2025-10-03
車検の支払い方法ガイド|クレジットカード・分割・電子決済まで解説

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車検のタイミングになると、「クレジットカードで払えたら便利なのに」と思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、車検の支払い方法を解説しています。
車検のタイミングになると、まず気になるのが「支払い方法」ですよね。現金でまとめて払うのは負担が大きいし、「クレジットカードで払えたら便利なのに」と思う方も多いのではないでしょうか。
ところが、実際にはカード払いできる費用とできない費用があるなど、少し複雑なのが現状です。
この記事では、車検の支払い方法を「現金・クレジットカード・分割払い・電子決済」まで幅広く解説しています。
最後にはお得に車検を受ける方法も解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
車検の支払い方法にはどんな種類がある?

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車検費用は10万〜20万円と大きな出費になるため、支払い方法をどう選ぶか悩みますよね。
かつては現金払いが一般的でしたが、今ではキャッシュレス化が進み、クレジットカードやローン、電子マネーなど幅広い選択肢があります。まずは、代表的な4つの方法を表で整理してみましょう。
車検の主な支払い方法
方法 |
特徴 |
利用シーンの例 |
| 現金払い |
最も一般的。割引がある店舗も |
「手数料をかけたくない」「確実に済ませたい」 |
| クレジットカード払い |
一括・分割・リボ対応。ポイントが貯まる |
「キャッシュレス派」「ポイントを貯めたい」 |
| ローン(分割払い) |
信販会社を通じた分割払い |
「カードを避けたい」「一度に現金を用意できない」 |
| 電子マネー・QR決済 |
スマホで完結。還元率アップの機会も |
「キャッシュレス派」「少額の費用を便利に払いたい」 |
このように、ひと口に「車検の支払い」といっても選べる手段はさまざまです。次に、それぞれの方法についてもう少し詳しく見ていきましょう。
方法1|現金払い:もっとも一般的な方法
昔から車検といえば現金払いが主流です。現在でも多くの整備工場やディーラーが対応しており、最もシンプルで確実な方法といえます。
現金使用するよくあるケース
- 高齢の方やカードを持たない方が多い
- 「現金払い割引」が設定されている店舗もある
- 紛失リスクを避けるため、車検当日にATMで引き出す人も少なくありません
- 現金は安心感がありますが、「まとまったお金を用意するのが大変」という声も増えています。
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現金は安心感がありますが、「まとまったお金を用意するのが大変」という声も増えています。
方法2|クレジットカード払い:一括・分割・リボの違い
クレジットカード払いに対応する業者は年々増加中です。現金不要でポイントも貯まるため、若い世代を中心に利用者が拡大しています。
- 一括払い:その場で全額をカード決済。ポイントを効率的に貯めたい人に人気。
- 分割払い:3回〜24回程度で支払える。月々の負担を分散できるが手数料に注意。
- リボ払い:毎月一定額で返済。出費を平準化できるが金利が高くなる傾向。
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ただし、重量税や自賠責など「法定費用」はカード非対応の場合も多いため、事前に店舗へ確認することが大切です。
方法3|ローン(分割払い):整備工場やディーラー独自ローン
ディーラーや整備工場では、信販会社と提携して「車検ローン」を用意していることがあります。カードを利用しない分割払いが可能で、車検費用全体を月々で分散できます。
- 利用されるシーン:カード枠を使いたくない人、現金を一度に準備できない人
- 特徴:分割回数は業者ごとに異なり、金利も幅があります
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「カードを避けたいが分割はしたい」という層には適した方法ですが、契約前に総額をよく確認しましょう。
方法4|電子マネー・QR決済:最近増えているキャッシュレス決済
キャッシュレス決済の普及により、PayPayや楽天ペイ、交通系ICカードなどに対応する店舗も見られるようになりました。
- メリット:スマホ一つで支払いが完了し、キャンペーンで高還元率が得られることもある
- 制限:1回あたりの利用上限があるため、高額な車検費用すべてをカバーできないケースが多い
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まだ利用できる店舗は限られますが、キャッシュレス派の方にとっては今後さらに便利になっていく可能性があります。
車検をクレジットカードで支払う4つのメリット

