2021-01-04
車の日常的なメンテナンスは重要!車検費用が安くなることも
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車のメンテナンスを車検の時だけ行っている人も多いのではないでしょうか。
実は日頃からこまめにメンテナンスをすることによって、車検費用がお得になることもあるんです。この記事ではメンテナンスをするメリットや、メンテナンスをする方法ついて解説しています。
みなさんは車のメンテナンスはしていますか?
車検の時だけ点検しているという人も多いのではないでしょうか。
実は日頃からこまめにメンテナンスをすることによって、部品やパーツが長持ちし結果的に、車検費用がお得になることもあります。
そこで今回は、メンテナンスをするメリットや、メンテナンスをする方法ついて解説しています。記事の最後にはお得に車検を受けるコツについてもご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
メンテナンスをするメリット
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なぜ車のメンテナンスをするのでしょう?
3つのメリットがあげられます。
- 車が長持ちする
- 事故やトラブルを防げる
- 車検費用が安くなる
それではそのメリットを1つずつ見ていきましょう。
車が長持ちする
車のメンテナンスをするメリットの1つ目は、車が長持ちするということです。新車の場合購入して走行できなくなるまでの寿命は、一般的に10年程度といわれています。
ただし定期的なメンテナンスを行うことで、部品の劣化で燃費が悪くなるのを防ぎ車に負担をかけないようにすることができます。その結果、長い期間快適に乗ることができ、場合によっては20年以上乗ることも無理なことではありません。
事故やトラブルを防げる
車のメンテナンスをするメリットの2つ目は、事故やトラブルを予防できるいうことです。
例えば日頃の点検でタイヤなどは、月に一度ぐらいは空気圧の点検をしないと、扁摩耗を起こしてしまったり、空気圧不足で燃費が悪化したり、ひび割れてしまうことがあります。
また、タイヤの溝が少ないままだと、雨の日に非常に危険な思いをすることにもなります。
タイヤ以外にも、その他の車の部品1つ1つが安全に走行するための重要な役割を担っているため、事故予防という観点からも定期的にメンテナンスをした方が安心です。
車検費用が安くなる
車のメンテナンスをするメリットの3つ目は、相対的に見て車検費用が安くなること。
実は車検費用で1番費用が変動するのは、部品交換代です。
また、部品によっては1つ故障してしまうと他の部品を故障しやすくさせてしまうこともあります。
例えばタイミングベルトなどは、劣化したまま走行してしまうとエンジンに大きなダメージを与え、場合によっては故障の原因になります。
異音や異変を感じたら、放っておかずに早めに修理業者に持っていくことを心がけましょう。人間の病気と同じで車のトラブルも早期発見、早めの対処が、大きなトラブルを未然に防ぎ、大きな出費も抑えられます。そうすることで、交換する部品が少なくなり自ずと車検にかかる費用が安くなります。
自分でできる車のメンテナンス
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メンテナンスの必要性はわかったけれど、日常的にどのようなメンテナンスをすればいいのでしょうか?
