2020-07-01
車検がお得に受けられる陸運局とは?具体的な流れを解説!
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「陸運局でも車検を受けられるみたいだけど、車検業者に依頼するのと何が違うんだろう...」と思っていませんか?そこで今回は、陸運局での車検の特徴や費用について解説します。必要な準備・手順も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「自分で陸運局に車を持ち込み、車検費用を安くすませられる」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。この記事を読んでいるあなたは、陸運局に車を持ち込んで車検しようと考えているかもしれませんね。しかし、車検は専門的な技術や知識がないとできないイメージがあったり、自分で車検を通せるのか不安だったりする人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、陸運局の特徴やユーザー車検に必要な準備・流れを解説します。ユーザー車検が不安な場合の代替策も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
車検を行う陸運局とは?概要や業務時間を解説
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陸運局は地方運輸局の略称で、国土交通省が管轄する運輸支局のことです。自動車や道路に関する行政手続きはもちろん、海運や鉄道などに関する業務も行っています。地方運輸局とは別に、車検に関する業務(検査・登録など)のみを行っている「自動車検査登録事務所」という行政機関もあります。運輸支局と合わせて、「陸運局」と総称されていることが多いです。
陸運局でできること
陸運局では、車検のために自動車検査場が設置されており、検査ができます。また事務手続きもできる窓口があり、検査後の登録作業をはじめとする一連の車検業務全般を行えます。また、車検以外にも以下のような手続きが可能です。
- 自動車のナンバーの変更
- 自動車の売買や譲渡などの際の名義変更
- 車検証を紛失した際の再発行
車を持ち込んでユーザー車検ができる
陸運局ではユーザー車検ができます。ユーザー車検とは、ディーラーや自動車整備工場などに依頼せず、自動車の所有者自らが車検を行うことです。具体的に言うと、ユーザー車検には以下の特徴があります。
- 自分で車を持ち込み車検を受ける
- 車検にかかる費用が圧倒的に安い
- 整備不良や検査ミスがなければ1日で車検が終わる
- 代車がいらない
ユーザー車検は基本的に1日で検査が終了します。業者に依頼した場合、2~3日かかることもあるため、圧倒的に時短できます。その上、整備不良や検査ミスがなければ、1日で検査が終わります。検査した日に車を持ち帰ることができるため、代車が不要というのも嬉しいポイントです。ユーザー車検についてもっと詳しく知りたい場合は、以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:ユーザー車検は業者と何が違う?特徴と検査の流れをわかりやすく解説
陸運局の所在地と業務時間まとめ
陸運局は、全国93箇所(2020年2月現在の数字。運輸支局と自動車検査登録事務所の合計数。)に設置されています。国土交通省のHPからあなたの住んでいる地域の陸運局を調べることができるので、ぜひ利用してみてください。また、車検に関する申請等の受付は多くの場合、土日祝と12月29日~1月3日を除く平日の以下時間帯のみとなっています。内容によっては受付時間が異なる場合もあるので、事前にHPで確認をしておくことがおすすめです。ユーザー車検を受けたい場合、普通自動車であれば国土交通省の予約システムから予約をしたのち、陸運局で車検が受けられます。ただし軽自動車の場合は陸運局では受けられないので、注意が必要です。軽自動車でユーザー車検を受ける場合は、軽自動車検査協会の予約システムから電話予約しましょう。その後、全国各地の軽自動車検査協会で車検を受けることになります。
検査申請の受付時間 8時45分~11時45分/12時45分~15時45分
登録申請の受付時間 8時45分~11時45分/13時~16時
ユーザー車検を受けたい場合、普通自動車であれば国土交通省の予約システムから予約をしたのち、陸運局で車検が受けられます。ただし軽自動車の場合は陸運局では受けられないので、注意が必要です。軽自動車でユーザー車検を受ける場合は、軽自動車検査協会の予約システムから電話予約しましょう。その後、全国各地の軽自動車検査協会で車検を受けることになります。
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ユーザー車検に落ちないための事前準備や具体的な流れは?
ユーザー車検は車検業者に依頼せず、自分で車検を行います。そのため、部品交換や修理がなければ料金が安く抑えられるというのが大きなメリットです。しかし、自分で車検をする分、準備も自分でしなければなりません。ユーザー車検に必要な準備は、大きく分けて以下の2つです。
- 車検に通るための事前チェック
- 車検に必要な書類の準備
自分で車検をするにあたって、検査時のミスで車検に落ちてしまうことが多いです。そうならないために、車検に通るための事前チェックをしっかり行いましょう。車検の検査項目について詳しく知りたい方は、以下がおすすめです。
関連記事:車検の検査項目一覧まとめ!検査内容と車検に落ちないための対策も解説
ユーザー車検に必要な書類は、以下の通りです。
- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 自動車検査票
- 自動車重量税納付書
- 継続検査申請書
- 定期点検整備記録簿
- 印鑑
車検証は、有効期限が切れていないことを確認しておきましょう。もし、期限が切れていたり車検証を紛失した場合は、再発行が必要です。車検証の再発行手続きについて詳しく知りたい人は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
関連記事:こんな時どうする?車検の必要書類を失くした時の対処法
これらの準備ができたら、以下の手順でユーザー車検を受けましょう。
- 運輸支局で必要書類を受け取る
- 自動車重量税と検査手数料を受け取る
- 自賠責保険の継続加入手続きを行う
- 納税確認の押印をもらう
- 車検の受け付け
ユーザー車検の準備や流れについて以下で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
関連記事:ユーザー車検は業者と何が違う?特徴と検査の流れをわかりやすく解説
ユーザー車検の手間をなくせる「代行車検」とは?