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前述した通り、車検の支払い方法はいくつかありますが、現金の次に利用できることが多いのがクレジットカード払いです。
実際に、ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンド系の車検サービスでも対応が進んでおり、現金より手軽に支払いをすることができるため多くの人に選ばれています。その一方で、電子マネーやQR決済はまだまだ対応できる店舗が少ないのが現状です。
そのためここでは、すでに使用できる店舗が拡大中のクレジットカードに絞り、クレジットカード支払いにすることで得られる4つのメリットを整理していきます。
メリット1|現金不要で支払いがスムーズ
クレジットカードを使えば、高額な現金を事前に用意する必要がありません。ATMから何度も引き出したり、財布に10万円以上を入れて持ち歩く必要がなくなるのは安心です。
具体的なメリット
- ATMで大金を引き出す手間が省ける
- 防犯面でも安心(現金を持ち歩かなくてよい)
- 車検当日も財布1つでスムーズに手続きできる
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特に平日は仕事で忙しい方や、休日にしか手続きを進められない方にとっては、「当日に現金を揃える手間がない」というのは大きな安心材料となります。
メリット2|ポイント還元で実質的に節約できる
クレジットカードの大きな魅力は、利用額に応じてポイントやマイルが貯まることです。現金払いではそのまま出費で終わりますが、カード払いなら次の買い物や公共料金の支払いなどに充てられるため、実質的に節約につながります。
例えば10万円の車検費用を還元率1%のカードで支払えば1,000ポイント、還元率2%なら2,000ポイントが貯まります。15万円なら1,500〜3,000ポイント、20万円なら2,000〜4,000ポイントという計算です。
さらに、もし還元率1.5%のカードを使えば、15万円の車検で2,250円分のポイントを獲得できます。ちょっとした額に見えても、他の生活支出と合わせて積み重なれば大きな差になります。普段からポイントをコツコツ貯めている方にとっては、車検のような高額支払いをカードで行うメリットは非常に大きいといえるでしょう。
メリット3|分割払いやリボ払いで家計負担を分散できる
車検は突然のタイミングでやってくるため、「一括で払うのは厳しい…」という方も多いでしょう。クレジットカードなら分割払いやリボ払いを利用することで、毎月の支払いを抑えながら対応できます。
15万円を6回払いにした場合(分割手数料3%想定)
- 毎月の支払い:約25,800円
- 一度に現金を準備しなくて済む
- 急な出費が続く時期でも柔軟に対応可能
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リボ払いは便利ですが金利が高いので、利用する際は計画的に。分割払いであれば「賞与月に多めに払う」といった調整もしやすく、家計管理に柔軟性を持たせられます。
家計簿アプリや明細で支出管理がしやすい
クレジットカード利用明細はネットやアプリで確認できるため、支出の管理がしやすくなります。特に最近は家計簿アプリと連携できるカードも増えており、「車検費用を自動で記録」できるのが便利です。
- 家計簿アプリと連携して、自動的に「車検費用」として記録できる
- 家計の中でどれくらい自動車維持費に使っているかが一目で分かる
- 後から「いつ、どこで支払ったか」を確認できるので安心
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現金払いだと「領収書を保管して後で入力」する必要がありますが、カード払いなら手間なく記録が残るので、忙しい方にもおすすめです。
車検をクレジットカードで支払う4つの注意点

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車検をクレジットカードで支払うのは便利でお得ですが、気をつけたい点もいくつかあります。
対応は業者によって異なるため、メリットだけでなく注意すべき点も事前に理解しておくことで、トラブルを避けられるので、ここでは注意点を4つを紹介します。
注意点1|法定費用はクレジットカード不可のケースが多い
車検費用の中でも、自賠責保険料・重量税・印紙代などの法定費用は、現金のみでしか受け付けない業者が少なくありません。
これは業者が一時的に立て替えて納付する仕組みのため、カード決済に対応しづらいからです。
そのため「見積もりはカードOKだったけど、法定費用だけ現金が必要だった」というケースはよくあります。クレジットカードで全額を支払いたい場合は、事前に「法定費用も含めてカード払い可能か」確認するのがおすすめです。
また、法定費用については全国一律なため金額はある程度事前に把握することができます。以下の記事では法定費用について詳しく解説していますので、事前に法定費用の金額を知っておきたいという方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
参考記事:車検にかかる法定費用の内訳とは?諸費用などの計算方法も解説 | 楽天Carマガジン
注意点2|利用限度額を超えると決済できない
車検費用は10万〜20万円と高額になることが多いため、カードの利用限度額設定に寄っては限度額を超えてしまう可能性があります。特に、カードの限度額を最小限にしていたり、旅行・引っ越しなどで大きな出費が重なっているときには要注意です。
カードが利用できないと、当日現金を急いで準備することになりかねません。事前に「今月の利用額」と「カードの限度額」を確認し必要があれば限度額の上限を上げておくと安心です。
注意点3|分割払いやリボ払いは手数料・金利に注意
クレジットカードは分割やリボ払いを利用できるのが魅力ですが、金利手数料が発生する点は忘れてはいけません。例えば、15万円を12回払いにすると、手数料を含めて総額が数千円〜1万円以上高くなることもあります。
「月々の支払いを軽くしたい」と思って利用した結果、トータルで高くつくのは避けたいですよね。どうしても分割を使う場合は、手数料率を確認してから利用するか、なるべく少ない回数で支払うのが賢い選択です。
注意点4|店舗によってはカード不可や割高になることもある
すべての車検業者がカード払いに対応しているわけではありません。また、対応していても「カード利用は手数料が上乗せされる」「カード払いの場合は割引が効かない」といったケースも存在します。
たとえば「現金払いなら1万円引き」「カード払いだと事務手数料3%加算」など、条件が異なることがあります。見積もりの時点で、現金とカードで料金に差があるかどうかを確認しておくと安心です。
車検業者別|クレジットカード対応の違い

