2019-10-07
【洗車頻度はこう決めて!】洗車ペースを決定材料は3つある。
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車の洗車頻度で悩んでいる方はいませんか?車の洗車は頻度が多ければボディをきれいに保っていいことづくめ…という単純なものではありません。条件によって、洗車には適切な頻度があります。そこで今回は、車の洗車頻度に影響のある3つの項目と突発的に洗車すべきタイミングについて解説します。
「大事な愛車をなるべくきれいに保ちたい」
「だからこそ、適切な洗車頻度を知りたい」
本記事をお読みの方は、そういった方が多いと思います。
最初にお伝えしますが、洗車の頻度は多ければいいというわけではありません。洗車の頻度が多すぎると傷かつきやすくなりますし、洗車の頻度が少なすぎると、汚れが目立ってしまいます。
また、洗車の頻度は、2週間に1回、1ヵ月に1回など明確に決まっているものではなく、車の色や保管条件、ドライブ時の環境などによっても変わってくるのです。
そこで今回は、車の洗車頻度に影響のある3つの項目と突発的に洗車すべきタイミングについて解説します。
※本記事記載の価格は、2019年9月時点のものです
一般的な洗車頻度とは?何ヶ月に一回が平均?
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まず、一般的な洗車頻度についてご紹介します。車の色や保管場所によって洗車の頻度は変えるべきですが、他の人がどのぐらいの頻度で洗車しているのか気になりますよね。理想としてベストなタイミングはあるものの、忙しくて定期的に洗車できない人にとって最低限洗車すべき頻度の目安になるはずです。世界的に有名なマーケティングリサーチ企業のGfK Japan社は、2017年に「洗車に関する消費者調査」を以下のようにまとめています。
出典:洗車に関する消費者調査
合計の数値を見てみると、1ヵ月に1回・3ヵ月に1回の頻度が約27%程度ですよね。更に見てみると、ドライブが好きな方は1ヵ月に1回洗車している人が多くなっています。そのため、概ね1ヵ月に1回程度が一般的な洗車頻度となっています。
洗車の平均頻度を元にすると、忙しくてなかなか洗車できない場合も、1ヵ月に1回程度は洗車することがおすすめと言えそうです。
車の定期的な洗車頻度に影響がある3つの項目
ただ、冒頭でお伝えした通り一般的な洗車頻度だけ見て洗車をしても…知らず知らずのうちに車にダメージが残ったり、汚れや傷がついてしまう可能性があります。
ドライブ時の天候・季節・場所などを考慮し、ご自身の判断で、洗車のタイミングを決める必要があるのです。
洗車頻度は、洗車頻度に影響がある3つの項目を意識して、決めることがおすすめです。それぞれ詳しく解説しますね。
洗車頻度に影響のある項目1:保管場所
1つ目は、保管場所による違いです。車を保管する場所は、自宅の庭、ガレージ、月極駐車場など人によって様々ですよね。汚れや傷がつく原因は、雨・紫外線・砂埃が主な原因です。そのため、保管している場所によって定期的な洗車頻度を決めることがおすすめです。
ガレージの場合
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ガレージで車を保管している場合は、密封された状態で全面が覆われています。そのため、天気の影響や風によって舞った砂埃の影響をほとんど受けません。そのため、洗車頻度は低くても問題ないでしょう。ガレージで保管している場合は、1ヵ月に1回程度で問題ありません。
カーポートの場合
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カーポートは、屋根がついているタイプの駐車場です。そのため、ちょっとした雨は防ぐことができます。ただ、台風の影響による横殴りの雨や、砂埃、紫外線などの影響は受けてしまいます。そのため、ガレージよりも洗車頻度が多くなります。カーポートの場合は、3週間 ~ 2週間に1回程度は洗車することがおすすめです。また、定期的な洗車とは関係なく、悪天候が続いたときはボディをチェックして洗車すべきか判断も必要ですね。
屋外駐車の場合
