2026-07-31
車を当て逃げされた後で気づいたらどうする?警察に連絡すべきケースや判断が難しい場合についても解説

画像出典:photoAC
「車を当て逃げされた!後で気づいた時の対処方法はある?」そんな疑問をお持ちの方必見。軽微な傷がつく程度の当て逃げは、その場でなかなか気づきにくいものです。本記事では、当て逃げに後から気づいた場合の対処法について解説します。
車を当て逃げされた後で気づいた時、どうしたらいいか判断に迷う人は多いのではないでしょうか?
軽微な傷の場合、加害者のドライバーも「このくらい大丈夫かな」と思って立ち去ったり、ぶつけたことに気づかないままその場を後にしてしまったりする場合があります。当て逃げされた後だと、被害者のドライバーも傷がついていることに気づきにくいため、発見が遅くなってしまう場合がほとんどです。
そこで本記事では、車を当て逃げされた後で気づいた時の対処方法について解説します。保険を使って修理するうえでのメリット・デメリットも詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
当て逃げが発生しやすい場所はどこ?

画像出典:photoAC
当て逃げとは、車同士がぶつかる物損事故を起こした場合に、加害者が警察に連絡せずにその場から立ち去ることを指します。多くの当て逃げは、下記の場所で起こりやすいとされています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ショッピングモールなどの駐車場
ショッピングモールやスーパーなどの駐車場は、頻繁に車が行き交ううえに、ドライバーが車から離れる時間が長いため、当て逃げ事故の起こりやすい場所とされています。
停車している際に、横の車のドアをぶつけられる「ドアパンチ」が代表的で、「ドアを少しぶつけたくらいだから」と加害者がその場を立ち去ってしまいやすいのが特徴です。ドアに小さな線傷やへこみが入る程度なので、ドライバーも当て逃げされた後で気づくことが多く、頻繁に起こりやすい当て逃げ事故と言えます。
また、停車中にバックで入庫しようとする車に衝突されてしまう「逆突事故」も駐車場内で起こりやすい事故のひとつです。加害者側の車の後方をぶつけるため、気づかないままその場を後にしてしまい、知らず知らずのうちに当て逃げ事故に発展してしまう場合があります。
せまい路地
道路の路肩やせまい路地に停車・駐車している場合、通り抜けていく車との距離が近くなるため、車同士が衝突したり擦れたりしやすくなります。加害者がその場を後にしてしまうことで当て逃げ事故へと発展します。
停車中に前方・後方から追突されると、車のバンパーやミラーにへこみや傷が入ります。走行している車が衝突してくるため、徐行であったとしても目立つ傷やへこみが入りやすく、当て逃げされた後すぐに気づきやすい事故とも言えます。
月極駐車場
月極駐車場も当て逃げが発生しやすい場所のひとつです。住宅街や駅周辺の月極駐車場では、駐車や出庫の際の接触事故によって傷やへこみが発生することがあります。
また、防犯カメラが設置されていない場合も多く、加害者の特定が難しくなりやすいのが特徴です。毎日同じ場所に駐車しているため、小さな傷に気づきにくく、「いつ当て逃げされたのか分からない」という状況になることもあります。
コインパーキング
コインパーキングも当て逃げが発生しやすい場所のひとつです。利用者の入れ替わりが激しく、不特定多数のドライバーが出入りするため、加害者の特定が難しくなりやすい傾向があります。
また、短時間利用のドライバーも多いため、接触事故が発生してもそのまま立ち去ってしまうケースがあります。一方で、防犯カメラが設置されているコインパーキングも多いため、当て逃げに気づいた場合は、できるだけ早く管理会社へ相談してみましょう。
車の傷は当て逃げ?特徴と見分け方