「自分自身でできるもの」と「業者に依頼した方がよいもの」の2つに分類し、こちらの項では、日常的に自分で簡単に行うことができるメンテナンス項目についてご紹介します。
ご自身でメンテナンスするのがおすすめな項目は以下の通りです。
- タイヤのチェック
- 洗車
- ワイパーの確認
- エンジンオイルの交換
それでは1つずつ見ていきましょう。
1.タイヤのチェック
日常的にできるメンテナンスの1つ目はタイヤのチェックです。
具体的に以下の3つ項目を確認します。
項目 |
チェックする箇所 |
要注意サイン |
空気圧 |
1ヶ月に1回程度確認。車の適正な空気圧があるかどうかチェックする。
|
自然な空気抜けよりも、多く空気が抜けていると感じたら、修理業者へ持ち込む。 |
スリップサイン
|
スリップサインの確認。スリップサインとはタイヤの溝の底にある盛り上がった部分のことで、トレッド全周の4〜9カ所に設置されています。 |
スリップサインが現れたらタイヤ交換が必要。トレッド面が摩耗して溝の深さが1.6mmになると、そこがトレッド面と同じ高さになり、スリップサインが現れます。
|
ひび割れ
|
空気圧不足や過荷重によってタイヤに大きなたわみができたり、ゴムの劣化などによって起きるゴムのひび割れがないか確認。
|
目でわかるくらいのヒビや割れの場合はすぐに修理業者へ持ち込む。場合によってはタイヤ交換が必要になります。
|
タイヤはクルマを構成するパーツの上で最も重要なものです。
この点検を怠ると、乗り心地や燃費だけでなく、走行中にいきなりパンクしてコントロールを失ってしまったり、雨の日などで滑りやすくなってしまう原因になります。
この結果、思わぬ事故を引き起こし、自分だけに限らず家族や事故の相手の命をも奪う事になりかねません。点検により異常が認められた場合には、早めのタイヤの交換をおすすめします。
洗車
日常的にできるメンテナンスの2つ目は洗車です。
洗車のタイミング1〜2ヶ月に1度で基本的に問題ありません。ただし、泥などの落ちにくくなる汚れやサビの原因になる汚れがついた場合はその都度洗車するようにしましょう。
洗車の際は汚れを落とした上で、定期的にワックスやコーティング剤でお手入れをすると汚れにくい車になり、きれいな状態が長続きします。
洗車を全くしないと汚れが溜まり塗膜そのものを痛めてしまいます。汚れが溜まってから洗車をするのではなく、定期的に洗車をする事で塗膜へのダメージを最小限に防ぐ事ができます。
逆に洗車の頻度が注意が必要です。毎日スポンジで擦ってしまうとコーティングが剥がれて劣化する原因になります。
ワイパーの確認
日常的にできるメンテナンスの3つ目はワイパーの確認です。
実はワイパーは消耗品です。劣化する前に定期的に交換をしましょう。
ワイパーを使用時に、スジ状線が残ったり拭きむらがができる、びびり音(引っかかる音)がしたら交換のサインです。
放っておくと、ワイパーが本来の役目を果たせず、雨の時に視界不良になり運転に支障が出て大変危険です。
こうなる前に定期的に交換することをお勧めします。
ワイパーを選ぶ前にゴムおよびブレードの長さ、種類、機能性は同じであるか確認できれば自分で簡単に交換できるのでチャレンジしてみましょう。
エンジンオイルの交換
日常的にできるメンテナンスの4つ目はエンジンオイルの交換です。
エンジンオイルの交換の時期は以下の通りです。
|
普通車 |
ディーゼル車 |
走行距離 |
5000〜6000キロ程度
|
3,000〜5,000キロ程度
|
期間
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12ヶ月 |
3〜6ヶ月 |
エンジンオイルはセルフで交換することもできますが、もし正しく交換できる自身のない方は、車検業者やガソリンスタンドで安価で交換してもらうことが可能です。
また、新車保険や車検を受けた際の特典でエンジンオイル交換無料が付随している場合もあるのでチェックしてみてくださいね。
あまり乗らない車であっても、エンジンオイルは劣化するため、車の使用頻度に関わらず交換しないと、エンジンの故障につながることはもちろんのこと、思わぬトラブルを発生させてしまう要因になることもあります。
定期的にエンジンオイルの状態を確認して、適切に交換をするようにしましょう。
業者に依頼したいメンテナンス
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次に業者に依頼したいメンテナンスについてご紹介します。
こちらの項では比較的多く重要な項目を抜粋しています。
項目 |
部品の内容 |
エンジンオイル |
エンジンの動作を円滑にするための潤滑油交換目安は、普通車であれば半年に1度、もしくは走行距離5000〜6000キロ程度。
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オイルフィルター(エレメント)
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オイルをろ過し汚れをとるための部品交換目安は、オイル交換2回につき1回程度。
|
ブレーキオイル
|
ブレーキを作動させるために必要な油交換目安は4年に1度程度。
|
上記以外にも、ブレーキが効きにくくなった、燃費が悪くなったなどの以上があった場合はなるべく早めに業者に持ち込み点検してもらうようにしましょう。
「次回の車検までまだ時間があるし…」と先送りにしてしまうと、思わぬトラブルに繋がる恐れもあります。
また、こちらでご紹介した部品は、整備の知識が豊富な方であれば自分自身で交換することもできますが、あまり自信がなければ、無理をせず業者に依頼をするようにしましょう。
あまり乗らない車であっても、エンジンオイルは劣化するため、車の使用頻度に関わらず交換しないと、エンジンの故障につながることはもちろんのこと、思わぬトラブルを発生させてしまう要因になることもあります。
定期的にエンジンオイルの状態を確認して、適切に交換をするようにしましょう。
メンテナンスはどこでしてもらえる
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維持費の安い車
メンテナンスはどこに依頼できるのでしょうか?
