2021-02-01
洗車はプロにお願いすべき?自分で行なった場合との違いを徹底解説!
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洗車をプロにお願いしようか、自分でやろうか迷っていませんか?正直なところクオリティ以外の部分で、プロが行なった場合と自分で行なった場合の違いについて詳しく知らない方が多いと思います。また自分で行なった場合に、プロと同じくらいのクオリティを出せたら嬉しいですよね。この記事ではプロとの違いや自分で洗車を行う場合のコツなどについて詳しくまとめています。
愛車をキレイに保つために欠かせないのが洗車ですよね。洗車を行う際に必ずと言っていいほど悩むのが、プロにお願いするか自分で行うかという問題です。実際、洗車は自分で行うことが可能ですし、自分で行なっても大きな差は無いと思っている方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、洗車をプロにお任せした場合と自分で行なった場合の違いや、自分で洗車するときにプロ並みのクオリティを出すためのテクニックについて解説します!
※本記事記載の商品・サービスの価格は、2019年9月時点のものです。
洗車はプロにお願いすべき?自分で洗車するときの違いは?
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まず、プロにお願いしたときと自分で洗車したときの違いについて解説します。大きな違いは、以下の3つです。
- 仕上がりのクオリティ
- 洗車の作業時間
- 使用している洗車用品の性能
クオリティと作業時間に関しては、みなさんお分かりの通りプロの方が圧倒的にキレイで作業時間も早いです。洗車の知識やスキルはもちろん、様々なメーカーや車種に対応し経験台数も大きく違うため、洗い方や汚れやすい箇所などを的確に把握しており無駄な動きが一切ありません。またお店の人員や作業状況によっても異なりますが、一台に対して作業する人数が2〜3人といった場合もあるため大幅に時間を短縮することが可能です。ガソリンスタンドや業者にお任せした場合、手洗いの水洗い洗車であれば拭き上げ(車内外)までで最短約25分終了しますが、これを自分で行なって同じクオリティまで仕上げるとなると、プロの倍以上の時間がかかるでしょう。参考までにプロの作業工程と自分の工程を比較してみてください。
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■プロの洗車工程(施工店により若干の差はあり)
・作業1:高圧洗浄ガンで水を吹きかけ、表面のホコリなど洗い落とす
・作業2:泡(柔らかくクリーミー)を全体に満遍なく吹き付け、泡を滑らせるように汚れを落としていく
・作業3:ガンで水を吹きかけながら、隅々まで泡(汚れ)を落としていく
・作業4:水滴をエアガンで吹き飛ばし、専用のクロスで拭き上げる(ドア・窓の内側、ステップ部分、エンジンルーム等)
・作業5:タイヤワックスを塗り込む(軽い車内清掃)
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いかがでしょうか。この工程をプロと同じ時間で行うのはなかなか難しいですよね。さらに一人で行うと考えると、かなりの労力が必要になることがわかっていただけると思います。
洗車用品にもやはり違いがあります。キズが付きにくい素材であったり、コーティング施工車の場合はコーティングを痛めないような成分で作られているシャンプーなど細かい部分にまでこだわった洗車用品ばかりです。最近ではカー用品店でプロ使用の洗車用品が数多く販売されていますが、価格が高いのに性能が低かったり製品の耐久性が短いものも存在するので、一部プロ仕様と言い難いものがあるのも事実です。
また全ての専門業者ではないですが、洗車に使う水自体が違う場合もあります。これはボディにデポジット(水ジミ)などが付着してしまうのを防ぐためです。一般で使用される水道水などには浄水の段階で様々な成分が含有されてしまうため、ボディにいくつもの白く丸いシミが残ってしまう場合があり、専門業車では純水(不純物を取り除いた水)を使用している業者が多いです。洗車用品は自分で用意することがができても、洗車できるほどの量の純水まではさすがに用意するのは難しいですよね。
自分で洗車をすることはもちろん良いことですが、時間や洗車用品などを全て完璧に揃えることはなかなか難しいかもしれません。しかしプロに手洗い洗車をお願いする場合でも、場所を探すのが一苦労だったりしますよね。楽天の洗車・コーティング予約サービスなら郵便番号を入力しただけで、近くのお店の検索や予約がカンタンにできます。ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
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洗車はどのぐらいの頻度でやればいいの?おすすめの頻度は?
