2012年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝くディーゼルエンジン復権の立役者
エンジン、ミッション、ボディ、シャーシに及ぶSKYACTIVG技術群を投入した第一弾がSUVのCX-5。グローバルモデルらしい堂々としたボディは全長4540mm、全幅1840mm、全高1705mmでDセグメントに属する。スタイリッシュなボディデザインはマツダのデザインテーマ「魂動(こどう)」を全面採用し、獲物に飛びかかろうとするチーターがモチーフ。CX-5の最大の魅力は14.0という低圧縮比を実現し、高価なNOxの後処理装置なしでもポスト新長期規制をクリアしたクリーンディーゼルエンジン。JC08モード燃費18.6km/Lという燃費性能と4LV8エンジンに匹敵する最大トルク420N・mを実現。その性能で日本での乗用車ディーゼルエンジン復権の足がかりを作った。一方の2L直噴ガソリンエンジンもJC08モード16.0km/L(2WD車)とクラストップクラスの燃費性能を誇る。組み合わされるミッションは駆動方式を問わず効率性を向上させた6AT。カーテン&フロントサイドエアバッグ、DSC&TRCを全車標準装備するなど安全装備も充実している。売れ筋はスマート・シティ・ブレーキ・サポートを標準装備するディーゼルエンジン搭載の最上級グレードの2.0XD Lパッケージ。2012年10月の新車販売ランキングでは総合で16位、SUVで1位。