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屋外駐車は、青空駐車とも呼ばれている屋根のない駐車場のことです。自宅の庭や月極駐車場を借りている人に多い駐車方法ですね。車を覆ってくれるものが何もないため、天候による影響や砂ぼこり、紫外線の影響をもろに受けてしまいます。そのため、洗車頻度が最も多くなってしまいます。定期的な洗車はもちろん、雨の強い日が続いた後もボディチェックをすることがおすすめです。屋外駐車の場合は、1週間に1回程度洗車しましょう。
洗車頻度に影響のある項目2:車の色
2つ目は、車のボディの色による違いです。汚れがつく頻度は保管場所によって変わりますが、汚れや傷が目立ちやすい色が決まっています。そのため、車のボディの色に合わせて洗車頻度を変えていくことがおすすめです。
黒系のボディの場合
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黒や紺色などの濃い色のボディは、傷が一番目立ちやすいです。砂埃が雨で固まってできるシミが目立ちやすいため、洗車するときにゴシゴシ洗ってしまいがちです。ゴシゴシ洗ってしまうとボディに見えない傷がついてしまい、洗車のたびにボディにダメージが蓄積されてしまいます。そのため、砂埃を定期的に落とすために洗車頻度は多くなってしまいます。汚れが少ないうちは、水洗いだけでもいいので洗車頻度を多くすることがおすすめです。2週間に1回程度は洗車をしましょう。
白系のボディの場合
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白やシルバーなどの明るい色の場合は、光の反射によって傷・汚れが目立ちにくいです。そのため、黒系の色よりは洗車頻度は少なく済むでしょう。ただし、ドライブする場所によって目立ちやすい汚れもあるので突発的な汚れには要注意です。また、水シミなどが目立ちやすいため、午前中は雨で午後が晴れているような天気が続いたときは、ボディをチェックすることがおすすめです。水シミは洗車するとき力を入れてこすってしまう原因になりがちなので、早めの洗車がおすすめです。3週間 ~ 1ヵ月に1回程度は洗車しましょう。
洗車頻度に影響のある項目3:カーコーティングの有無
3つ目は、カーコーティングの有無による違いです。車の状態を長持ちさせるために、カーコーティングが流行ってきていますよね。車のボディにコーティングをすることによって、汚れがつきにくくなるため、洗車の頻度を減らすことができます。また、洗車の頻度だけでなく洗車時に汚れが浮きやすくなり、ゴシゴシ洗わず水洗いだけでも簡単に汚れを落とすことができます。カーコーティング済みの場合は、2週間に1回程度でも問題ないでしょう。
突発的に洗車が必要になるケースとは?
保管場所・車の色・カーコーティングの有無によって、定期的な洗車頻度は決まります。ただ、定期的な洗車頻度以外にも、錆になったり汚れが残ってしまうケースもあります。そのため、突発的に洗車が必要なタイミングを覚えておくことがおすすめです。突発的に洗車が必要なタイミングについて、5つのケースに分けて解説しますね!
ケース1:砂利道・泥道を走ったとき
最近はどこに行っても舗装されている道路がほとんどですが、長期休暇で遠出するときなど、稀に砂利道や泥道を走るケースもありますよね。車に泥や小さな石が跳ねてしまうこともあるため、洗車をすることがおすすめです。また、黒の車の場合は、小さな石や砂でも傷が目立つ原因になるため、特に気をつけましょう。
ケース2:雪道を走ったとき
雪道を走ったあとは、洗車が必要です。雪や氷などを溶かすために使っている融雪剤が車を錆つかせる原因になってしまうからです。融雪剤の主成分は、塩化カルシウム・塩化ナトリウム・塩化マグネシウムです。金属が錆になり腐食・劣化させる成分なので、放置してしまうと車にダメージが残ってしまいます。車の下回りのシャーシを錆にしてしまう原因にもなるため、雪道を走った後は必ず洗車することがおすすめです。
ケース3:海の近くで車を止めたとき
夏は家族で海に行くときもありますよね。車でドライブして、近くの駐車場に車を止めるケースはよくあります。海の近くだと、潮風の影響で車に塩がついてしまいます。融雪剤ほどではないですが、放置してしまうと錆の原因になってしまうため必ず洗車しましょう。ちなみに、カーコーティング済みの車だと塩の影響を受けづらいです。水洗いでも簡単に塩を落とせるようになるので、コーティングしておくことがおすすめです。
近場でカーコーティングができる場所を以下から探せるため、困った時は見てみてくださいね!