ユーザー車検は費用が安くすみますが、初めてだと敷居が高く感じる人もいるのではないでしょうか。車いじりが趣味だったり、普段から車周りを触ることに慣れていたりする場合は、問題ないかもしれません。ただ、慣れている人でもユーザー車検が初だと、検査ミスで車検に落ちてしまうこともあります。自分で受けて車検に落ちてしまい、再度車検を受けないといけない......なんてことになったらショックですよね。そんな時に便利なのが、代行車検です。
代行車検は、車検代行業者に「ユーザー車検を代行してもらうこと」を指します。代行車検を依頼するメリットは、以下のとおりです。
- 費用が安く抑えられる
- 手間がかからない
- 1日で終わる
代行車検にかかる費用は、法定費用に加えて1万円ほどの代行手数料のみとなるため、ガソリンスタンドや自動車整備工場、ディーラーなどで車検を依頼するよりも圧倒的に安く車検を受けられます。さらに、ユーザー車検と違って自分で検査をしなくていいため、手間がかからず整備の知識も必要ないというのも大きな魅力です。また、ユーザー車検を代行してもらうだけなので、ほとんどの場合はユーザー車検と同じく1日で車検が終わるというのも嬉しいですよね。
代行車検についてもっと詳細を知りたいという場合は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:車検代行って何?低価格で依頼できる理由と安全面のリスクを解説!
陸運局でユーザー車検をする際の3つの注意点
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陸運局でユーザー車検を受ける際は、以下の3つの注意点があります。
- 車検に通らない可能性がある
- 追加で整備費用が必要になる可能性がある
- 検査の受付時間が平日の日中しかない
それぞれについて詳しく解説します。
1.車検に通らない可能性がある
ユーザー車検では、車検に通らないケースがあります。車検に通らない原因には、以下の2つのパターンが多いようです。
- 「車」が原因の場合
- 「人」が原因の場合
「車」が原因の場合というのは、車検の時点で整備不良があった場合です。自分でメンテナンスをしてユーザー車検を受ける場合は、特に注意が必要です。整備不良の度合いにもよりますが、一度車を車検業者に出して、もう一度車検を受けることもあります。整備不良で車検に通らない心配をなくしたいなら、事前に自動車検査場(テスター屋)で検査をしましょう。
「人」が原因の場合というのは、検査の際にミスをしてしまった場合です。ユーザー車検を受けるのが初めてという人に、特に多いです。また検査結果に関係なく、事前に提出する書類に大きな間違いがあった場合も、不合格になるケースがあるようです。「人」が原因で車検が通らない事態を避けるためには、代行車検を依頼すると良いでしょう。
2.追加で整備費用が必要になる可能性がある
整備不良が原因で車検に通らなかった場合、車検業者に部品交換や整備を依頼する必要があります。そうなった場合は予想外の整備費用がかかる上、再度車検を受ける費用までかかってしまいます。「最初から車検業者に依頼しておいた方が、コスパが良かった...」なんてことになるかもしれません。
またユーザー車検に落ちてから車検業者を探すのは、大変です。どこに頼めばいいのかわからない...という人もいるかと思います。そんな人に向けて、車検業者の選び方を以下で詳しく解説しています。「費用」だけでなく「質」の視点でもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:車検はどこで受けられるの?選び方の2つのポイントやお得に受ける方法!
3.検査の受付時間が平日の日中しかない
陸運局に車を持ち込んでユーザー車検を受ける場合、当然ですが陸運局の受付時間内に行く必要があります。しかし、検査申請の受付時間は平日の8時45分~11時45分もしくは12時45分~15時45分と、普段働いている人にはなかなか行きづらい時間です。これを考えると、平日の日中に検査の申請に行けない、という人は民間の業者に依頼する方が楽かもしれません。
ユーザー車検が不安なら、代行を頼むという手も
最後に、本記事についてまとめます。
- 陸運局ではユーザー車検ができる
- ユーザー車検は費用が安いが、自分で検査しなければならない
- ユーザー車検では、整備不良がなければ1日で車検が終わる
- ユーザー車検では、平日の日中しか予約できないデメリットがある
- 自分で検査するのが不安なら、代行車検がおすすめ
ユーザー車検は費用を安く抑えられるため、整備に関する知識がある人におすすめです。その反面慣れていない人は、車検に落ちて余計な手間や費用が増えてしまうということもあります。そのため、「自分にユーザー車検があっているのか見極めること」が非常に重要です。もしもユーザー車検が不安であれば、ディーラーやガソリンスタンドなどの車検業者に依頼するのもひとつの手です。
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参考サイト
自分で車検を通す方法|ユーザー車検の流れと注意点[2019年06月06日] | 車検の費用・相場 | 新車・中古車の【ネクステージ】(参照日:2020-02-11)
https://www.nextage.jp/syaken_guide/cost/20190606180916/
ユーザー車検の方法・やり方 | ユーザー車検の受け方(参照日:2020-02-11)
https://annai-center.com/syaken/yarikata.php
自動車:全国運輸支局等のご案内 - 国土交通省(参照日:2020-02-11)
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000034.html
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