2021-11-09
3つのマナーに注意!コイン洗車場で携帯必須な道具と正しい使い方
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セルフで手洗い洗車を行う際、コイン洗車場が安くて便利です。この記事では、コイン洗車場の使い方、マナーや注意点、検索方法などを詳しく解説しています。
セルフで手洗い洗車を行う方にとって、コイン洗車場は安くて便利です。コイン洗車場を使うことで、広い敷地で洗車に集中することができ、近隣住民などに迷惑をかけることもなくなります。
しかし、コイン洗車場を初めて使う方にとっては「何を持っていく必要があるのか?」「どんなマナーが必要なのか?」など、たくさんの不安があることだと思います。
そこで本記事では、コイン洗車場の使い方・注意点・検索方法について解説します。特に3つのマナーは事前に必ず知っておいた方がいいので、必ずチェックしておきましょう。
セルフコイン洗車場とは?代表的なコースと料金を解説
画像出典:Adobe Stock ※画像はイメージです
コイン洗車場は、プロが手洗い洗車時に使用している「高圧洗浄機」が備え付けられた、セルフ式の洗車場です。機械に硬貨を投入し、自分で高圧洗浄機を使用して洗車を行います。敷地内の主な設備は、以下の2つです。
・洗車専用スペース
・拭き上げ専用スペース
多くのコイン洗車場では洗車をする場所と、拭き上げる場所に分かれています。それに加えて、室内清掃用の掃除機や車内マット洗浄機、さらに門型洗車機(全自動洗車機)など、充実した設備を整えている場所もあります。また、屋根付きや屋内型のコイン洗車場、洗車用品の販売やレンタルなどユーザにとって嬉しい工夫が施されています。洗車場を提供するだけではなく、利用者目線で環境が整っているので、快適に利用できるでしょう。自宅に洗車ができるスペースや、水道の設備がない方には非常におすすめです。コイン洗車場ごとに異なりますが、高圧洗浄機はいくつかのコースを選択できる仕組みになっていて、それぞれ価格が異なります。下記は価格の一例です。
コース
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内容
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時間
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料金
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標準水洗いコース
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高圧水のみ
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5分
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300円
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標準泡洗浄コース
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高圧水→泡洗剤→停止→高圧水
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6分
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500円
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標準ワックスコース
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高圧水→泡洗剤→停止→ワックス→高圧水
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8分
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700円
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延長水洗いコース
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高圧水のみ
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9分
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500円
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延長泡洗浄コース
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高圧水→泡洗剤→停止→高圧水
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10分
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700円
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延長ワックスコース
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高圧水→泡洗剤→停止→ワックス→高圧水
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10分
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900円
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参考:コイン洗車料金表:コインランドリーどるふぃん
それぞれのコースには5分〜10分の制限時間が設けられている場合がほとんどです。洗車をスタートする段階で時間に余裕を持っておきたい場合は、通常のコースよりも時間が長い延長コースを選んでおくと良いでしょう。施設の営業時間は早朝から深夜まで営業しており、5時〜24時の間に定められている場合が多く、非常に利用できる時間が長いのが特徴です。最近では24時間営業の店舗も増えてきており、以前にも増して時間にとらわれず、利用できるようになってきています。
コイン洗車場は、広い敷地が必要になるために数が多くありません。そのため、事前に調べておくとスムーズです。
セルフコイン洗車場に必要な洗車道具は?