楽天Carの洗車・コーティング予約サービス
ケース4:花粉・黄砂が飛ぶ季節に走るとき
花粉症の方にとって、時期によって薬は必須ですよね。車も同じで、花粉がこびりついて汚れてしまったり、汚れを取るために洗車でボディを傷つけてしまう原因になってしまうため対策が必要です。また、黄砂が飛ぶ時期も洗車が必要です。黄砂は2月~5月に特に多くなるので、洗車頻度を増やすと良いでしょう。花粉の時期は住んでいる地域によって変わります。以下のサイトで地域別に花粉が飛ぶ時期の目安を公開しているので、花粉が飛ぶ時期に注意して定期的に洗車することがおすすめです!
参考:花粉の時期はいつから・いつまで? ~花粉カレンダー~
ケース5:虫の死骸や鳥のフンがあったとき
長期休暇で遠出したときは、虫が多い山道を走ることもありますよね。また、稀に鳥の糞がついてしまうこともあります。ボディに直接汚れが見えているときは、早めに洗車して汚れを落とすことがおすすめです。汚れを放置すると洗車するとき汚れが落ちにくくなり、汚れを落とすために力を入れてボディを傷つけてしまう原因となるためです。ボディをきれいに保ちつつ長持ちさせるために、汚れを見つけたら早めに洗車しましょう。
ここまで洗車頻度について様々な視点でお伝えしてきましたが…洗車は多すぎても・少なすぎてもよくありません。洗車が多すぎる場合、少なすぎる場合は次のようにデメリットがあります。
洗車の頻度がボディに与える影響をまとめました
■洗車が多すぎる場合のデメリット
- どんなに柔らかいスポンジで洗っても、見えない傷が蓄積される
- コーティングしている場合は、コーティングがはがれる原因にもなる
■洗車が少なすぎる場合のデメリット
- 融雪剤や海の後に洗車を忘れると、錆になってしまう可能性がある
- 汚れがなかなか落ちず、洗車するときに傷をつけてしまう可能性がある
「適したタイミングの定期的な洗車 + 突発的な汚れを落とすための不定期の洗車」がベストな洗車頻度です。愛車を綺麗な状態で長持ちさせるためにも、ぜひ意識してみてくださいね!
また、車を綺麗な状態で一日も長持く乗るための、洗車やカーコティングに関する基礎知識を下記記事でお話ししていますので、ぜひお読みください。
関連記事:洗車とカーコーティングの基礎知識を徹底解説!車をきれいに長持ちさせる秘訣とは?
近場で手洗い洗車してくれる場所を探す方法とは?
今回は、洗車のおすすめ頻度について解説しました。ただ、突発的な洗車を含めると洗車頻度が多くて大変ですよね。また、屋外駐車・黒の車・カーコーティング無しなど、条件次第で定期的な洗車頻度も多くなってしまいます。洗車は天気に気をつけたり、傷をつけないように優しく洗ったり、水シミが残らないように入念に拭き取る必要があるため頻度が多いと大変ですよね。忙しくてなかなか洗車できないときは、近場で洗車できるガソリンスタンド・専門店などプロにお願いすることがおすすめです。
「楽天Carの洗車・コーティング予約サービス」は近場でプロに洗車をお願いできる場所を、スマホで簡単に調べて予約することができます。また、洗車時に車を傷つけないよう「手洗い洗車」に絞って検索することもできるので、車にダメージを与えずプロに洗車をお願いしたい方に特におすすめです。手軽に探せるので、一度使ってみてはいかがでしょうか。
楽天Car洗車・コーティング予約サービス
参考サイト
洗車の頻度って多い方がいいの?タイミングとやってはいけない行為を紹介♪ (参照日:2019-06-08)
https://car-oyakudati.com/sensya-hindo-donokurai-1528
洗車の頻度はどれくらいが正しい?多すぎるのもダメ? (参照日:2019-06-08)
https://carnext.jp/magazine/article/car_wash_frequency/
月1回の洗車はフツウ? みんなの洗車頻度と費用について聞いてみた (参照日:2019-06-08)
https://gazoo.com/article/daily/151015.html
洗車をするベストな頻度とは?洗車のし過ぎも要注意! (参照日:2019-06-08)
https://kurumato.life/sensha-hindo/
「洗車の頻度はどれくらいがベスト?白や黒ボディ、コーティング車など、それぞれ違うの?」 (参照日:2019-06-08)
https://gaisya-suteki.com/sensya-hindo-11491
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