依頼できる業者は大きくディーラー、車検専門店、ガソリンスタンド、整備工場に分類できます。
それぞれの業者のメンテナンスを依頼するメリット、デメリットを比較してみましょう。
|
メリット |
デメリット |
ディーラー |
・純正部品による安心度
・整備の質の高さ
・自社の車に精通している信頼度
|
・費用が高い
・洗車などのサービス料がかかる
・年式が古くなると対応できない
|
車検専門店
|
・費用の安さ・明確な料金設定
・スピードの早さ
|
・予防的な部品の交換は積極的に行わない |
ガソリンスタンド
|
・費用の安さ
・給油や洗車の特典があるところがある
|
・特殊な整備に対応できない
・代車に対応していない
|
整備工場 |
・費用の安さ
・車全般に関する知識と整備技術が高い
|
・修理に時間がかかる場合がある |
車検費用が高くても、純正品で必ず交換してもらいたい人はディーラー車検がおすすめです。
必要最低限の整備で費用を安くしたいという人は、車検専門店やガソリンスタンド、整備工場がおすすめです。
定期的にエンジンオイルの状態を確認して、適切に交換をするようにしましょう。
メンテナンスの頻度
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定期点検
定期点検は法定点検と呼ばれ法律で実施することが義務付けられています。
自家乗用車は、12ヶ月点検と24ヶ月点検があり、車検での点検とはまた別の位置付けでの点検です。
12ヶ月点検では26項目の点検、12ヶ月点検では56項目の点検を実施しなければなりません。
実際には怠った時の罰則がなく、業者に依頼する費用が掛かってしまうため、中には実施しない人もいますが、必ず点検をするようにしましょう。
日常点検
車の日常点検は月1回が理想的です。
これも本来「法定点検」のひとつで自動車の持ち主が車の状態に応じ行う点検です。
前述した、「自分でできるメンテナンス」と「業者に依頼したいメンテナンス」は比較的短時間で手軽に行うことができますので、必ず行うように心がけましょう。
また、日常的に走行していて少しでも異常を感じたら、すぐに業者に点検してもらうようにしましょう。
走行距離10万キロを超えた場合のメンテナンス
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走行距離が10万キロを超えると車の寿命の目安の一つと考えられますが、メンテナン
ス次第ではその後も乗り続けることが可能です。
ただし10万キロという長い距離を走ってきた車は、部品などは大きな劣化が生じていることが多いので交換部品が通常より多く費用が高額になりやすい傾向にあります。
10万キロを目安に以下の部品が交換推奨の対象となるケースが多くみられます。
- ブレーキホース
- ラジエーターホース
- ドライブシャフトダストブーツ
- タイロットエンド
- クラッチ
上記部品以外にも、10万キロを超えた車は部品を交換しなくてはいけない部品が多く出てくる可能性があります、その中には高額な部品も多く、車検費用が高くなる原因にもなります。
走行距離が10万キロを超えた場合に交換が必要になる部品について、もっと細かく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
関連記事:走行距離10万キロ超えたら車検費用が高くなる理由と費用内訳を徹底解説
車検費用を安くしたいなら楽天Car車検
この記事では、車の維持費について解説しました。
車を所有している限り、税金や各保険料をはじめとする維持費は発生します。しかし、車の種類や日常的な心がけといった工夫で維持費を節約することは可能です。
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参考サイト
JAF(日本自動車連盟)(参照日2020-11-20)
https://jaf.or.jp/
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