2020-06-24
車を売却する時の6つの方法、そのポイントと選び方は?

画像出典:Adobe Stock
車の売却を考えたとき、まずは「どのように売却するのか」をインターネットで検索するのではないでしょうか。車買取の情報はあまりにも多く、結局どこで売ったら良いのかわからなくなってしまいます。
車の価格は複数の要素が絡み合い、売買価格が決まります。ここではいくつかに分けて手順とポイントを解説させていただきます。
- 車を売却する6つの方法
- 売却方法の選び方
- 売却交渉のポイント
1. 車を売却する6つの方法
インターネットで溢れかえっている車の売却方法ですが、大きく分けて6つに分類されます。ここではこれらの特徴、メリット/デメリットについて解説します。
《 1 》ディーラー下取り
《 2 》買取店
《 3 》一括査定
《 4 》個人間売買
《 5 》オークション代行
《 6 》楽天Carオークション
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ディラー 下取り |
買取店 |
一括査定 |
個人間売買 |
オークション代行 |
楽天Car オークション |
高額買取に期待ができる |
△ |
◯ |
◎ |
◯ |
◎ |
◎ |
売却先を探す手間がかからない |
◯ |
× |
◎ |
× |
△ |
◎ |
入金までのスピードが早い |
◯ |
◯ |
◯ |
△ |
△ |
△ |
車の知識が不要である |
× |
× |
× |
× |
× |
◎ |
車の相場知識が不要である |
× |
× |
× |
× |
× |
◎ |
乗換時に代車の用意がある |
◎ |
△ |
× |
× |
× |
× |
個人情報の受け渡し先が少ない |
◎ |
× |
× |
× |
△ |
◎ |
《 1 》ディーラー下取り
特徴
新車の購入を前提に車を売却するサービスで、買取金額は新車の購入代金と相殺されます。そもそも売却のみという選択肢はありません。
メリット
下取りのメリットは、新車が納車されたタイミングでの売却となるため、所有車の入れ替えが簡単であり、クルマを購入する際の手続きと下取りの手続きを同時にできることです。書類のやり取りと資金の動きが1社で完結するため圧倒的に手続きが楽です。
デメリット
そのディーラーでの下取りのデメリットとしては、新車の販売を前提とした買取価格であり、中古車の本来の買取市場価値の反映されていない可能性が高いため、一般的な買取専門店よりも金額が低くなる場合があります。
もう一つのデメリットは、査定額が不透明性であること。通常、ディーラーは、下取り査定額を、新車販売の割引幅との調整に使うことが多く、査定額の引き上げに成功しても、ディーラーとしては、新車割引を抑制できれば、十分な粗利の確保ができます。最大の割引幅を得ながら、下取り査定額も同時に上げる交渉を行うのは、なかなか骨の折れる作業ですし、あれもこれもと要求しなくてはいけないので、精神的負担にもなります。
《 2 》買取店
特徴
大手買取店から、街の中古車屋さんまでたくさんの買取業車が存在し、その一つ一つに特徴があります。買取店が取り扱う車種には得意不得意があり、売却先をしっかり見極めることも重要です。
メリット
買取業者の強みは、新車ディーラーのような制約を受けず、複数の売却ルート(オークション出品・業販・輸出)を生かして、下取りより高い査定額を提示することができる点です。
デメリット
一方、クルマを購入するお店とは別の買取店に出向かなければなならないため、ディーラー下取りに比べ書類のやり取りは手間がかかります。また、買取店は差額ビジネスで「できるだけ安く買いたい」のが本音なので、複数の業者見積りは必須です。
また、大手買取店といえども、車両ごとに得意・不得意があるので、売却先の見極めが必要となります。お客様の車を得意とし、信頼できる業者を競わせ、粘り強く交渉しないと高い買取価格を提示させることは難しいでしょう。
《 3 》一括査定
特徴
申し込みボタンを押した直後から、たくさんの買取店から矢継ぎ早に電話がかかってきますので、買取店を探す手間は省けます。
メリット
色々な買取店と価格交渉が可能で、多数の交渉をこなさなくてはいけないものの、うまく立ち回ると高い買取金額で売却することもできます。
デメリット
申し込みと同時に、お名前・電話番号・住所など大切な個人情報が自分が選択した査定会社(3社~10社程度)に配信されます。買取店は一括査定からの申し込みと認識しているので、決断を急がせるなど、プレッシャーとなる交渉がストレスに感じる場合もあります。
また、複数社に査定を依頼して査定額を比較することはできますが、査定には通常30分~1時間程度の時間がかかるため、複数社に査定を依頼した場合は査定額が出揃うまでにかなりの時間と労力を費やすことになります。
《 4 》個人間売買
特徴
知り合いと売買、ヤフオクやインターネット掲示板での知らない人との売買、中古車に特化した個人間売買プラットフォームなど、個人間売買でもたくさんの選択肢が増えてきました。
メリット
書類の手続きや車の引き取りなど、全て自分で行う場合は、中間マージンがなく高値での売買が可能。消費税の発生もありません。
デメリット
