2025-10-03
軽自動車の車検費用は10万円以上かかる?相場と安く受けるコツをわかりやすく解説

画像出典:楽天Car車検
軽自動車の車検費用は本当に10万円以上かかる?相場の目安や普通車との違い、さらに10万円以内に抑えるためのポイントをわかりやすく解説します。

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「軽自動車の車検は安いはず」と思っていたのに、実際の見積もりが10万円を超えて驚いた…そんな経験を耳にしたことはありませんか?
軽自動車は維持費が安いという印象があるため、車検も安く済むと考えがちですが、場合によっては普通自動車と比べてあまり変わらない出費になることもあります。
本記事では、軽自動車の車検費用が本当にどれくらいかかるのか、相場や普通車との違いを解説しつつ、最後には車検をお得に受ける方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
軽自動車の車検相場は?10万円以上かかるのは妥当?
軽自動車の車検費用は普通自動車よりも安い傾向にありますが、そもそもなぜ軽自動車の車検費用は何が違うのでしょうか?また、軽自動車なのに車検費用が高くなってしまう原因はなぜなのでしょうか?この項では詳しく解説していきます。
普通自動車と軽自動車の車検は何が違う?
軽自動車と普通自動車の車検費用には、主に「法定費用」と「整備費用」の二つの観点から違いがあります。
法定費用には自動車重量税や自賠責保険料が含まれますが、軽自動車の方が圧倒的に安く設定されています。例えば、自動車重量税は普通自動車の場合、車両重量によって異なり数万円以上かかることもありますが、軽自動車は一律で設定されており6,600円~8,800円程度です。
また、自賠責保険料も普通自動車に比べて低価格で設定されているため、法定費用の総額だけで比較すると軽自動車は大幅に安くなります。
整備費用については車両の状態や依頼する業者によって異なりますが、一般的には軽自動車の方が部品代が安く、交換作業もシンプルで済むため、整備費用が安く抑えられる傾向があります。
軽自動車の車検費用はどこで差がつく
「軽自動車は普通自動車よりも車検費用が安い」というのは、多くの人が持っているイメージ通りの事実です。実際に、自動車重量税や自賠責保険料といった法定費用が安く設定されているため、同じ条件でも普通車より総額が抑えられる傾向にありますが、場合によっては普通自動車と同じくらい車検費用がかかって仕舞うこともあります。
車検費用に大きな差が出てしまうポイントは実は「整備費用」にあります。整備内容や依頼する業者によって、費用が1万円〜数万円単位で変わってくることも珍しくありません。
つまり、軽自動車の車検費用をできるだけ抑えるためには、法定費用だけでなく整備費用の中身を理解し、適切な業者を選ぶことが重要だといえます。
ここではまず、車検費用の内訳を「法定費用」と「整備費用」に分けて詳しく見ていきましょう。
車検の費用内訳
| 法定料金 |
重量税 自賠責保険料 印紙代 |
どこの業者に依頼しても費用が一律になる項目 |
| 車検基本料 |
検査費用 |
業者によって費用が異なる項目 |
| その他の費用 |
整備・部品交換代 |
| 全ての合計金額が車検の費用になる |
おおよその項目ごとの費用は以下の通りです。
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費用分類
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項目
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金額(目安)
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備考
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| 法定費用 |
自賠責保険料
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約20,000円(24ヶ月契約)
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軽自動車・普通車問わず加入必須
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自動車重量税
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6,600円〜8,800円
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登録年数により変動(13年・18年が区切り)
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印紙代
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1,200円〜1,400円
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車検実施場所により異なる
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| 整備費用 |
車検基本料金
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20,000〜40,000円程度
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業者によって設定額が異なる
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部品代(例)
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ブレーキパッド:5,000〜15,000円バッテリー:10,000〜20,000円
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必要に応じて発生
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交換費用
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内容により異なる
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作業難易度や部品の種類で費用が変わることも
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※実際の金額は、整備内容や業者によって上下します。
以上が、軽自動車の車検にかかる主な費用の内訳です。
中でも整備費用は、車の状態や業者によって大きく異なるため、車検費用に最も差が出やすいポイントといえます。
では実際に、どのような業者に依頼すると、どの程度の費用がかかるのでしょうか?
事項では、ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドなど、業者の種類ごとの車検費用相場を比較していきます。
軽自動車の車検費用相場
前述した通り、軽自動車の車検費用は、依頼する業者によって大きく異なります。
同じ車であっても、業者の料金体系やサービス内容、部品交換の有無などによって1万円〜2万円以上の差が出ることも少なくありません。
費用面だけでなく、「整備の質」や「接客対応」、「代車の有無」なども業者ごとにさまざまです。安心感や保証を重視する人はディーラーを、価格を重視する人はガソリンスタンドやカー用品店を選ぶのがおすすめです。
以下に、代表的な業者別の車検費用相場とその特徴をまとめました。
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業者タイプ
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費用相場
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特徴
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ディーラー
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50,000〜100,000円
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高品質で手厚いサポートが受けられる一方、価格は高め
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車検専門店
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40,000〜70,000円
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車検に特化しているため、迅速でリーズナブル
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一般整備工場
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35,000〜75,000円
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地域密着型で柔軟な対応をしてくれるところが多い
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ガソリンスタンド
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25,000〜70,000円
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給油ついでに利用できる利便性が高く、比較的低価格
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カー用品店
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30,000〜65,000円
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安価でオプションサービスが充実している
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上記はあくまで費用の相場であり、部品の劣化や消耗が見つかって交換が必要になった場合には、追加費用が発生して10万円以上になる可能性も十分にあります。そのため、見積もり時には交換部品の有無や追加費用の目安についても確認しておくと安心です。
また、費用が安ければ良いというわけではなく、各業者のサービス内容、整備の品質、評判なども考慮した上で、自分にとって最もバランスの良い業者を選ぶことが大切です。
口コミや過去の実績、見積もり時の対応などを参考に、信頼できる店舗を選びましょう。
軽自動車の車検を安く受けるための5つのポイント