まず、コイン洗車場の使用有無にかかわらず、セルフで洗車する際に必要な道具を説明しておきます。
セルフ手洗い洗車で使う道具は、以下の7つです。
・高圧洗浄機
・洗車スポンジ or 洗車グローブ
・カーシャンプー
・洗車用バケツ
・ホイール用シャンプー&ブラシ
・マイクロファイバークロス&吸水セーム
・ワックスorコーティング剤
後ほど、再度ご説明しますが、多くのコイン洗車場には、高圧洗浄機、カーシャンプー、ワックスおよび洗車用スポンジは備え付けられています。
そのため、基本的には、洗車用バケツと拭き取り用のファイバークロスを携帯すれば、問題ないでしょう。
とはいえ、各道具の役割を、事前に簡単に理解しておいた方が当日迷わずにすみます。今から、7つの道具について、それぞれおすすめの商品も合わせて、詳しく解説しますね。
セルフコイン洗車場で使う7つの道具
1.高圧洗浄機
自宅で洗車を行う場合、ボディを洗い流すためには必須の道具です。特に高圧洗浄機は水圧が強く、広範囲にに水を拡散できるため、高い洗浄効果と作業効率を実現できます。価格は10,000円〜からと高額ですが、揃えておきたい洗車道具の一つです。おすすめは人気高圧洗浄機メーカー「ケルヒャー」の商品です。ホースが10メートルと長く、住宅街でも安心して使用できる静音設計です。
出典:楽天市場
2.洗車用スポンジor洗車グローブ
車の汚れを落とすだけであれば、通常の洗車用スポンジで問題ありません。もし愛車にコーティングを施工していたり、ボディに洗車キズを出来るだけつけないようにしたいのであれば、素材や形状にこだわった「コーティング施工車専用スポンジ」や「洗車用グローブ」が良いでしょう。特に洗車用グローブは、ボディに最も優しいムートンで作られていて、汚れもしっかり落とせることから、コーティングの有無に関わらずどのような車にでもおすすめできます。「洗車の王国」で販売されている洗車用グローブは、世界25か国800店舗で採用された高い実績と信頼を誇る商品です。
出典:楽天市場
3.カーシャンプー
カーシャンプーはクリーミーで、泡立ちが良いものを選ぶようにしましょう。泡立ちが良いものは、汚れを泡で包むことができるので、ボディに傷をつけることなく、軽く擦っただけで汚れを落とすことができます。洗浄効果の強い成分やワックス成分が含有されたものは、ボディの塗装にダメージを与えたり、ガラス面の油膜の原因になってしまう可能性が考えられるので、できる限り避けるようにしてください。洗車用品メーカー「シュアラスター」から発売されている「カーシャンプー1000」は、泡立ちがよく高い洗浄効果を発揮します。
出典:楽天市場
4.洗車用バケツ
水をくめるバケツであれば、どのようなものでも構いません。より便利なバケツを使用したい場合は、洗車用のものをおすすめします。洗車用バケツの多くは、洗車道具を整理して持ち運べるよう蓋つきのボックス型になっていて、さらに車のルーフ部分を洗うときに便利な踏み台の機能を果たしてくれるので、バケツ一つで様々な用途に使用できます。「プロスタッフ」から発売されている「らくのりバケツは」、上記のポイントをおさえた便利なバケツです。
出典:楽天市場
5.ホイール用シャンプー&ブラシ
ホイールは最も地面に近いので、様々な汚れが付着しています。また通常の汚れに加えて、ブレーキから発生するブレーキダスト(粉塵)がこびりついてしまうので、カーシャンプーでは落ちないこともあります。ホイール専用シャンプーであればそのような頑固な汚れも簡単に落とせます。ブラシも専用設計のものであれば、細かい部分までしっかりと洗うことができます。またボディ用と分けることで、スポンジに残ったホイールの汚れがボディについてしまう心配も無くなります。シュアラスターから発売されている「ホイールクリーナー」はシャンプーとスポンジがセットになっているお得な商品です。
出典:楽天市場
6.吸水セーム&マイクロファイバークロス
拭き上げ作業で必要なタオルですが、最もおすすめなのが吸水セームとマイクロファイバークロスです。吸水セームは、鹿の皮を柔らかく加工し吸水性を向上させたクロスです。拭き上げの効率格段に上がり、作業時間を短縮することができます。マイクロファイバークロスも吸水性が高く、さらに細かい繊維で作られているため洗い残しの汚れも拭き取ることが可能です。私は吸水セームで大まかな水気を取った後、より綺麗に仕上げるためにマイクロファイバークロスで仕上げを行っています。
以下の「アイオン」の吸水セームと「ソフト99」マイクロファイバーは、高い吸水力とボディを傷つけない素材が利用者から非常に高い人気があります。
出典:楽天市場
出典:楽天市場
7.ワックスorコーティング剤
愛車を綺麗に輝かせるためには、ワックスやコーティング剤も必須です。どちらもツヤや撥水性能などが効果としてありますが、より効果が期待できるのはコーティング剤です。ワックスに比べて施工の手間が省けて、長期間持続するものもあります。ワックスはツヤは出ますが、油脂やロウなどの成分で作られているため、コーティング剤に比べ落ちやすく、洗車の度に施工が必要になります。スプレーで吹き付けて拭き取るだけの、簡単に施工できるコーティング剤「ゼロウォーターシリーズ」がおすすめです。濡れたボディにそのまま使用できるので、時間も短縮できる優れものです。
出典:楽天市場
コイン洗車場を使うことで不要になる道具と使用製品の注意
これまで、セルフ手洗い洗車で使う道具を7つ説明してきましたが、コイン洗車を利用する際には、以下4つの道具が必要無くなります。
・高圧洗浄機
・カーシャンプー
・ワックス
・洗車用スポンジ
コイン洗車には高圧洗浄機が備え付けてあります。さらに、高圧洗浄機にはカーシャンプーやワックスを利用できるメニューがあるため、用意する必要がありません。コイン洗車場によっては、洗車用スポンジ(ブラシ)の貸し出しをしていることも多いでしょう
そのため、コイン洗車場利用当日は、洗車用バケツと拭き取り用のファイバークロスを携帯すれば、問題ないでしょう。
しかし、カーシャンプーやワックス、洗車用スポンジなどは、どのようなものが使用されているかは場所によって違いますし、製品によってはボディを痛めたり効果が期待できない場合もあります。
それゆえ、洗車にこだわりがある方やカーコーティングを施工している車などは、自分で洗車道具を準備することをおすすめします。
洗車道具について解説をしましたが、オススメの洗車道具を以下の記事で詳しく紹介していますので、洗車道具について知りたい方はぜひ見てみてください。
関連記事:これで手洗い洗車は完璧!おすすめの洗車グッズと洗い方を徹底解説!