ちなみにみなさんはどのくらいのペースで洗車を行なっていますか?私は過去に1週間に1回のペースで行なっていました。毎日通勤に使用していて距離も遠く汚れるスピードも早かったうえ、自宅にはガレージやカーポートがなかったためです。このように使用状況や保管場所によって、洗車の頻度は異なります。また居住地域の特性などによっても異なるでしょう。下記の統計では、1ヵ月に1回のペースで洗車を行なっているという結果が多く回答されています。
出典:洗車に関する消費者調査
では次に洗車の頻度は、どのような違いで分けられるのか簡単に表にまとめてみました。
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洗車頻度:高
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洗車頻度:低
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保管場所
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屋外
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屋内
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ボディ色
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濃色
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淡色
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コーティング
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無し
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有り
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このように保管場所・ボディ色・コーティングの有無で大きく洗車の頻度が変わってくることがわかります。
またこの他にも使用状況や居住地域、季節、使用場所などで変わってきます。
・降雪地域や近くに海がある場所に住んでいる
・工場地帯がある場所に住んでいる・勤務している
・走行中に虫や鳥のフンが付着してしまった
これら3つの要因特に注意が必要で、放っておくとボディや車体に対して大きなダメージを与えてしまうので、こまめな洗車が必要です。このように洗車の頻度は様々な状況や環境によって違いますし、臨機応変に対応していかなければなりません。以下記事で洗車頻度について解説しているので、詳しく知りたい方は以下を見てみてくださいね!
関連記事→洗車頻度は多い方がいい?影響のある3つの項目から徹底解説!
自分で洗車する場合にプロ並みのクオリティを出す方法とは?
序盤で洗車は「プロにお任せした方が良い」というお話をしましたが、毎回プロにお願いするのはお金がかかりますし、「愛車は自分での手で洗車をしたい!」と思っている方もいますよね。そのため、洗車の仕上がりを少しでもプロに近づけるためのテクニックを紹介します。
洗車をプロ並みにする方法1:洗車用品にこだわる
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コーティングを自分で施工するときは「下地処理」が命
まずは洗車用品にこだわることが最も重要です。これから自分で洗車に挑戦する方、今まで洗車を行なった経験がある方も、一度洗車用品について確認してみましょう。
最低限必要なもの |
よりキレイに仕上げられるもの・便利なもの |
- バケツ
- カーシャンプー
- スポンジ(ブラシ)
- タオル
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- ワックス
- コーティング剤・ねんどクリーナー
- ホイールクリーナー
- 汚れ落とし(水垢取りなど)
- 脚立(ミニバンなど高さがある車にオススメ)
- 家庭用高圧洗浄機(自宅で行う場合)
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表では最低限必要なものと、洗車にこだわるなら持っておいたほうが良いもので分けてあります。バケツ、カーシャンプー、スポンジ(ブラシ)、タオルが最低限洗車に必要です。より綺麗に仕上げたい方は、コーティング剤やねんどクリーナーなども用意しておくと良いでしょう。洗車に使う商品の中でも、以下の製品はこだわった製品を選ぶことがおすすめです。
・カーシャンプー
泡立ちがよく、クリーミーで洗浄成分が強くないもの。コーティング施工車は、専用品を選ぶようにする。
・スポンジ(ブラシ)
羊毛を使用したモップ形状のものがオススメ。ボディを優しく洗い上げ、しっかりと汚れを落としつつ、洗車キズも付きにくい。
・タオル(拭き上げ用)
普通のタオルではなくセーム革で作られた専用クロスを使用。吸水率も良く、こちらもボディへのダメージを与えない設計。またホイール用とボディ用で分けるとことも忘れずに。
・ねんどクリーナー、汚れ落とし(水アカ取り)
こちらは頑固な汚れやボディのくすみを無くし、キレイに仕上げるためには非常に便利。特にねんどクリーナーは、鉄粉などの普通の洗車では落とせない汚れも落とし、ボディをツルツルにする効果がある。
・ホイールクリーナー
ホイールにはブレーキダストと言われる、ブレーキ時に発生する特有の汚れが付着するため、専用のシャンプーとスポンジ(ブラシ)を用意すると良い。専用のシャンプーが用意できなくても最低限、ボディ用とホイール用でスポンジは分けよう。
ちなみに手洗い洗車のおすすめグッズについては、以下でも詳しく解説しています。他にも知りたい方は、ぜひ見てみてくださいね!