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車検は2年に一度の大きな出費。少しでも安く済ませたいと考える方は多いでしょう。実は、車検費用はちょっとした工夫で数千円〜1万円以上も変わることがあります。
ここでは、軽自動車の車検費用を抑えるために実践できる5つの具体的なポイントを紹介します。どれも簡単に取り入れられる方法ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント①:複数の業者から見積もりを取る
車検費用は一律ではなく、業者によって価格に大きな差が出ることがあります。同じ整備内容でも見積もりを比較してみると、1〜2万円の差がつくこともあります。
費用を抑えたいなら、必ず2社以上から見積もりを取りましょう。特に「法定費用」と「整備費用」の内訳を確認することで、価格差の理由も見えてきます。費用と内容のバランスを見極めて、納得できる業者を選ぶことが大切です。
ポイント②:車検専門店やカー用品店を検討する
費用重視であれば、ディーラーだけでなく車検専門店やカー用品店を検討するのも有効です。
ディーラーは純正部品や高品質な整備が魅力ですが、その分料金は高めです。しかし、一方で車検専門店は車検に特化しており、スピード感とコストのバランスに優れてします。カー用品店では、タイヤ交換やオイル交換といった整備をセットで受けられるプランもあり、トータルで見ると割安になることもあります。
ポイント③:割引キャンペーンやクーポンを利用する
車検業者によっては、独自の割引キャンペーンやクーポンを提供しているところも多くあります。例えば、「早期予約割引」「リピーター割引」「紹介割引」などです。
また、期間限定のキャンペーンや店頭でのみ配布される割引券が使えることもあり、公式サイトやチラシ、地域情報誌などで事前にチェックしておくと、費用をぐっと抑えることができるでしょう。
ポイント④:不要な整備を省く
業者によっては、安全性に直結しない箇所まで「念のため交換しましょう」と提案してくることがあります。
もちろん、整備内容は重要ですが、本当に必要な整備かどうかを確認することも節約の鍵です。「今回は見送っても問題ない部品なのか?」を担当者に質問し、自分で判断する意識を持ちましょう。
ただし、ブレーキやタイヤなど命に関わる部分はしっかり整備することが前提です。
ポイント⑤:早割などの早期予約割引を活用
車検の予約は早ければ早いほど得をする傾向にあります。一部の業者では「早期予約割引」が適用される場合があり、通常よりも数千円安くなることもあります。
早めに予約することで、希望日に作業を受けやすくなるというメリットもありますし、複数業者の比較や整備内容の検討も余裕を持って行えます。
余裕を持ったスケジューリングは、費用面だけでなく安心にもつながります。
軽自動車の車検業者選びのポイントと注意点