コイン洗車場の具体的な使い方とは?7つの手順と2つのコツ
次に、コイン洗車場の具体的な手順・洗車のコツについて解説します。
コイン洗車場の具体的な手順
まず、コイン洗車場での洗車の手順について解説します。洗車の手順は以下の通りです。
手順1
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洗車スペースに車を停車させたら、あらかじめバケツにカーシャンプーと水を入れ泡立たせる(※設置してある蛇口の水道水を使用します)
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手順2
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高圧洗浄機に硬貨を入れ、メニューを選択する
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手順3
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洗浄ガンで、ボディについた汚れやホコリを洗い流す
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手順4
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スポンジを使用し、カーシャンプーで洗っていく
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手順5
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洗い終わったら、再び高圧洗浄機で洗い流す
すすぎ残しが無いように、隙間や裏側など丁寧に隅々まで水で流す
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手順6
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拭き上げスペースに移動し、吸水セームやマイクロファイバークロスで水気を完全に拭きとる(拭き残しはウォータースポットの原因になる)
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手順7
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ワックスやコーティング剤がある場合は、それらを使用して仕上げる(混み具合などを確認しながら、余裕がある場合は行う)
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洗車手順の中で注意が必要なのは、洗う順序です。基本はホイール・ボディの下部から洗うのがおすすめです。ホイールやボディの下部の汚れには、ブレーキダストや油分などが含有していることが多いです。ボディ洗浄後それらの部分を洗うと、ボディに飛び散ってしまい、再度洗わなければいけなくなってしまいます。しかしこれは、ホイール用・下部洗浄用・ボディ用と用途ごとにスポンジを分けている場合のみおすすめできる順序です。1つのスポンジで洗車してしまうと、ホイールの汚れがついた状態でボディを洗うことになり、汚れが再付着してしまいます。
コイン洗車場で洗車する2つのコツ
コイン洗車場で洗車するコツは、大きく分けて次の2つです。
・コツ1:時間を意識して手早く洗車、拭き取りをする
・コツ2:設置されている道具は最大限使う
それぞれ詳しく解説しますね。
コツ1:時間を意識して手早く洗車する
コイン洗車場を利用する上で気をつけるべきポイントは、スピーディーに作業を進めることです。高圧洗浄機には各コースで5分〜10分の制限時間が設けられています。丁寧に洗車をすることも重要ですが、時間への意識も必要です。
しかし、作業が雑になってしまってはいけません。特にカーシャンプーのすすぎ残しや拭き残しはボディの塗装を痛めてしまてしまったり、ウォータースポットができてしまう原因になります。スピードを重視しつつ、隅々まで丁寧に作業を行うようにしましょう。洗車前にボディ全体を確認し、汚れの状態を把握しておくのも良いですね。
コツ2:設置されている道具は最大限使う
コイン洗車場には、高圧洗浄機以外にも掃除機やフロアマット洗浄機が設置してある場合が多いので、これらも有効活用してください。それぞれの料金は、掃除機が5〜7分で100円、フロアマット洗浄機は無料で提供している場所が多く、料金がかかっても100円程度でどちらも低価格で利用できます。掃除機は硬貨を投入したら、あとは車内にホースを引き入れて、ゴミを吸い込んでいくだけです。
マット洗浄機も有料の場合は硬貨を投入、無料の場合は電源によって洗浄機を稼働させて、マットを挿入し、ボタン(レバーの場合もある)を押して、1分程度でマットが綺麗になります。大まかな使用の仕方はこのような感じですが、メーカーや搭載しているモードによって異なりますので、記載している注意書きをしっかりと読んで、利用するようにしてください。
さて、ここまででコイン洗車場の利用方法を解説してきましたが、少し面倒だな...と感じる場合は、プロに頼むというのも検討してみてください。
関連記事:洗車はプロにお願いすべき?自分で行なった場合との違いを徹底解説!