関連記事→これで洗車は完璧!手洗い洗車のやり方・コツ・注意点を徹底解説!
洗車をプロ並みにする方法2:洗車の注意点を把握する
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洗車用品の準備ができたら、洗車の手順や注意点について把握しておくことも、プロのクオリティに近づける大事な要素になります。洗車を行う際は以下のことを忘れずに行なってください。
・シャンプーを使用する前に、ボディの表面に付着したホコリなどを十分に洗い流す
・シャンプーはしっかりと泡立てて、強くこすらず泡を滑らせるように洗う
・すすぎは泡が残らないよう、しっかりと洗い流し、拭き上げも隅々まで丁寧に行う
これら3つは仕上がりに大きく影響してきます。特に初心者がやってしまいがちなのが、そのままシャンプーを使用したり、スポンジなどで強くボディをこすってしまうことです。これらはボディにキズをつけてしまう危険性が非常に高いです。自分の顔を洗顔するときは、まず顔を一度軽く濡らしたりしてから洗顔料を使用して洗いますし、洗顔料もしっかりと泡立てて優しく洗っていきますよね。車のボディはみなさんの顔と同様にとてもデリケートなのです。先にしっかりと水で予洗いをしてから、泡で優しく洗うことでキズをつけずに、汚れもキレイに落とすことができます。
さらに洗い流す際もみなさんの洗顔と同様に、しっかりと洗い流してください。泡が残った状態だと、水分が乾いた後に白く残ってしまったり拭き上げている最中にも、泡が隙間などから垂れてきてしまったりと作業の妨げたや仕上がりが悪くなる原因になりかねません。水と泡を上手に使用することで、キレイに仕上がり洗車の時間短縮にも繋がります。
また手順以外の注意点として、
・晴れている日の洗車は避ける
・屋根がかかっている場所で行う
・地面がキレイなところで行う(舗装路など整備されている場所)
といった環境で行うことも重要です。晴れている日は避けると聞いて疑問に思う方もいると思いますが、これは炎天下の状態を避けるといった方が正しいでしょう。特に夏などの気温が高く日差しが強い日に洗車行うと、洗った直後から水気が乾いてしまい、デポジット(水ジミ)ができやすくなってしまいます。ですので夏場は、日差しが強くなく気温が比較的涼しいの早朝や夕方に行うのがオススメです。
また、屋根がかかっている場所で行うのも、日差しなどの関係や突然の天候の変化などの突発的なことへの対応と、自分を守るためということにも繋がります。天候ならまだ良いですが、不運に洗車直後に鳥のフンなどがかかってしまったら、テンションが下がってしまいますよね。それから天気の良い日に強い日差しを浴びながら洗車を行なっていると想像以上に体力も奪われますし、熱中症などの危険性もあります。
最後の地面がキレイなところで行うというのは私の経験談で、自宅前で洗車を行なっていたところ地面に溜まった洗い流した汚水が車の下部に跳ね返って汚れていたことがあります。セルフの洗車場などで行う場合は可能性が低いですが、一度洗う前に地面に前の使用者の汚れなどがないか、確認を行なった方が良いかもしれません。また自宅前が舗装路ではなかったり、共同で使用するような道路であれば注意が必要です。
洗車をプロ並みにする方法3:洗車する場所ごとのコツを理解する
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プロであれば車種によって洗いづらい箇所や汚れやすい箇所、丁寧に優しく洗わなければいけない箇所の特徴を把握していますが、自分で行う場合はわからない方が多いですよね。ここでは最低限も覚えておいてほしい箇所を紹介します。
・バンパー開口部から見えるエアコンのコンデンサー
・ドア、エンジンルーム、トランクなどの継ぎ目やパーツの隙間
・バンパーの下側やサイドステップ下部(折り返し部分など)
上記の3つは洗車を行う際に注意が必要な箇所です。1つ目のエアコンのコンデンサーですが、エアコンの高温ガスを外気で冷やす装置で、バンパーの開口部から見ているパーツです。コンデンサーのフィンは素材が非常に柔らかいため高圧洗浄ガンなどをダイレクトに吹き付けると、折れ曲がったり破損してしまう可能性があるため、決してそのようなことはしないようにしてください。よく虫などが挟まっているため洗い流したくなる気持ちもわかりますが、NGな行為ですので覚えておきましょう。
2つ目の部分には水や泡がたまりやすく、拭き上げの際に永遠と垂れてくることがあります。これは車種の構造によってもバラツキがありますが、中には大量にたまりやすい構造のものもあり、放っておくとサビや腐食の原因になりかねません。隙間という隙間は入念に拭き上げを行なってください。できれば水滴をキレイに吹き飛ばすことができるブロワ(小型ハンディ送風機)などを用意しおくと、そのような心配は無くなります。また拭き上げ作業も容易にできるようになるので非常にオススメです。(ブロワはホームセンター、ネットショップなどで購入可能)
そしてバンパーやサイドステップの下部ですが、ここは地面に近いため汚れが残りやすくこびりついていることが最も多い場所です。放っておくとこちらもやはり最終的にはサビなどの大きなダメージを与えるので、しっかりと洗浄しましょう。
洗車は目に見える場所ばかりに注意がいってしまいがちですが、目には見えにくい場所の汚れを落としてこそプロのクオリティと言えます。ぜひ細かいところまで注目して、丁寧に洗車を行なってみてください。
洗車をもっと楽にする方法はコーティングをすること!