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車検費用の内訳や相場を把握したうえで、最終的に重要になるのが「どの業者に車検を依頼するか」です。
価格だけを基準に選んでしまうと、思わぬトラブルや追加費用が発生することもあります。ここでは、信頼できる車検業者を見つけるためのチェックポイントと、失敗しないためのコツを解説します。
業者は何を基準に選べばいい?
車検業者を選ぶ際は、「価格の安さ」だけでなく、「整備の質」「対応の丁寧さ」「店舗の利便性」なども総合的にチェックすることが大切です。
例えば、ディーラーは価格は高めでもメーカー直系の安心感がありますし、地域の整備工場なら融通の利く対応やアフターケアを重視していることが多いです。車検専門店やカー用品店は費用を抑えつつもスピード感やサービス面で評価されることもあります。
また、見積もり時に明細がしっかり記載されているか、説明がわかりやすいかといった「透明性」も重要な判断材料です。質問にきちんと答えてくれるかどうかを確認することで、信頼性のある業者かどうかが見えてきます。
業者選びでよくある失敗事例とその回避法
業者選びでよくある失敗の一つは、「安さ」だけで選んでしまい、必要以上の整備や不要な部品交換を勧められて、結局高くついてしまうケースです。
また、見積もり時に詳細な説明がなかったため、後から高額な追加費用が発生し、トラブルになることも少なくありません。
こうした事態を避けるには、必ず複数の業者から相見積もりを取り、料金や内容を比較することが効果的です。見積もりに「○○一式」など、曖昧な表記がある場合は、具体的な整備内容を確認しましょう。
また、「本当にその整備が必要かどうか」を自分でもある程度判断できるように、事前に基礎知識を持っておくことも大切です。
実際の評判・口コミを確認する方法
業者の公式サイトに掲載されている情報だけでは、実際の対応品質までは分かりづらいものです。そこで有効なのが、Googleマップや口コミサイトなど第三者のレビューを活用することです。評価の星の数だけでなく、「対応が丁寧だった」「見積もりが明瞭だった」などの具体的な体験談が参考になります。
また、SNSや地域掲示板でもリアルな情報が得られることがあります。
同じ地域で車検を受けた人の意見は非常に参考になるため、検索してみる価値はあります。口コミをチェックする際は、良い点と悪い点の両方を確認し、全体のバランスを見て判断するのがコツです。
軽自動車の車検をお得にするなら楽天Car車検!

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軽自動車の車検について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
普通自動車と比べて、軽自動車は車検費用が安く済みますが、依頼する車検業者によって金額が異なることがおわかりいただけたと思います。
「お得に車検を受けたいけれど、行ったことのない車検業車に依頼するのは不安」
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- 料金の比較をして安いところを探せる
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よくある質問
Q1:軽自動車の車検料金は普通自動車と比べて安い?
A:軽自動車は普通自動車と比べて、車検費用が安い傾向にあります。具体的に「重量税」「自賠責保険料」「検査費用」「整備・部品交換代」が普通自動車と比べて費用が安くなることが多いです。
Q2:軽自動車でも車検費用が高くなる原因は?
A:主に考えられる原因は「重量税」と「部品代」です。
重量税は新規登録から13年経過すると、重量税が高くなります。部品代は走行年数や経過年数などによって、修理や交換が必要になる部品が多くなります。特に走行距離が10万㎞を超えると、多くの部品交換が必要になるため、車検費用も多くなりやすい傾向にあります。
Q3:軽自動車の車検費用の相場はどれくらい?
A:軽自動車の車検の費用相場はディーラーが50,000〜100,000円、車検専門店が40,000〜70,000円、一般整備工場は35,000〜75,000円、ガソリンスタンドが25,000〜70,000円です。ただし、依頼する車検業者や車の状態によって金額は異なります。
Q4:軽自動車の車検はどこに依頼するのがおすすめ?
A:もし、車検費用を抑えたいのであれば、ディーラーではなく車検専門店やガソリンスタンド、一般整備工場に車検を依頼するのがおすすめです。
参考サイト
国土交通省(参照日:2021-4-16)
https://www.mlit.go.jp/common/001403201.pdf
軽自動車検査協会(参照日:2021-4-16)
https://www.keikenkyo.or.jp/inspection/inspection_000008.html

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