続いては、コイン洗車場でトラブルを避けるための注意点です。
コイン洗車場でトラブルを避けるための3つのマナーとは?
コイン洗車場では、利用の仕方によってトラブルを招いたり、巻き込まれたりする可能性があります。全ての利用者が気持ちよく利用できるよう、以下の3つことに注意しましょう。
・長時間の利用は避ける
・スペースの用途を守って利用する
・他の利用者への気を配る
以上の3つについて、詳しく解説をしていきます。
1.長時間の利用は避ける
明確に利用の時間は決まってはいないので、全てのケースに当てはまるわけではありません。混雑の状況によって、臨機応変に対応する必要があります。特に休日は利用者が多いことが予想されますよね。もし入念に洗車を行いたい場合は、あらかじめ休日のような混雑が予測できる日を避けたり、早朝や夜のような利用者が少ない時間帯に変更するなど、工夫をして利用することをオススメします。
2.スペースの用途を守って利用する
洗車専用スペース、拭き上げ専用スペースがなど用途ごとに必ず専用スペースで作業をしましょう。よく見られる例として、洗車専用スペースでそのまま拭きあげまで行っている利用者がいますが、これはルール違反です。隣で洗車を行なっている方や次の順番を待っている方に迷惑がかかります。スペースで指定されている作業が終了したら、速やかに次の利用者へ譲るようにしましょう。
3.利用者への気を配る
みんなが気持ちよく利用するには、コイン洗車場のルールを守ることはもちろんですが、利用者への気遣いも重要だと考えます。例えば私は、以下の4つの点を特に気をつけています。
・隣の利用者へ水しぶきがかからないよう、高圧洗浄機の使い方に気をつける
・洗車スペースの地面に落ちた汚れは、極力洗い流す
・ゴミや吸い殻などを残さない
・順番待ちをしている場合は、他の方に譲るくらいの気持ちの余裕をもつ
非常に基本的なことのように聞こえるかもしれませんが、私が利用者として体験し不快感を感じることが多かったので、特に気をつけている項目です。愛車を綺麗にすることに集中しすぎて、思わず注意を怠ってしまうこともあるかもしれません。私にもそのようなことがあります。コイン洗車場を利用する際には、基本のルールを守る事やみなさんのちょっとした気遣いが、利用しやすい環境へと繋がっていきます。
愛車を長持ちさせるならプロに洗車をお願いするのがおすすめ
今回は、コイン洗車場の使い方・注意点などを中心に解説しました。セルフ洗車を行う方にとっては様々な設備が整っている上、低価格で利用ができるので非常に魅力がある環境でしょう。セルフ洗車は、自分の愛車に愛着が強まり、カーライフの一つの楽しみと言えます。しかし、セルフ洗車は時間や手間がかかりますし、たくさんのことに気をつけなければいけません。また、洗車機を完備しているガソリンスタンドと比較すると、非常に数が少なく、近場にない場合も考えられます。
そのような場合には、洗車のプロにお願いすることも一つの手です。プロに洗車を依頼することで、自分で行う手間を省くことができ、短時間で綺麗に仕上げてもらうことができます。また、プロの目で愛車の状態をチェックしてもらうキッカケにもなるので、定期的にいくことがおすすめです。ちなみに、近場でプロに洗車をお願いするときは、楽天Carの洗車・コーティング予約サービスが便利です。郵便番号を入力するだけで、近場のお店の検索と予約が可能です。さらにお店の口コミも見れるので、事前にお店の評判を知るこができます。また、ご利用金額に応じて楽天ポイントも貯まるので、ぜひ使ってみてくださいね。
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参考サイト
コイン洗車場の使い方、必要な準備、覚えておくべきマナーは? | カーナリズム https://matome.response.jp/articles/2112(参照日:2019.07.22)
東京都の洗車場一覧 - NAVITIME
https://www.navitime.co.jp/category/0816/13/ (参照日:2019.07.22)
東京都23区のセルフ洗車場・コイン洗車場全21か所一覧【2018年最新版 …
https://car-moby.jp/354363 (参照日:2019.07.22)
東京都コイン洗車場を調べる|洗車方法など、洗車のことはソフト99洗車ナビhttps://www.soft99.co.jp/sensya-navi/sp/coinwasher/?operation=search&pref_id=13 (参照日:2019.07.22)
コイン洗車場の探し方と利用方法の完全ガイド【クルマ初心者必
https://navikuru-car.com/coin-car-wash-17448 (参照日:2019.07.22)
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