700万円オーバーのグレードを用意し新時代の高級車の姿を示した意欲作
3代目となるトヨタアルファードは2015年1月より販売開始。高級ミニバンという枠を超えて、「大空間サルーン」をキーワードに新しい高級車を目指した。ボディサイズは全長4915mm(エアロ系4935mm)、全幅1850mm、全高1880mm(4WD車は1895m)でEセグメントに属する。先代モデルと比べると全高はマイナス10mmとなっているが、フロアの低床化によって室内高は1400mmと従来同等を確保している。補強材の追加などによるボディ剛性の向上や新開発のリアダブルウィッシュボーンサスの採用によっ高級車らしい上質な乗り心地と操縦安定性を実現。先代同様にガソリン車とハイブリッド車を設定。ガソリン車に搭載されるエンジンは2.5L直4DOHCと3.5LV6DOHCの2種類で、2.5LにはCVT、3.5Lには6ATが組み合わされ、駆動方式はFFと4WDが選べる。ハイブリッド車には2.5L直4DOHCガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、全車4WDとなる。JC08モード燃費は2.5LガソリンFF車が11.4~11.6km/L、3.5LガソリンFF車が9.5km/L、ハイブリッド車が18.4~19.4km/Lを実現している。豪華なセカンドシートを採用したエグゼクティブラウンジを筆頭に全18グレードあるが、売れ筋は2.5Lガソリンエンジンを搭載した2.5S Aパッケージだ。