三菱 ミニカバン(2010年式、8万～8万5千km)の車検実績

こんにちは。エイワ車検センターです。この度は、当店で車検実施ありがとうございます。
【H22年式　　HBD-H42V　　 走行距離　約82,000ｋｍ】

今回は、クーラント液（LLC）も交換しました。

クーラント液（LLC）とは、簡単に言えば、エンジン類を冷やすお水です。
お水と言っても、ただの水ではありません。
エンジン類は金属で出来ており、とても高温になります。
普通のお水を入れてしまうと、すぐに沸騰・蒸発、また０度以下だと凍結してしまいます。また、エンジンやクーラント液を冷やすラジエターなどの内部に錆が発生してしまいます。
そのためクーラント液は、オーバーヒートを防いだり、錆などで腐食を防ぐ防錆剤や凍結防止剤など色々な薬品が混ざっています。
ただ、クーラント液は消耗品であり、蒸発や劣化によって量が減少したり性能が低下したりするため、定期的な点検、補充、交換が必要になります。

交換の際は、ラジエター本体にドレンコックが付いていますので、そこからクーラント液を抜いていきます。

受け皿を置いて、抜けるまでしばらく待ちます。その間に、他の整備をしておきます。

クーラント液が落ちてこなくなったら、ドレンを閉めて、新品のクーラント液を補充します。忘れずに、サブタンクにも補充。
クーラント液を循環させるため、エンジンをかけて暖気します。
しっかり暖気させて、エアコンの吹き出し口から熱風が出てきたらOK。エアー抜きも完了です。
一旦、エンジンを冷ましてから再度、クーラント液の液量を確認。減っているので再度満タンまで補充。
交換履歴のステッカーを貼って完了です。

違う車になりますが、未交換・そして水道水だけ補充して乗り続けると・・・
上記の画像のように錆だらけになります・・・。
因みにこの車は、エンジンが壊れ、廃車になりました・・・
定期的な交換はお勧めします。