税が非常に安く思えるかもしれませんが、毎年支払いが必要であるということに注意しましょう。
自賠責保険料
軽自動車を除く、4ナンバー車の自賠責保険料をご覧ください。
離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用する基準料率
|
|
24ヵ月契約 |
12ヵ月契約 |
小型貨物自動車 |
営業用
|
33,230
|
19,310
|
小型貨物自動車
|
自家用 |
24,790 |
15,050 |
(2021年3月7日現在)
引用:国土交通省
自家用乗用車の24ヵ月契約の自賠責保険料は21,550円(2021年3月7日現在)なので、自家用の小型貨物自動車の方が約3,000円高くなります。営業用のものにいたっては1万円以上の差です。
自家用乗用車と比較すると、4ナンバー車の自賠責保険料はやや高額となります。
車検基本料金
近年、車両のサイズや車種に関わらず車検基本料金を一律にしている業者も増えており、一般的な自家用乗用車と比べて4ナンバーの車の車検基本料金が大幅に高額になることはありません。
ただし、先ほど解説した通り、軽以外の4ナンバーの車は基本的に毎年車検が必要です。そのため、車検基本料金が毎年必要になることを考えると、車検が2年に1度の自家用乗用車と比較して単純に倍のコストがかかることになります。
4ナンバーで軽自動車の場合の車検費用
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4ナンバーの車の中でも、軽自動車の場合はさらに車検費用が異なります。先ほどと同様に、車検費用の中で大きな割合を占める重量税、自賠責保険料、車検基本料金に分けて1つずつ見ていきましょう。
重量税
では、4ナンバーかつ軽自動車である車の重量税をご覧ください。。
継続検査時の軽自動車の重量税(2年分)
|
自家用(13年未満) |
事業用(13年未満) |
軽乗用車(検査対象車) |
6,600円 |
5,200円 |
※エコカーに該当する場合は減税対象となる場合がある
※13年以上経過した経過した車は増額
(2021年3月7日現在)
引用:国土交通省
軽自動車は車両の重さによる重量税の違いはありません。自家用乗用車の中でも最も税額が安い車両重量0.5トン以下の車でも2年で8,200円(2021年3月7日現在)だったことを考えると、4ナンバーの中でも軽自動車に当てはまるものは重量税が安くつくと言えます。
自賠責保険料
4ナンバーかつ軽自動車の自賠責保険料は下記の通りです。
離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用する基準料率
|
24ヵ月 |
12ヵ月 |
軽自動車(検査対象車)
|
21,140 |
13,210 |
(2021年3月7日現在)
引用:国土交通省
前項で紹介した、軽以外の4ナンバー車と比較すると、4ナンバーの軽乗用車の自賠責保険料は安いです。また、自家用乗用車の24ヵ月契約の自賠責保険料は21,550円(2021年3月7日現在)なので、自家用乗用車との比較では、4ナンバーの軽自動車の方がわずかに安い程度で大きな差はないことがわかります。
車検基本料金
先程、車検基本料金はサイズや車種に関わらず一律としている業者が増えていると解説しました。小さい車ほど安い料金としている業者では、普通乗用車やと比べて安くなることもありますが、差は1,000~5,000円程度となっています。
しかし、4ナンバーの軽自動車は、車検の頻度が2年に1度です。そのため、毎年車検が必要な軽以外の4ナンバー車と比べると、車検基本料金が2年に1度しかかからないので単純に考えてコストが半分となります。
車検を安く受けたいならどこに依頼するのがお得?
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車検費用の目安を確認したところで、「もっと車検の費用を安く抑えることはできないの?」と思う人は少なくないでしょう。1度の車検でまとまった出費になる車検だからこそ、少しでも節約したいと考えますよね。
車検はどこで受けてもあまり料金に差がないと思っている人もいるかもしれませんが、実は業者によって車検費用には差があります。
そもそも、車検の料金は大きく分けて法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)と車検基本料金、その他の諸費用(納車の手数料、代車費用など)の3種類だと解説しました。このうち、法定費用は車両の重さや車検証の有効期限などによって決められており、どの業者で車検を受けても金額が変わることはありません。しかし、車検基本料金やその他の諸費用は業者によって費用が異なるため、安い業者を選ぶことでコストダウンができます。
一般的な相場としては、ディーラーや整備工場は比較的高額なのに比べ、車検専門店やガソリンスタンドでは安く車検を依頼できることが多いです。ただし、店舗によっても車検の料金は異なるので、少しでも費用を抑えたいのであれば複数の店舗を比較して安いところを探しましょう。
車検費用の相場についてはこちらの記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
関連記事:車検費用の相場はどのくらい?安く依頼する方法も徹底解説!
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この記事では、4ナンバーの車の車検について解説しました。車を所有している限り定期的に受けなければならない車検は、うっかり忘れることがないように期間や費用の目安をしっかりと把握しておきましょう。
また、車検は業者によって料金が異なるため、安い業者を選んで依頼することで費用を抑えることができます。しかし、「近くの業者の車検料金を1つ1つ調べるのは面倒くさい」と感じる人は多いでしょう。
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