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一口に「車検をクレジットカードで支払える」といっても、実際には業者ごとに対応が異なります。同じカード払いでも「法定費用は現金のみ」「カード利用は整備費用だけ」など細かい違いがあるため注意が必要です。
車検業者別のクレジットカード対応
| 業者タイプ |
クレジットカード対応の特徴 |
注意点 |
| ディーラー |
提携カードで全額対応可能な場合も |
ディーラーによっては法定費用は現金限定 |
| カー用品店 |
整備費用はカード対応が多い |
法定費用は現金払いが基本 |
| ガソリンスタンド |
系列カードや給油ポイントと連動した特典あり |
キャンペーン内容は期間限定が多い |
| 車検専門店 |
店舗ごとに対応が大きく異なる |
フランチャイズ形式のため統一されていない |
次に、それぞれの方法についてもう少し詳しく見ていきましょう。
ディーラー車検:提携カードで全額対応可能な場合も
トヨタやホンダなどの正規ディーラーは、安心感やサービス品質を理由に選ばれる方が多いですが、クレジットカード対応も比較的柔軟です。
たとえば、トヨタの「TS CUBICカード」のように、提携カードを使えば法定費用を含めて全額カード払いできる場合もあります。
ただし、ディーラーによっては「法定費用のみ現金」というケースもあるので、見積もり段階で確認が必須です。ディーラーは総額が高めになりがちですが、その分カード利用額も大きく、ポイント還元のメリットを実感しやすいでしょう。
カー用品店:整備費用のみカード対応が多い
カー用品店の車検サービスは料金が比較的リーズナブルで、クレジットカードに対応している店舗が多いのも特徴です。
ただし、多くの場合はカード払いが可能なのは整備費用や検査費用のみで、法定費用は現金払いを求められます。
「車検基本料+整備費用=カード」「重量税や自賠責=現金」と分けて請求されるケースが典型的です。普段からカー用品店を利用している人にとっては便利ですが、「全額カード払い可能」とは限らない点に注意が必要です。
ガソリンスタンド:ポイント併用やキャンペーン特典あり
ENEOSや出光などのガソリンスタンドで受けられる車検は、給油カードや系列カードと組み合わせると特典が充実しています。
たとえば、ENEOSカードで支払うとガソリン代の割引や追加ポイントが付与されるケースもあります。
また、期間限定で「車検費用の支払いで◯倍ポイント還元」といったキャンペーンを行うこともあり、上手に使えば実質的に大きな節約につながります。
ただし、ここでも法定費用は現金扱いのケースが多いため、全額カード払いできるかどうかは必ず確認しましょう。
車検専門店:店舗による違いが大きい
全国展開している車検専門チェーンは、クレジットカード対応の有無や範囲が店舗によって異なるのが特徴です。
たとえばフランチャイズ形式で運営している店舗が多くても、カード払いが整備費用だけの店舗と、全額対応できる店舗が混在しています。
「安くて早い」イメージがある専門店ですが、支払い方法に関しては統一されていないため、必ず店舗ごとに確認することが大切です。
予約前に「カード払いはどこまで対応可能か」を問い合わせておくと安心です。
現金払いとの比較でどちらがお得か

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前述した通り、車検の支払い方法として最も一般的なのは現金払いですが、近年はクレジットカード払いを選ぶ方も増えています。
実際のところ、「現金」と「クレジットカード」どちらがお得なのでしょうか。ここでは、それぞれの特徴を比較して整理します。
現金払いがおすすめなケース
現金払いはシンプルで安心感があるため、今でも多くの人に選ばれています。特に以下のような方に向いています。
- 手数料をかけたくない人:分割やリボ払いで金利が発生するのが嫌な方は現金払いが最適です。
- 現金払いをすることで割引サービスが受けられる人:一部の業者では「現金払い割引」を設けているため、総額を安く抑えられます。
- クレジットカードを使わない人:カードを持っていない方や利用に不安を感じる方には現金が安心です。
- 家計をきっちり管理したい人: 現金払いは「使える金額をその場で制限できる」ため、無駄な出費を抑えやすい面もあります。
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このように、コストや心理的な安心を重視する方には現金払いが向いています。
クレジットカード払いがおすすめなケース
一方で、利便性やお得さを重視する方にはクレジットカード払いが適しています。具体的には以下のようなケースです。
- ポイントを貯めたい人:車検のような高額決済は還元効果が大きく、節約につながります。
- 現金を用意するのが負担な人:財布に大金を入れて持ち歩かずに済むので安心。
- 分割で支払いたい人:費用を数回に分けることで家計の負担を平準化できます。
- 家計管理を効率化したい人: 明細が自動的に残るので、アプリ連携で支出を把握しやすくなります。
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便利さや実質的なお得感を優先するなら、カード払いのメリットは非常に大きいといえるでしょう。
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車検費用は大きな出費だからこそ、現金払いとクレジットカード払いの違いを理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
現金はシンプルで確実、クレジットカードはポイント還元や分割利用で実質的にお得になるなど、それぞれに特徴があります。ただし業者によって対応範囲が異なるため、事前の確認はするようにしましょう。
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参考サイト
点検整備の種類 | 自動車 - 国土交通省(参照日:2025-09-07)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/

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