先進の安全装備で自動運転を一歩リードするミドルクラスセダン
2016年7月より販売開始された、5代目となるメルセデス・ベンツEクラスは、世界で累計1200万台以上の販売台数を誇るメルセデス・ベンツの中核をなすモデルで、1947年に発表されたW136/191型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンのベンチマークとされている。ボディサイズは全長4930mm×全幅1850mm×全高1455mmでEセグメントに属する。ホイールベースが従来モデルより65mm長くなった新型Eクラスのボディにはアルミニウムを多用することで、軽量化を図るとともにスポーティかつ俊敏なハンドリングを実現した。搭載されるエンジンはE200とE250にはそれぞれ出力の異なる2L直4ガソリンターボ、E220dには2L直4ディーゼルターボ、E400 4マチックには3.5LV6ガソリンツインターボ、AMG E43 4マチックには3LV6ツインターボを搭載する。トランスミッションは全車9速ATの9Gトロニックを採用。1つのギアが受け持つ速度域が狭くなるため、変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高レベルで実現している。駆動方式はFR(後輪駆動)と4WDを用意している。安全装備では、従来でも最先端の安全性を実現していたが、新型Eクラスでは、高速道路走行中にステアリングパイロットを起動している際にウィンカーを2秒以上点滅させると、安全が確認された場合自動で車線変更を行うアクティブレーンチェンジングアシストをはじめ、車両前方にいる横断中の歩行者などと衝突の危険を検知し、システムが正確なステアリングトルクを計算して、ドライバーのステアリング操作をアシストする緊急回避補助システムなど新機能を数々搭載している。グレードはE200アバンギャルド、E200 4マチックアバンギャルド、E200アバンギャルドスポーツ、E220dアバンギャルド、E220dアバンギャルドスポーツ、E250アバンギャルドスポーツ、E4004マチックエクスクルーシブそしてAMG E43 4マチックの8グレードを設定し、価格は675万~1149万円となっている。