ここまで洗車用品や注意点、コツなどを説明してきました。これを読んで「なんか洗車って面倒だな」と思った方もいるのではないでしょうか。実際に自分で洗車を行うと手間と時間は確かにかかってしまいます。ですが、その分愛車への愛着が湧くのも確かです。そんな方におすすめなのが、カーコーティングです。最近ではガソリンスタンドなど身近な場所でも耳にする機会が増えたように思います。
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カーコーティングをすると洗車が楽になる理由が分からない方もいると思いますので、簡単に解説します。カーコーティングは名前の通り、ボディの表面に化学溶剤を塗り込み特殊な皮膜で覆って(コーティングして)ボディにダメージを与える様々な要因から保護してくれます。カーコーティングの皮膜の表面はツルツルしていて、さらに撥水加工が施されれているので、たとえ汚れがついてしまっても水洗い洗車でカンタンに落とすことが可能です。また基本的には定期的に水洗い洗車を行なっていれば自分で行うメンテナンスは必要がなく、手間がかかりません。
コーティングの種類によっても異なりますが耐久性が優れているのもカーコーティングの特徴です。一度の施工で最低でも3ヵ月、最も長いものだと5年程度は効果が持続します。さらに施工店での定期的なメンテナンスやコーティングの施工によってその皮膜を強固なものにし、効果をさらに持続させることが可能です。費用は1万円〜と少々高価ですが効果が長く、洗車にかかる時間や手間を省くことができて洗車用品選びにいちいち頭を悩ませずに済むのですから、とても優れものではないでしょうか。そして汚れだけではなく、キズやボディのサビや腐食などからもしっかり守ることができるので、コーティングの施工を検討してみてはいかがでしょう。
カーコーティングについて詳しく解説をした記事もありますので、検討される方はぜひこちらも合わせて読んでみてください。
関連記事→カーコーティングとは?具体的な効果・長持ちさせるコツを徹底解説!
洗車・コーティングができるお店を近場で探す方法とは?
愛車を長く所有するには洗車が必要不可欠ですが、自分で行うには時間・手間・資金が意外とかかってしまいます。またこれらを十分に費やしたからといって、プロの腕に叶うかといったら、なかなか難しいのが現実です。自分で洗車を行うことは愛車の状態を把握もできますし、愛着が増すので非常に良いことだと思います。しかし、自分で洗車を行うことに何もメリットを感じないのであれば、プロに洗車をお願いすることをオススメします。
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※本記事記載の商品・サービスの価格は、2019年9月時点のものです。
参考サイト
手洗い洗車 | 洗車とケア | 商品・メニュー | 「キレイを、長く!」のカーコーティング 2019.6.17
http://www.keepercoating.jp/lineup/wash/
プロの洗車は何が違うのか? シュアラスターラボに聞いてみた | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO 2019.6.17
https://gazoo.com/article/daily/190211.html
プロが教える!コーティングを長生きさせる洗車や手入れの方法カービューティIIC 2019.6.17
https://www.pro-iic.com/column/sensya.php
手洗い洗車:あらゆる「車の美しさ」を実現するキーパーコーティングと洗車の専門店 キーパーラボ 2019.06.17
http://www.keeperlabo.jp/service/wash/
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