取引成約率が10%台以下とも言われ、短期間で売却できない可能性が高いこと。また、名義変更や車両の引き取り(陸送会社)の手配など、中古車の取引ならではの複雑な手続きが必要なため、手間は非常に掛かります。万が一、悪質なクレーマーが取引相手となった場合は、手間や労力、精神的ダメージが、金額に見合わない可能性もあります。顔見知りで、トラブルがあっても、明るく話し合える相手に限定した方が無難かもしれません。
《 5 》オークション代行サービス
特徴
オークション代行は、ディーラーや買取店が利用している業者間「オートオークション」への出品代行するサービス。出品前までに、代行業者と契約をしてお客様の車を、都市部からは遠いオークション会場へ輸送する必要があります。一般個人は出品資格がないので、専門業者に代行してもらいます。
メリット
面倒な交渉不要で、オートオークションの競争入札を活用し、売却することができます。
デメリット
オークション代行サービスは、「出品料+成約料+陸送費+代行手数料」が発生し、オークションで売却しない場合も、陸送費・オークション手数料・出品料・代行手数料を取られてしまいます。
また、現車オークション会場への出品履歴データは、マイナス評価となります。オークション代行で売れず、他の買取店で売却しようとした場合、当初査定額より下がるリスクもあります。
《 6 》楽天Carオークション
特徴
個人情報が複数社に渡ることなく、電話も検査も1社で完結するので、非常に安心で楽です。また、価格交渉不要で、最低希望落札価格を設定できるので、リスクなく高値売却ができる買取システムです。
メリット
大切な個人情報が守られ、複数の業者からの電話がなり続けることはありません。最大1,000社の大手中古車販売店、専門車種、輸出車を取り扱う業者が買取価格を競り上げるので、一括査定の10社よりも多くの競争環境が作られ、交渉不要で高価買取が期待できる仕組みです。
また、出品前に車両検査後は、車両引き渡しまで乗り続けることが可能で、売らなければ一切費用はかかりません。
デメリット
自走できない不動車や廃車希望の場合にはご対応できません。また、低年式・過走行でコンディションが良くない中古車の場合は、買取価格があまりつかないため、お断りさせて頂く場合もございます。
また、オークションなので、その場での買取金額提示が出来ず、買取金額が確定まで1~5日必要となります。
楽天Carオークションについて詳細をお知りになりたい方はこちら
2.売却方法の選び方
車の売却は自分にあった方法を選択するのが、1番納得感があるのではないかと思います。
高値で売却するだけが全てではありませんし、時間のない方や、手間のかかるのを嫌う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オススメの売却方法を大まかにまとめますので、ご参考にしてください。
「とにかく新車ディーラーでの取引完結を望み、安い価格での売却でも良い方」
→ 1. ディーラー下取り
「時間も労力も惜しまず、業者交渉のストレスとプレッシャーを楽しみにできる強い方」
→ 2. 買取店
→ 3. 一括査定
「相場を深く理解し、最悪、売れずに数万円のコストだけ支払うリスクも許容できる方」
→ 5.オークション代行
「ストレスなく、簡単に高額売却を行いたい方」
→ 6. 楽天Carオークション
3.売却交渉のポイント
車を売却で、売却交渉が必要な場合は、交渉方法のポイントを押さえて、ぜひ、高値での売却を勝ち取っていただきたいと思います。
業者との交渉が苦手な方や、交渉によって余計なストレスを感じたくない方は、交渉不要のサービスをご利用されることをおすすめします。
《交渉が必要な売却方法》
1. ディーラー下取り
2. 買取店
3. 一括査定(複数の買取店と交渉)
4. 個人間売買
《交渉が不要な売却方法》
5. オークション代行サービス
6. 楽天Carオークション
交渉が必要な売却方法を選択する場合、車のプロと向き合い、「情報の非対称性」と戦う必要があります。交渉相手が自分よりも情報を多く持っている場合は、高い金額を勝ち取ることが難しく、安い金額で愛車を買い取られてしまいます。(個人間売買であっても、相手がプロである、と想定した方がいいでしょう。)
車を売却するときは、最低限、愛車について「相場」「売る時期」「年式」「走行距離」「事故歴(修復歴)」「車検残数」の正しい理解をして、交渉に臨みたいところです。
特に「相場」については、一般に開示されていなく、車の売買業者でしか知ることが出来ないのが実態です。よく、インターネットなどで、「車種・年式を入れれば金額が算出される」といったものが存在しますが、個人情報を取得する目的だけの悪質な申込フォームも紛れていますので、ご注意ください。
「売る時期」「年式」「走行距離」「事故歴(修復歴)」「車検残数」については、全ての売却方法に関連してきます。正しく理解をして交渉し、高値売却につなげましょう!
交渉が不要な売却方法を選ぶ場合も、理解をしておいた方が納得できる車の売却が出来ます。
『車を売却する時の注意点と基礎知識」はこちら

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