画像出典:photoAC
車に身に覚えのない傷やへこみを見つけると、「これは当て逃げされた傷なのか、それとも自分で擦ってしまった傷なのか分からない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
実際、当て逃げによる傷と自損事故による傷は見た目が似ている場合もありますが、傷の付き方や場所によっては、ある程度見分けることも可能です。
この項では、車の傷が当て逃げによるものか判断するためのポイントを解説します。
当て逃げによる傷の特徴
当て逃げによる傷には、以下のような特徴があります。
- 相手の車の塗料が付着している
- 線状の擦り傷が一定方向についている
- 傷とへこみが同時に発生している
- バンパーの角やドア部分に傷が集中している
例えば白い車にぶつけられた場合、自分の車が黒色であっても傷の周辺に白い塗料が付着していることがあります。また、駐車場での接触事故では、相手の車が動きながら接触するため、一定方向へ擦ったような傷ができやすいのも特徴です。
さらにドアパンチやバック時の接触事故では、傷だけでなく小さなへこみが同時に発生するケースも少なくありません。
自損事故の傷との違い
自損事故による傷には、当て逃げとは異なる特徴があります。
例えば以下のような傾向があります。
- 縁石に擦った場合はホイールやバンパー下部に傷が集中する
- ブロック塀に擦った場合は長く連続した線傷になりやすい
- ポールに接触した場合は一点に傷やへこみが集中しやすい
また、自損事故の場合は運転中の衝撃や異音を覚えていることが多いため、傷の位置と記憶を照らし合わせることで判断できるケースもあります。
ただし、狭い道でのすれ違いや駐車時の接触など、気づかないまま傷が付いていることもあるため、見た目だけで断定することはできません。
当て逃げか判断できない場合の対処法
傷の原因が分からない場合は、自分で判断せず証拠を残しておくことが大切です。
まずは車全体と傷の部分をスマートフォンで撮影しましょう。傷の拡大写真だけでなく、車全体の写真も残しておくことで、後から状況を説明しやすくなります。
また、ドライブレコーダーや駐車場の防犯カメラ映像を確認できる場合は、できるだけ早く保存しておきましょう。映像は一定期間で上書きされることが多いため、時間との勝負になります。
「当て逃げかもしれない」と感じた場合は、たとえ確信が持てなくても警察へ相談することをおすすめします。結果的に当て逃げではなかったとしても問題はありませんし、交通事故証明書の取得や保険会社への相談がスムーズになります。
車を当て逃げされた後で気づいたら警察へ連絡しよう

画像:photoAC
身に覚えのない傷がついていることに気づき、当て逃げ事故だと感じたら、すぐに警察へ連絡しましょう。なぜ警察への連絡が必要なのか、詳しく解説します。
警察への連絡はなぜ必要
たとえ車についていた傷が軽微な傷であっても、車同士の接触は交通事故にあたるため、警察への連絡が必要です。道路交通法第72条の規定により、交通事故が発生した場合、ドライバーは警察へ連絡を入れ、必要なら負傷者を救護する義務が課せられます。事故の被害者であっても、警察に連絡を入れなければ報告義務違反になるため、当て逃げを発見したら必ず警察に通報をしましょう。
また、事故の証明に必要な「交通事故証明書」は、警察へ届けていることが大前提です。警察に連絡を入れずに交通事故証明書を発行してもらわずにいると、当て逃げされた証明ができず、加入している保険会社から保険金が支払われない場合があるため、注意が必要です。
加えて、もし加害者が出頭してきた場合に、警察に記録を残しておくことで連絡が入るようになり、その後の処理がスムーズになります。たとえ軽微な傷であっても、身に覚えのない傷が入っていたら警察へ連絡するようにしましょう。
いつ当て逃げされたのか分からない場合はどうしたらいい?
当て逃げされた後しばらく経ってから傷を発見したというように、いつ当て逃げされたのか分からない場合も多いでしょう。少しでも当て逃げの証拠を集められるよう、下記の4点を確認してみてください。
ドライブレコーダーを搭載している場合、当て逃げの現場が映っていれば貴重な証拠となります。ドライブレコーダーの映像は時間が経つと消えてしまったり、自動的に上書きされたりするものが多いため、当て逃げのタイミングが映っているのであれば、しっかり保存しておきましょう。
また、ぶつけられたタイミングが分からなくとも、駐車場や街角などおおまかな場所が分かっているのであれば、防犯カメラの映像を確認させてもらえるよう、管理者に依頼するのもひとつの方法です。当て逃げの映像が防犯カメラに映っていれば、こちらも貴重な証拠となります。
もしこのような証拠となる映像がない場合も、警察に連絡を入れるようにしましょう。加害者を見つけることは難しくなるかもしれませんが、交通事故証明書をもらうことで保険の請求がスムーズに行えるようになります。

楽天Carマガジンは、楽天Carが運営するウェブマガジンです。クルマの維持費をお得にする様々なコンテンツをお届けします!
この記事をシェアする!
あなたにおすすめの記事